お正月のおせち料理に作りたい♪おめでたい野菜の切り方
LOVEGREEN編集部
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おせち料理に使われる食材や切り方には、じつは全てに意味が含まれています。ひとつひとつを紐解くように、野菜を切っていきましょう!
おせち料理を華やかにする「おめでたい」野菜の切り方をご紹介します。
目次
おせち料理の起源と意味
お正月のおせち料理の起源をたどれば、日本人が米を作り始めた弥生時代にまでさかのぼります。
季節折々に収穫される作物に対し、自然の恵みに感謝して、神にささげたことが「節供料理」すなわちおせち料理の起源です。
時代とともに、邪気払いや不老長寿の祈願行事としての意味を強めますが、特にお正月は大切な1年の始まりに欠かすことのできない大切な節目として「おめでたい」意味を込めた料理を作ります。
せっかく「おめでたい」おせち料理を作るなら、使う食材にも「おめでたい」意味を込めたいですね♪おせち料理に使われる食材や切り方には、じつは全てに意味が含まれています。ひとつひとつを紐解くように、野菜を切っていきましょう!
おせち料理|にんじんの切り方
にんじんは、おせちに欠かせない野菜の代表の一つですね。にんじんの色が赤い色をしていることから「寿」を意味する野菜として使われます。寿という言葉には、祝い事や長寿という意味が込められています。
ねじり梅
縁起の良いにんじんを松竹梅でお馴染みの梅にかたどります。1年の初めに花をつける梅でにんじんを縁起の良いものに仕立てていきましょう。
材料
梅の型
にんじん
包丁
ピーラー
作り方
1.にんじんの皮をむきます。
2.梅の型でにんじんを抜きます。
3.梅の内側の5か所に切れ込みを入れます。
4.切り込みから隣の切込みにかけて、斜めに切り落とします。
5.両面斜めに切り込みをいれたら完成です!
おせち料理|しいたけの切り方
しいたけは、神様へのお供えとして使われ、健康を願う野菜です。
亀甲椎茸
「鶴は千年、亀は万年」長寿のシンボルとしての亀の甲羅に見立てた亀甲椎茸の形を作りましょう。
材料
しいたけ
包丁
作り方
1.しいたけの石づきを切りとります。
2.しいたけの左右を平行に切ります。
3.上下の丸い部分を亀の甲羅に見立てて、六角形になるように均等に切り落とします。
4.鹿の子切りといって、斜めに格子に切り込みを入れます。
5.可愛い六角形の亀甲椎茸の完成です!
おせち料理|きゅうりの切り方
きゅうりの歴史は3000年ほど前と言われており、日本では1000年前から栽培されていたとされています。そんな歴史あるきゅうりも、切り口が徳川家の葵の紋に似ていたことから江戸時代には大変不人気の野菜だったそうですが、九の利を得る野菜として縁起の良い野菜の一つです。
きゅうり松
先ほどにんじんを「梅」に見立てて飾り切りしましたが、今回のきゅうりは松竹梅の「松」に見立てて切りましょう。
松もいわずと知れた縁起物。常緑樹のため冬でも緑を絶やさないことから不老長寿の象徴として、昔から日本人に愛されている樹木です。
材料
きゅうり
はし
包丁
作り方
1.きゅうりを10cmほどの長さに切り、縦半分に切ります。
2.下が太く、先が細くなるようにハの字に見立てて切ります。
3.先の部分がより細くなるために、上部を斜めに切り落とします。
4.きゅりの厚み1/3のほどまで、切り落とさないように気をつけながら縦に細かい切り込みを入れていきます。
5.斜めに切り込みを入れ、左右に倒していきます。
6.松に見立てたきゅうりの完成です!
おせち料理|レンコンの切り方
レンコンには穴が空いています。このことから「先を見通す」という意味をもち、縁起物としてお正月に欠かすことのできない野菜の一つです。
花レンコン
縁起物のレンコンも可愛く花に見立てて飾り切りをしましょう。
材料
レンコン
包丁
ピーラー
作り方
1.レンコンの皮をむきます。
2.レンコンを輪切りにします。
3.穴の開いた部分に沿って、外側に切れ込みを入れます。
4.花レンコンの完成です!
おせち料理|かぶの切り方
かぶは「頭(かしら)」という意味をもち、株が上がるにかけて縁起の良い野菜です。
菊花かぶ
菊に見立てて切りましょう。
菊の花は、長寿、無病息災を願う縁起の良い花の一つです。
お正月には1年の無病息災を願って菊に見立てたかぶの甘酢付けはいかがですか?
材料
かぶ
唐辛子
はし
包丁
塩水(水・塩)
甘酢(酢・砂糖・水)
作り方
1.かぶの皮をむきます。この時、上部と下部は平になるように、側面は3つに分けて角度をつけていきましょう。
2.完全に下まで切り落とさないようにはしをおいて、かぶに格子状の切り込みを入れます。
3.切り込みを入れたかぶを塩水にさらしてしんなりさせてから、甘酢に漬け込み盛り付けます。
4.最後に唐辛子を真ん中にのせて完成です!
番外編~かまぼこの切り方
野菜ではありませんがかまぼこはお正月に欠かせない食べ物です。このかまぼこも縁起の良い食べ物のひとつなんですよ。
板についているかまぼこは半円です。この形が日の出をあらわすことから、新年の新しい門出に相応しい食べ物としてお正月に食べられています。
この縁起の良いかまぼこの切り方を2つご紹介します。
手綱
手綱とは、馬を御するための手綱に見立てたものです。
武家社会の名残で、手綱を締めるように心を引き締め、己を厳しく戒め、戦いに備える心を養うという意味を込めます。
材料
かまぼこ
包丁
作り方
1.かまぼこを板から外し、お好みの厚さに切ります。
2.外側の丸い部分を2/3ほどむきます。
3.むいた部分の真ん中に切り込みを入れます。
4.はしを切り込みの中にくぐらせます。
5.完成です!くるりと巻いた部分が可愛いですね♪
蝶々
蝶々は風水でも縁起のいい生き物とされ、喜びをあらわします。新年を蝶々のかまぼこと共に喜びましょう。
材料
かまぼこ
包丁
作り方
1.かまぼこを板から外します。
2.全て切り落とさないように注意しながら、5mm位の薄めに切り込みを入れます。
3.切れ目から5mmほどのところでかまぼこを切ります。
4.切り取ったかまぼこを半分に切ります。
5.板についていた部分を少し残し、丸い部分から切り込みを入れます。
6.今度は反対側の板についていた部分から少し切り込みを入れます。
7.5の部分を6の部分に差し込みます。
8.完成です!
縁起の良い野菜に少し手を加えるだけで華やかになりますね♪1年の始まりを華やかな正月野菜の切り方で、お祝いのムードを盛り上げましょう。
出来上がったお料理がより素敵に仕上がりますので、インスタ映えすること間違いなしです。
皆さんもぜひ作ってみてくださいね。
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