「Sister Chalkboy」サラ・ガリー / 花や植物をモチーフにしたイラストに注目!

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プロフィール

■名前: サラ・ガリー
■職業:イラストレーター
■出身地: 横浜
■活動拠点:東京・神奈川

 

自己紹介をお願いします。

東京生まれ横浜育ちで、イラストを描いています。イラストは、チョークグラフィックからはじまりカラフルなサインペン、水彩などいろんな画材をつかって取り組んでいます。

 

サラさんがイラストのお仕事をするまでの道のりを教えてください。

幼い頃から絵を描くのが好きでした。高校生のときに、大学受験で一番行きたいところに試験で落ちてしまい、旅も行きたいし絵も描きたかったので、働きながらお金を貯めて旅をすることにしました。1年半ぐらいしたときにやっぱり勉強したいと思い、京都に行きたい芸大を見つけて、通信性の学部に入りました。当時はヌードデッサン部に入ったり、メインは美術史など芸術の勉強していました。

 

2年くらい経ったとき震災が起こり、それを機に自分は何がしたいんだっけというモヤモヤから大学を休学して、半年くらい海外でバックパックして、自分を見つめなおす旅に。その後、日本に戻ってきて美術館でアルバイトしながら学校へ行きましたが、社会人としてしっかり仕事をしようと思い出版社の営業部へ入社。1年半ほど経った頃、当時の社長に仕事以外にもやりたいことがあったら今やったほうがいいと言われ、やっぱり絵を描きたいと気持ちから、思いきって会社をやめることにしました。

会社をやめた後は横浜の実家にもどります。丁度その頃に実家の近くで、以前からインスタグラムで見ていた黒板にチョークグラフィックを描くアーティストのCHALKBOYのイベントがありました。そのイベントのお手伝いをCHALKBOYのインスタグラムで募集していて、連絡したところ当日お手伝いすることに。

 

イベントのお手伝いをした後、CHALKBOYが丁度本を作りはじめている頃でピクニックの撮影があるからお手伝いも兼ねてあそびに来たらとお誘いいただきました。そのピクニックのときに氷や飲み物の買い出し、セッティングのお手伝いをし、ピクニック後の表参道にあるお店の撮影にも付き添いました。そのときに、CHALKBOYから実はアシスタントを探してるんだけどと声をかけてもらい、彼自身にも彼の活動にもとても魅力を感じていたわたしは、わたしで手伝えることがあればぜひ!と、アシスタントになりました。3回目に会ったときに、妹分という意味のSister Chalkboyと名前をふたりで思いつきました。

アシスタントの主な作業は、メールのやり取りやスケジュールの管理、ワークショップの手伝いなどです。その合間に、ちょっと描いてみる?と言われ、チョークでイラストを描くように。その後、気づいた頃には独立を目標にするようになり、CHALKBOYに手取り足取り多くのことを教えてもらいました。半年ぐらい経った頃からひとりで仕事をするようになり、今では完全に独立して活動しています。

 

花・植物を描くようになったのは、いつ頃でしょうか。

絵自体は幼い頃から大好きで描いていましたが、花や植物を描くようになったのはCHALKBOYに出会ってからです。

CHALKBOYがあしらえでよく文字の周りに植物を描くんですが、この辺にこんな植物描いてと頼まれたことがあって、そっくりには描けないから、まず見よう見真似でスケッチしました。そこからどんどん好きになって図鑑などをみて描いていくうちに、どういう形があるんだろう、どんな風に生えているんだろう、などと描いているうちにどんどん楽しくなっていきました。

 

思い出に残る植物や花やそのエピソードはありますか。

父がロサンゼルス出身なのですが、去年の6月に祖父が亡くなり帰省したときのことです。祖父の家の裏庭で、日本で見ることのできない植物を多く見ました。そのときから植物に注目するようになりました。

 

祖父の家の裏庭で咲いているアガパンサスをみると10年前に亡くなった祖母を思い出します。

 

ちょうどそのとき、横浜の商業施設「たまプラーザテラス」の6周年のコンペに出すことになって祖父のお庭のまわりにインスパイアされた植物を描こうと思い、ざくざくと色合いを使ったイラストを始めて描いてみたんです。

 

見事コンペに通り、たまプラーザテラスのメインビジュアルを描くことができました。

 

その後、参加したイベントでお花のカード屋さんをはじめてやりました。そこでステーショナリーの会社の方に、グッズにしましょうとお声をかけていただき、2018年のカレンダーと手帳を作ることに。ステーショナリーが包まれているパッケージの付属の紙には、祖父の裏庭の植物たちにインスパイアされたシリーズですと書いています。シリーズ名も「裏庭にて」というタイトルにしていて、アメリカの親戚も喜んでくれるといいなと思っています。

 

サラさんが思う、花、植物の魅力を教えてください。

植物をスケッチする時に思っていることは、形や色彩の表現が本当に無限にあるんだなということ。自分の想像を遥かに超えることばかりで、自然には敵わないなと思っていつもイラストを描いています。植物には学ぶことばかりです。

 

自宅で育てている植物や花について、どんな種類がいますか?

実家ではたくさん植物を育てていますが、いまは引っ越してきたばかりなのでまだまだ少ないです。先日、赤いサルビアとトウガラシの仲間を近所のお花屋さんで購入しました。サルビアを選んだのは、ビビットな赤にピンときたのが理由です。もっとたくさんの植物を育てたいと思っています。室内にも高さのある樹木を置きたいです。毎朝話しかけながら水やりをしていて、植物がいるだけでパワーをもらえます。

 

これから取り組んでいきたいことや夢などあれば教えてください。

CHALKBOYと出会ってチョークグラフィックの世界を知り、それからは技術を習得したり色々なデザインを見るようにしたりととにかく一生懸命でした。最近は、自分がどんな絵を描いていると楽しいのか、少しずつ分かってきた気がします。これからもどんどん自由に、自分らしい絵を描いていきたいなと思っています。

 

最後に何かあれば一言お願いします。

絵を描くことは本当に楽しいです。植物が好きな方は、ぜひご自宅にあるお気に入りの植物をスケッチしてみたらいかがでしょうか。なんとなくみているだけでは気づかなかった形や色を見つけて、植物がますます愛おしく感じられるかもしれません。

 

絵に描いて記録として残すと写真を撮るときとはまた違った、よりすてきな思い出になりますよ。ぜひ自分らしい花・植物の絵を描いて、楽しんでみてください!

 

Sister Chalkboy サラさんの
イラストを見てみよう!

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