「フローラ黒田園芸」黒田健太郎さん/アーティスティックな寄せ植えと雑貨コーディネート

黒田健太郎さんの暮らしの中の植物やお気に入りは？

ご自宅で育てているお気に入りの植物がありましたら教えてください。

家での植物の話といえば、室内に観葉植物を置きたいと奥さんからリクエストがあってゴムの木を育てていたのですが、光が当たらない場所に置いていたらすぐに葉が黄色くなって元気がなくなったことがあります。慌てて玄関の外に出して光を当てたらものすごく元気になりました。ゴムの木は比較的光が無くても育つと言いますよね。以前私は店員としてそれを言っていたんだけど、やっぱり植物には自然の光と風が必要だと実感した出来事でした。

園芸店やお花屋さんでよく行くショップやおすすめのショップがありましたら教えてください。

まずは、フローラ黒田園芸がおすすめです(笑)。

 

フローラ黒田園芸は、季節の花苗や多肉植物、観葉植物、ティランジアのほか、ガーデニング用品や雑貨を扱っています。

 

敷地内には小さな庭（サンプルガーデン）もあります。それから、気持ちいい緑の景色をゆったり眺めてもらう場所があったらいいな。ということで作り始めた小屋やあずまやなどのDIYもぜひ見てもらいたいところです。

 

お店のディスプレイや撮影の時の必須アイテムになるドライフラワーの多くは、庭の花や実、葉っぱや枝などで作っています。店内の作業台周辺に、撮影の背景用に集めた様々な雑貨とともに置いてあります。

お店の近くにある畑で育てた野菜や果物がお店に並ぶこともあります。今はサツマイモですね。近所の幼稚園の子供さんたちに芋掘りを楽しんでもらったりもしています。いつも馴染みの幼稚園のメンバーで満員御礼です(笑)。

他のお店だと、すぐそこにあるドイト花ノ木与野店が好きです。ドイトというホームセンターの園芸売り場なのですが、黒田園芸で仕入れていない花材が売っていたりして、高校の先輩が働いてることもあってよく行きます。あるカラーリーフが撮影用に1ポットだけ必要なんだけどうちで仕入れていない時、ドイト花ノ木に買いに行ってうちの苗と合わせて寄せ植えを作ったり。いつもとてもお世話になっています(笑)。

お気に入りの公園がありましたら教えてください。

近所の与野公園がおすすめです。バラが無造作にいっぱい植えてあります。昔このあたりは与野と言ったんですけど、与野はバラが有名で「ばらまつり」っていうバラの祭りがあるんです。5月の中旬ですかね。お祭りでバラの苗が売っていたり様々なお店が出たり、仮面ライダーショーなんかの催し物が開催されたりするんです。残念ながら忙しいシーズンなので行くことはできず、車の中からきれいに咲いてるなぁ。と、楽しそうな雰囲気を見ながら通ることが多いです(笑)。

植物以外の趣味がありましたら教えてください。

趣味ってほどかわからないですけど、車と映画でしょうか。ドライブ行きたいなぁ。車買ったのになぁ。という感じでそれほど乗れてないんです。四輪駆動の車が好きで、家族でドライブ行きたいなぁ。といつも思っています(笑)。

映画は、最近一人映画を覚えまして、いろんなジャンルの映画を一人でふらっと観に行くことを楽しんでいます。色んなジャンルを観ますが、最近は中井貴一さんの「記憶にございません！」を観てすごく良かったです。できることなら月に2回行きたいなと思っています。

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黒田健太郎さんのこれから

黒田さんが今後取り組んでいきたいことや夢を教えてください。

夢とか大それたことじゃないんですけど、撮影撮影で店をおろそかにしてはならない。と思っています。いつも何よりお店が大事だと常に考えていて、30分でもいいから外で手を動かしてきれいにディスプレイすることを心がけています。どんなに忙しくても、30分でも集中して手をかけると、ものすごくきれいになるので。DIYで作った小屋なども、古くなってきたものをリメイクしたり、さらに新しいものを建てたりしてとにかく来てくれたお客さんに楽しんでもらいたいです。

あとは、寄せ植え、リース、壁掛けなどの他にポット苗を植える何か新しい植え方を作れたらいいなと思います。壁に掛けて飾る方法を考えた人、すごいですよね。

最後に一言お願いします。

植物と向き合っていると、一年が本当に早いんですよ。自分に「仕事ばっかりやってないでたくさん遊びましょう。」と言いたいところですが(笑)、おかげさまで仕事をいっぱいいただいているので、引き続き一生懸命頑張ります！

 

黒田健太郎さん、とても貴重な楽しいお話をありがとうございました！

黒田さんが作る寄せ植えはとてもアーティスティックで奥深く、雑貨とのコーディネートも抜群に素敵で、そんな世界観を創り出す黒田さんはどんな方なのかお会いするのがとても楽しみでした。

今回、Botapii寄せ植え撮影と同時にボタニカルピープルの取材に伺ったので、黒田さんの寄せ植えの技術も近くで拝見することができ、あのアーティスティックな寄せ植えは黒田さんの手でこのように作られるんだと感動。実際にお会いした黒田さんはとても楽しくて温かい方でした。何よりお店を大事にしていて、言葉にはされないのですが社長であるお父様と、共に働く弟さんを尊敬・信頼して3人でお店を良くしていくために真っすぐに注力されていることを強く感じました。

 

フローラ黒田園芸のホームページの中にある「フローラ物語DIY編」でも、お父様、黒田さん、弟さんの3人が力を合わせてお店を作ってきた歴史が感じられてとても微笑ましいです。

 

フローラ黒田園芸には、植物との暮らしを楽しくするアイデアがちりばめられています。植物と雑貨・DIYを合わせたオシャレなディスプレイを見ると、庭づくりやインテリアの参考になりとてもわくわくします。

アットホームでもありながらオシャレな店構えで、地域からも愛され全国からも人が集まるフローラ黒田園芸は、男女関係なく植物好きにはたまらないお店です。お店に行けば、普段メディアでなかなかお見かけできない黒田さんのお人柄にふれることもできるかもしれません。ぜひ、お店にお立ち寄りください。

黒田健太郎さん執筆のご紹介

「素敵に飾る小さな庭」「12ヶ月の寄せ植えレシピ」「365日の寄せ植えスタイル」「ハンギングを楽しむ寄せ植えノート」「健太郎のGarden Book」など多数。
「園芸ガイド」「Garden&Garden」「趣味の園芸」などの雑誌でも活躍中。黒田さんの寄せ植えが多数掲載されています。

▼「手づくりのスタンドに季節の花を　素敵に飾る小さな庭」の書籍はこちら

 

 

お店では黒田健太郎さんの寄せ植えが一年中楽しめる「12ケ月の小さな花のある暮らし」カレンダーも販売中でした。気になる方はお早めに。

▼「12ヶ月の小さな花のある暮らし」のカレンダーはこちら

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グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定２級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。