固定概念を捨てて、もっと植物を通し、様々な表現をしていきたいと思っています。
LOVEGREEN編集部
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イベントや様々なメディアで活躍している花生師・岡本典子さん。普段のお仕事や、ご自身のガーデニングのこと、花との関わりなど、アトリエでのインタビューを紹介。
プロフィール
■名前:岡本 典子
■職業:花生師
■出身:東京
■ボタニカル歴 24年
自己紹介
短期大学の園芸学部を出て、その後就職活動せず、イギリスでお花を学びました。帰国してから、六本木の「ゴトウフローリスト」に勤め、その後ご縁があって青山のライフスタイルショップ 「アイ・スタイラーズ」というお店を立ち上げの一員として勤めました。1階のフロアがわたしの花屋でした。ここで経験を積み、その後二子玉川に「Tiny N」という花屋をオープンしました。自分でこじんまり、きちんと丁寧なことをしたいと思って、あえて小さい花屋にしました。
―普段のお仕事について教えて下さい
今は花屋という店舗は構えておらず、花にまつわるお仕事をしています。一番中心としていることが撮影関係のお仕事です。他にもイベント出店やパーティの装花。ひとつのことに絞るのがあまり好きじゃなくて。あらゆることをちょこちょこと。特にこの時期(春)こう言うスタイルになって本当よく気づくのが、いろんな業界で花が求められること。インテリアも、アパレルも、フードも本当にあらゆるところで小さいものから大きいものまで様々なシーンにお花があります。
―植物を好きになったきっかけはどういったことですか。
母の父(祖父)が奈良に住んでいました。祖父が趣味で園芸をしている人で、庭で夏野菜のほとんどを育てていました。それが畑ではなくて、庭の花壇みたいにしていたのがすごく素敵で。本当に絵本に出てくるような整った可愛い畑でした。トマトやナス、オクラにキュウリ、とうもろこし、ヘチマ、スイカ、メロンとあらゆるものをそこで見て、それが楽しかったです。思い出として鮮明に覚えています。庭を見るのも好きだし、祖父が庭をいじりながら私たちをかまって喋ってくれるのが大好きでした。この思い出が発端かな。自然にスイカがごろんとあって、祖父が傷つかないようにスイカの下に藁を鳥の巣のように敷いていたり。すべてが学んだというか。こうやってなるんだと。おかげで土いじりが大好きになっちゃって。仕事としては切り花ですが、趣味としては土いじりが大好きです。
-初めて育てた植物は何ですか?そのときの様子なども教えてください。
何だろう…シソだったような。シソは、種をもらったのがきっかけだったと思います。とるのがもったいなくて、すごい大事にとっていっぱい収穫しないでちょこちょこ摘んで。イギリスに住んだ時もその名残でシソを育てていました。
育てている植物やガーデニングについて
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