気になる室内を消臭しよう!お部屋別の臭いの原因対策とおすすめハーブ

小野寺葉月
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生活しているとどうしても出てくるのが生活臭。場所別に出るイヤな臭いとその対策についてまとめました。消臭したあとのおすすめの香りとしてフレッシュハーブをピックアップしました。
目次
イヤなにおいの原因
家の中で発生するイヤなにおいはいくつかの種類があります。 ニオイの問題を解決する時、2つのポイントがあります。
◆湿気を防ぎ、細菌の繁殖を抑える
◆香り付けは臭いの元を取り除いてから行う
臭いの種類ごとに原因と対策を見ていきましょう。
ハーブアレンジ
フレッシュハーブはスワッグのように結って下げてもいいですし、そのままさっと花瓶に活けても。紹介しているハーブは葉をちぎったり指先で揉むと香りが出ますよ。
重曹消臭剤
重曹にハーブ油やアロマオイルをたらして混ぜると重曹の消臭剤ができます。靴箱など臭いの気になる場所に置いておくだけで効果が。冷蔵庫の中などにも。2~3週間で交換しましょう。
玄関の消臭方法とおすすめハーブ
靴は履いたら必ず乾燥して湿気を取る
玄関で臭いが気になるのは、ほとんどが靴に原因があります。人が1日の間で足にかく汗の量は、なんとコップ一杯分の汗をかくと言われています。1日はいていた靴をすぐ箱や靴箱にしまってしまうと、靴の中にはまだ湿気が残っていますから、雑菌が発生しやすくなってしまいます。雑菌は臭いの原因になります。まずは乾燥させて湿気をなくし、可能ならば洗濯しましょう。そのあとも完全に乾燥させないと雑菌が繁殖してしまい、臭いが出てしまうことになりますので注意しましょう。
洗えない靴はどうするか
革靴やハイヒールなど、洗濯ができない靴はどうしたらよいのでしょう?通常の靴と同様、履いた後は乾燥させます。そのあと、いくつかの方法で消臭することが期待できます。
◆10円玉を3~5枚靴に入れておく
◆コーヒーやお茶のガラを袋に入れて靴に入れておく
こういった方法で消臭することができます。
靴箱の掃除をする
靴箱も湿気がこもりやすく、においの原因になります。とくに、湿気の残っている靴を入れたままにしておくと、季節によってはカビが発生してしまうことも。靴箱がカビてしまったときは、消毒用エタノールを含ませた布で拭き掃除をします。拭き掃除をしたあとはしばらく換気しておきましょう。その後も、週に1度は換気をすることをおすすめします。
玄関マットを交換(洗濯)する
玄関マットも臭いの原因になっている場合があります。玄関マットはなるべく洗濯可能な素材にして、2週間からせめて1か月に1度は洗濯しましょう。
おすすめハーブ
ユーカリ
オージープランツの代表格であるユーカリはハーブとして精油などでも人気。
ユーカリ
- ユーカリはフトモモ科ユーカリ属の常緑高木です。自生地では100m程の高木になるものもあります。ユーカリは非常に種類が豊富で現在確認されているものだけでも800種は優に超していると言われています。 ユーカリは枝葉の他、花や果実にも芳香があるのが特徴です。リラックス効果や虫除け効果があると言われ、精油やハーブティー、化粧品などで利用されています。 最近ではユーカリの切花も人気で、生花店の店頭でも頻繁に見かけるようになりました。ドライフラワーになりやすいというのも人気の理由で、スワッグやリースなどの花材としても多く利用されています。 ユーカリは品種を選べば日本でも庭木として楽しむことができる樹木です。ただし庭植えにすると思いのほか高木になるので、植える場所を考えてからにしたほうがいいでしょう。鉢植えのユーカリは剪定を行うことで、ある程度サイズの管理ができます。 ユーカリの葉はコアラが食用にすることでも有名ですが、ユーカリの葉であれば何でもいいということはありません。実際にコアラが食用とするのは800種以上もあるユーカリのうちの数種類だそうです。
ユーカリはざっくり束ねて麻ひもで結い、口の広いビンに入れておくだけで様になりますよ。
ローズマリー
料理から掃除まで幅広い用途があるローズマリー。清涼感のある香りで人気のハーブです。
ローズマリー
- ローズマリーは、地中海沿岸地方が原産の常緑性低木です。ローズマリーは食用から化粧品まで幅広く利用されているハーブです。清々しい香りが特徴のハーブで、煮込みからグリルまで色々な料理に使われています。 ローズマリーは非常に強健で、乾燥した痩せ地でも育ちます。また強風にもよく耐える性質なので、非常に育てやすい植物です。ローズマリーには真っ直ぐ上に伸びる木立性と地面を這うように伸びるほふく性があります。ほふく性のローズマリーはグランドカバーとしても人気があります。ローズマリーは春から秋にかけて、青から青紫、またはピンクの小さな花を咲かせます。ローズマリーの花は環境さえあえば四季咲きです。
ミニリースにして飾るのも素敵。ローズマリーは乾燥しても香りが残ります。
リビングのにおい対策とおすすめハーブ
リビングの臭いの原因はさまざまで、いわゆる複合臭といわれるものがほとんどです。キッチンからの料理のにおいやタバコなど、さまざまなにおいが組み合わさり、カーテンやソファ、マットなどファブリックに染みついている場合が多いです。
灰皿にコーヒーがら
灰皿にコーヒーがらをしき、タバコを吸ってもらうと消臭を期待でき、においを抑えられます。
茶葉を炒る
使い終わった緑茶のお茶っ葉。これをフライパンで乾煎りすると、緑茶の香りが部屋に広がって消臭を期待できます。癒されるかおりが広がります。
重曹スプレー
重曹小さじ2~3杯と水(100ml)を混ぜたものをソファやマット、カーテンにスプレーすると消臭効果があります。消毒エタノールスプレーをしたあと、乾燥してから重曹スプレーをかけると消毒&消臭を期待できますよ。
おすすめハーブ
ペパーミント
ペパーミントはすっきりしたメントールの香りのハーブです。
レモンマートル
レモンマートルはレモンと名前がついていますがレモンのなかまではありません。しかし、レモンの香りの成分であるシトラールという成分がレモンの20倍も含まれているんです!オーストラリアでは精油に抗菌作用があるとされ、薬用として用いられています。
レモンマートル
- レモンマートルは、オーストラリアのクイーンズランド州の海岸沿いやブリスベンからケアンズにかけての亜熱帯性地域に自生する常緑低木です。自生地では3mから大きいもので10m以上になります。6月~7月頃に1本の花茎から白からクリーム色の小さな花を多数開花させ、現地では満開になるとクリーム色の花で木全体が覆われるほどです。 レモンマートルは、レモンよりもシトラールの成分が多く、葉からは強い清涼感のある香りがします。オーストラリアの先住民のアボリジニは、古来から料理や抗菌作用があるため薬草として利用してきました。 レモンマートルの葉は、お茶や料理、デザートへの香り付けに使われています。また、メディカルハーブとしてアロマテラピーでも人気のあるハーブのひとつです。香りが良く抗菌作用があることから、化粧品類の香料としても使われています。
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