大掃除は段取りが重要! 掃除を始める前にしっかり計画を立てよう。
小野寺葉月
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そろそろ大掃除の季節。年末の大掃除は範囲が広いこと、また日ごろは一人で行っている掃除を家族で分担して行ったりするので、事前の段取りが非常に大切です。基本的な掃除のポイントを理解して、大掃除の段取りをしっかり組むことについて伝えします!
目次
大掃除の準備しよう!
まず、部屋の見取り図をかきます。可視化することで、スケジュールも立てやすくなります。
頭の中だけでイメージすると、掃除のし忘れや掃除用具の買い忘れなどが発生するため、時間がかかると同時にやる気がどんどん削がれていきます。
さて掃除しよう!と思ったらブラシがない!?あーしまった洗剤が切れてた!仕方ない、買い物に行く・・・?でも今日寒いし、買い物に行って帰ってきたらもうご飯の支度しないといけないし・・・うん、掃除は次のお休みでいいか・・・となる私が余裕で想像できます。
掃除の手順を考えてみよう。
何事もそうですが段取りが8割です。掃除の基本ポイントは
1.上から下へ
2.奥から手前へ
3.軽い汚れからしつこい汚れへ
詳しくご説明します。
1.上から下へ
部屋の上から下に向かって掃除をします。照明のかさや天井など高い部分から掃除をします。床掃除をした後に高い位置の掃除をしてホコリが落ちてしまうと下に落ちたホコリを再度拭き取らないといけません。
2.奥から手前へ
どこから掃除するかを考える時に意識したいことですが、玄関を手前と考えて、家の奥から手前にホコリを掃きだして綺麗にしていきます。
こうすることで掃除した場所を踏まずに済みます。フローリングなど雑巾がけした場所を踏んでしまうとまたすぐ足の跡が着いてしまいます。このポイントを心がけると、二度手間にならず掃除ができそうです。
3.軽い汚れからしつこい汚れへ
汚れには軽い汚れとしつこい汚れがありますよね。さっとから拭きで落とせる汚れから、つけ置きをしないと落とせない汚れがあります。初めから気合を入れてしつこい汚れに取り組むと、疲れてしまいそのあとの掃除に支障が出る場合があります。
また、洗剤の使い方も同じことが言えます。早く汚れが落としたくて強力洗剤を使ってしまうと、家具などの材質によっては傷めてしまったり塗装が剥げてしまうこともあります。最初から強力洗剤使用するのではなく、軽い洗剤で落ちなかったら、少し強い洗剤に変えていくようにしていきましょう。
この基本の3つを守ることで、二度手間にならずに掃除を進めることができます。
掃除の優先順位とは?
掃除したい場所をすべてピックアップしたあとに、実際スケジュールを立てます。
しかし年末年始はパーティや忘年会、帰省など何かと忙しいもの。すべての場所は掃除できないこともありますよね。そんな時は掃除場所の優先順位を自分なりに設定してみましょう。
優先順位が高い掃除場所としては
「いつも掃除できない掃除をするのが大変な場所」「お客様から見える場所」
「いつも掃除できない掃除が大変な場所」は例えば「レンジフード・換気扇」ですよね。「お客様から見える場所」は、「玄関」「トイレ」「リビング」などでしょうか。日常的に掃除している場合は、逆にいつも見えないところ「冷蔵庫の中」や「レンジの中」、「テレビの裏」など掃除をするのもよいでしょう。
スケジュールを考える時にはお天気も大切。張り切ってカーテンを洗濯したらずっと雨だった!なんてことのないようにしたいですね。
また、掃除の前に片づけや断捨離をする場合もありますよね。その場合、ゴミの日や粗大ごみの日程も把握して日程を組みましょう。年末は日程が変更になっていることもありますよね。せっかく掃除をしようと思ったのにごみが出せずに、玄関に置いておくなんてことのないようにしたいですよね!
掃除と片付けの違い
掃除と片付け、混同していませんか?わたしは混同しがちです。部屋がぐちゃぐちゃな時に、「部屋をきれいにしよう、しなくては」と思うのですが、それはつまり部屋が散らかっており、片付けができていないということです。
くわえて、片付けられていない状態が継続しているため、出しっぱなしのものの上にホコリがあったり、掃除をする段階まで行っていないため、汚れが溜まっている状態。
掃除・・・汚れを落とす、汚れのない状態にすること
片付け・・・物をもとあった場所に戻すこと
部屋が散らかっている場合、掃除しよう!という前のステップとして片付けよう!があるはずです。
所定の位置に物が収まってから、掃除がスタートするんですね。そう考えると、大掃除に取り掛かる前に、部屋が片付いている(物が所定の位置に収まっている)ことが前提条件となります。
庭やベランダの掃除はいつする?
庭やベランダの掃除は、12月の前半など、寒くなりすぎない時期に済ませるようにしましょう。寒冷地で例年積雪がある土地は、雪が降るまでに庭掃除を終えておきましょう。夏や秋に活発だったつる植物の枯れ枝、野菜の苗の後片付けは終わっていますか? 中身のない鉢やプラスチックのコンテナなど、もし使う予定がない場合はこのタイミングで処分してしまいましょう。
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庭木の剪定は11月、12月が向いています。大掃除の一環として剪定を行うのも良いですよね。
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実践! 掃除の進め方
今回は私も見取り図を簡単に描いて計画を立てました。
併せて掃除に必要な道具もかき出しておきます。ないものはまとめて買い出しへ行けるようにしておきます。
1日目
①カーテン②天井・照明③床(和室)
2日目
①風呂②トイレ③洗面所④窓
3日目
①シンク・コンロ②リビングキッチン床
4日目
①換気扇②観葉植物の葉を拭く
私は一人で掃除をするので、今回は4日かけて終わらせることにしました。しかし、1日中ではなく、半日ずつとしています。このリストの中で、例えば1日目の②天井・照明や3日目の③洗面所など、そこまで時間がかからないところは平日に終わらせておき、残りをまとめて行うことも出来ますよ。
何名かで掃除を分担する場合は、
Aさん
①カーテン②天井・照明③床
Bさん
①風呂②トイレ③洗面所④窓
Cさん
①シンク②コンロ③換気扇
全員
観葉植物の葉を拭く
複数人で掃除に取り組める場合は、日程を調整して1日で集中して終わらせるか、「29日までに各自担当場所の掃除を終えること」などルールを設定して取り組みましょう。作業が終わった人から〇〇の場所を掃除する、などの項目を定めてもよいでしょう。生活パターンによってどうしたら一番効率よく掃除できるか考えてみて下さいね。
観葉植物の葉を拭く
パッと見てもわからないのですが、観葉植物の葉には意外とホコリが積もっているものです。
水気を絞った柔らかい布で葉の付け根から葉先に向かってホコリを取り除いていきます。日ごろは気づかなかったカイガラムシやハダニなどに気づく機会でもあります。たくさん鉢がある場合は、何日かかけて拭いていたり、何人かで一斉に取り組むのも良いでしょう。
いかがでしたか? 大掃除は原則を理解すること、ダンドリをきちんと組むことで効率がかなり変わってきます。具体的な掃除方法は関連記事をご参考くださいね。
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