固定概念を捨てて、もっと植物を通し、様々な表現をしていきたいと思っています。
LOVEGREEN編集部
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-ご自宅の庭はどういった様子で、どんな植物を育てているのですか?
ハーブ系は結構育てていて、テイカカズラ、羽衣ジャスモン、白いモッコウバラなど。香りのよく、這う感じのものを育てています。羽衣ジャスミンは満開の時に窓を開けていたらふわっといい香りがして、香りも楽しめます。植物が好きだから庭にいようと思ったら、1日中いれますが現実的にはそうはいかないです。朝の何分かは庭にいれるのですが。なので自分の中では「ものぐさガーデニング」と呼んでいて、できるだけ手をかけずに生き残ったものが今のスタイルで育てられるものだと思い、最初始めました。ものぐさになっても育つように、最初はすごい頑張って土が荒れていたのものも掘り返して、根っこを取ったりして整えました。
庭だから、ある程度手を加えて育てていくものだと思うけれど、それ以外の楽しみができるのはアスファルトではない、土があることの楽しみ。一年草の種とか、わかるものもあるけどわからないものもあったりなんですが、ばーっ!とまいて。何がでるかわからない(笑)楽しまないと意味がないから。気楽に、ものぐさで。今の自分のライフスタイルにはそんな感じです。
ー自然にはたくさんの気づきがあると思います。岡本さんがガーデニングを通じて気づいたことや、発見したこと、ときめいたことなど教えてください。
切り花にも通づるのですが、花屋さんとかに行くと、とても商品価値のあるすごく完成されたきれいなものが売られていたり、並んでいて、一般的にそれが魅了的とされているんだなと思うんですけど、花は蕾の時もかわいいし、咲いてきてもかわいいし、開ききっちゃってだらしない感じもかわいいし、その後の実のついていく感じとかも…たいていが緑っぽいところから、赤なり、色づいてくるじゃないですか。完全に色づいたときも、もちろん熟しててエロスなんですけど…その熟すまでの緑と赤なり黒なりが混じったあの色を見逃すのはもったいないと思ったりとか。種が落ちたり、食べられちゃったりとかいろんなことがあり、いろんな発見があります。私が植えたわけではないものが育ったり。例えば、毎年同じ場所から1本だけチューリップが咲いたり。ボリジなどは種が飛ぶので、翌年植えたとこじゃないとこにはえてくるのが愛しくて。わー!今回こんなにとばしたの!みたいな(笑)そういう発見、 毎年楽しいです。こぼれ種にキュンキュンします。
―植物にまつわる、思い出に残るエピソードなどありますか?
切花で仕事をしていて、頭に花をいけるイベント事をしているのですが、もともとはモデルさんや女優さんにアパレル誌やショーでというところから始めたんです。最初に女優さんにいけた時にすごい感動の仕方で。「わあ…。」みたいな、内面からわっとなっているのが私にも伝わってきて。「女優という仕事をしてきて、普通だとこんな経験はできないから、本当にこの仕事をやっていてよかったと思った。」と言われることが何度かあって。そんな事を感じるなら、いろんな人が感じて欲しい。職業に関係なく、いろんな人にいけちゃえと思ってイベント出店でいけています。花を頭に盛るとおばあちゃんも、小さい子供も同じ反応なんですよ。
「わ~っ…」て。あのいけられた人の反応が、もうやみつきです。
頭に花を飾るって、ただイベント事でやってるんでしょというところもあると思うし、それでもいいですが、つけると恥ずかしわけですよ。嬉しいような恥ずかしいような。その恥ずかしいでやらないなんて勿体無い。生きている間にこんなわーっていう思いを知ってほしいので流行らせたいです。頭に花をいける事が恥ずかしくない、もしくは嬉しいということを伝えたいです。
花を飾るときに大事にしていること
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