ティランジア(チランジア)の子株の増やし方と子株を大きく育てる方法!
LOVEGREEN編集部
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ティランジアはチランジアやエアプランツと呼ばれている中南米原産の植物です。土が要らない植物として有名ですが、しっかりとした根を出し綺麗な花を咲かせます。
春の開花期が終わると子株が出始めますが、エアプランツには切っても切れない問題があります。
それは、矮小化(わいしょうか)です!
そこで、今回はエアプランツの矮小化とその防ぎ方、さらには矮小化に深く関わっている子株の増やし方についても紹介しようと思います。
矮小化ってなに?
エアプランツの矮小化とは、子株が小さいうちに花を咲かせてしまうことです。
矮小化っていけないことなの?
矮小化は別にいけないことではありません。しかし、エアプランツは株の大きさに比例して子株を多く出します。さらに花の数や花序の大きさも、株が大きければ大きいほど立派なものになります。
そのため矮小化してしまうと子株が少なく、花も見ごたえの無いものになってしまうんです。
原因は?
子株が1つしか出ず、親株に体力が余っていると子株にも栄養をたくさん送りこめてしまい、エアプランツが矮小化する原因になります。
矮小化を防ぐにはどうすればいいの?
ずばり、子株を増やしてあげればいいんです!
とても単純なことのように思えますが、これだけでもかなり変わります。
子株の増やし方
子株を増やすには、2つ方法があります。
1.肥料をたっぷり与える。
2.1つしかでなかった子株を株分けする。
1.液肥をたっぷり与える。
液肥をたっぷり与え、親株の体力をあらかじめ満タンにしておくことで子株の数を増やすことができます。大体、遅くとも花芽が上がってきた辺りから液肥を与えると効果があります。また、開花後にも液肥を与えます。これを追い肥と言います。
液肥は1000倍希釈したものを使用します。水やり2回のうち、1回のペースで与えて下さい。
冬に花芽があがってきた場合は水やりを週2回にし、そのうちの1回を液肥を与える日にしてください。濃度は2000倍希釈から始め、2週間を経過したら1000倍希釈にしましょう。
液肥と活力剤についてはコチラです。
2.1つしかでなかった子株を株分けする。
まれに、子株が1つしか出ないことがあります。そのまま放置していると矮小化する可能性があるので、思い切って親株から株分けしてしまいましょう!
親株に体力があるときに子株が無くなると、親株は子孫を残そうとして新たな子株を出すことがあります。
実際に冬に開花し、子株を1つしか出さなかったティランジア・ブラキカウロス × ティランジア・ストレプトフィラの交配種ですが、株分けしたところ新たに3つの子株を出しました。
親株です。
株分けした子株です。早めに株分けしたので、かなり小さいです。
新たに3つ出てきました。子株らしい形に生長しており、ここからグッと大きくなります。
まだ出始めたばかりの子株です。注意してみないと発見できないほど小さいです。
こちらもまだ出始めたばかりの子株です。大きくなるのが楽しみです!
このように3つ出てしまえば矮小化する心配はほとんどいりません。ですが、この方法は必ず増えるというわけではないので、日ごろから液肥を与えておくのがいいと思います。
既に子株が1つしか出てないという方はぜひ挑戦してみてください!
株分けの方法はコチラです。
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