初心者におすすめの「エアプランツ」7選と基本的な管理方法
LOVEGREEN編集部
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土が不要でも育つことや、場所を選ばず飾れることもあって、エアプランツ(ティランジア)は人気です。成長はゆっくりのため、じっくりと楽しむにもぴったりの植物です。ゆっくりといえど、きちんと生長し、お花も咲きます。飾って楽しめるエアプランツですが、植物なので育てる楽しみもありますね。
「育てるのはなんだか難しそう」「水やりってどうするの?」今回は数あるエアプランツ(ティランジア)の中で、はじめての方でも育てやすい種類と、育て方をご紹介します。
目次
エアプランツ(ティランジア)はどこで買えるの?
エアプランツ(ティランジア)はホームセンターの園芸コーナー・フラワーショップ・インテリアショップ・100均などで取り扱いがあります。常に置いてあるとは限りませんので、見かけたときはチャンスかもしれません。
最近では通販などでも売られており、珍しい品種を購入したい場合は通販で探すのも一つの手です。
エアプランツ(ティランジア)の選び方
葉の痛みが少なく、葉の緑がキレイなものが◎
葉先が茶色かったり、葉の色がくすんでいたりするものはできるだけ避けましょう。色がキレイでしっかりとした株がおすすめです。
葉焼けやハダニなどによる食害に遭っている株は黄色く変色していたり、白い斑模様が出ていたりと見た目で分かるので注意してください。
株元も要チェック
株の根元が腐ってないかも重要なポイントです。触ってみてスカスカしているものや変に柔らかいものは気をつけましょう。
重さがある
手に持ってみたときにズッシリとした重さがある株は水分を多く含んでおり、健康的な株になります。乾燥しているか見た目で分からないものは実際に手にとってみましょう。
エアプランツ(ティランジア)の種類
イオナンタ
イオナンタはエアプランツの中で最もポピュラーな品種と言っても過言ではないでしょう。変種が非常に多く、初心者から玄人まで楽しめます。
イオナンタは開花時が特に美しく、葉が紅葉し紫色の筒状花を咲かせます。画像は一般的にイオナンタの名前で流通しているイオナンタ・グアテマラです。
この他にも桃色に染まるイオナンタ・ピーチや山吹色に染まるイオナンタ・ドゥルイド、覆輪斑が入ったイオナンタ・アルボマルギナータなどちょっと変わったイオナンタもあります。
カプトメドゥーサエ
ギリシャ神話に出てくる怪物、メデューサが名前の由来のエアプランツです。その名の通りうねる葉と壺型のボディが特徴的なエアプランツです。
こちらもイオナンタ同様にかなりの量が流通しており、手に入りやすいエアプランツになります。性質も強健で水好きではあるものの乾燥に強く、発根もよくするので着生させて管理してください。
1つ注意するところがあるとすれば、水やり後きちんと逆さまにして水切りを行うことです。屋外ならば必要ありませんが、屋内の場合は水切りを行ってください。
コットンキャンディ
コットンキャンディはストリクタとレクルビフォリアの交配種になります。両親とも強健かつ花が美しい美花種として有名で、コットンキャンディは見事に親の良い部分を全て引き継いだ優等生になります。
花がとにかく美しく、エアプランツの中でもトップクラスだと思われます。開花後は子株を多く出すのでクランプにしたい方にもおすすめです。
ハリシー
白銀のような葉が美しいハリシーは普及種でありながらCITESⅡに登録されており、自然下ではほぼ絶滅状態となっています。ハリシーはエアプランツの中でも育てやすい人気種です。大きく育ってから咲く花は赤くてとても素敵ですよ。
葉が折れやすいので注意してください。
ブラキカウロス
鮮やか緑色のエアプランツ(ティランジア)です。葉は薄くて柔らかいです。選ぶときは葉が切れていないものを選ぶとよいでしょう。
ブラキカウロスは開花時に全体が真っ赤に染まるものも確認されており、非常に美しいです。水をとても求めるので水やりを多めに行うと順調に育ってくれますよ。
アエラントス
エアプランツの中でも耐寒性があり、特に育てやすい種類です。大きく育てば、屋外管理にも耐えられるくらい強いです。
赤いブラクト(花苞)から濃い青色の花を咲かせる姿は美しく、非常に魅力的です。現在はベルゲリとの交雑種がアエラントスとして出回っているため、本物を入手したい場合は開花確認済みの株を選ぶとよいでしょう。
ブルボーサ
うねった緑の葉が特徴的なブルボーサは球根という意味です。壺のような姿が人気のエアプランツの種類で、水を好みます。開花時には花序と呼ばれる葉が赤く染まり、その草姿も相まって非常に魅力的な姿になります。
また、ベリーズ産のブルボーサは巨大になることで有名で、最大で40cm程度にまでなります。
エアプランツ(ティランジア)の基本的な育て方
エアプランツ(ティランジア)の水やりはどうすればよい?
水やりの目安は週に2回以上
週に2,3回霧吹きスプレーして、水をたっぷり与えましょう。
【夏】夕方〜の涼しい時間
【冬】昼間のあたたかい時間
暑い季節の水やりは朝や昼間にすると、気温上昇で水が温まり株が煮えてしまう原因になります。水やりは涼しくなった夕方から夜にしましょう。
ただし、室内の場合は熱帯夜に注意してください。窓を開けたりクーラーをつけたりしないでいると室温が上がり、最悪の場合蒸れて腐ってしまいます。
水を「たっぷり」の目安は?
エアプランツ全体がびっしょびしょに濡れるぐらいです。
株の中心に水が入ったら、ひっくりかえして水が残らないようにしましょう。特に壺型のブルボーサやカプトメデューサエは注意が必要です。
月1~2回程度のソーキング
通常の水やりを十分に行えない場合は、月に1回程度のソーキングをしてもよいでしょう。エアプランツの種類によってお水の回数は異なります。
ソーキングとは、バケツや洗面器などにたっぷりと水をはり、そこにエアプランツを数時間漬け込むことです。目安として2時間~5時間くらいがよいです。水につけた後はしっかりしたら水を切り、風に当てて乾かします。
濡れたまま置いといてしまうと、腐ってしまう可能性が高いと言われています。
人によって、水やりのタイミングは違うと思いますが、ミスティングやソーキングは夜に行うと良いみたいです。寝る前にたっぷりのお水に漬けておいて、朝起きたら水から出して風通しのよい場所で風に当ててあげるとよいでしょう。漬け込みすぎはエアプランツが痛む原因になります。気を付けましょう。
大事なポイントは水・風・光の3つ
高温と、蒸れ、直射日光は苦手なので、飾るときの環境を気を付けましょう。エアプランツ(ティランジア)は片手で持てる手頃なサイズから、お部屋のアクセントになる大きなものまでサイズも様々です。お部屋や置く場所に合わせて選んでもよいですね。エアプランツのある暮らしをはじめてみませんか。
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