常備したくなるハーブソルトの作り方と使い方。おすすめハーブ11種
山田智美
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ハーブソルトの基本の作り方、おすすめのハーブと組み合わせ、ちょっと変わった作り方、ハーブソルトを使ったレシピなど。ハーブソルトを作って豊かな暮らしをしてみませんか。
目次
ハーブソルトとは
ハーブソルトとは、ハーブやスパイスと塩を混ぜた調味料のこと。味や香りの付いた塩です。一口にハーブソルトといっても、使用する塩やハーブの種類で味も香りも変わります。
肉料理や魚料理の下味、料理の仕上げ、ドレッシング、そのままかけるなど、塩と同じように使えます。
好きなハーブやスパイスをブレンドして、好みのハーブソルトを常備しておけば、いつもの料理の味や香りに奥行きが出ます。
ハーブソルトの基本の作り方
ドライハーブで作る基本のハーブソルトの作り方。ハーブと塩の量は1対1にしています。ハーブの香りが強すぎるときは塩を増やしたりと、好みで調節してください。
ハーブは1種類でも、好みで数種類混ぜても。数種類を混ぜるとより香り良く奥行きのあるハーブソルトに仕上がります。
ドライハーブで作るハーブソルトの作り方
材料
- 岩塩など好みの塩 30g
- 好きなドライハーブ（オレガノ、タイム、イタリアンパセリ、ローズマリー、バジルなど） 30g
作り方
- 塩はフライパンで炒って、お皿に平たく広げて冷ます
- ドライハーブは、手で揉むか、乳鉢、フードプロセッサーなどで細かくしておく
- すべてを均一になるようよく混ぜ、密閉できる容器に入れて出来上がり
保存方法
冷暗所で数か月保存可能です。乾燥剤の小袋を一緒に入れておくと固まるのを防ぐことができます。
フレッシュハーブで作るハーブソルト
フレッシュハーブを刻んで作る、香り豊かなハーブソルトのレシピです。急な来客のおもてなしにもおすすめです。
▼フレッシュハーブで作るハーブソルトの作り方はこちら
ハーブソルトにおすすめのハーブ11種
ニンニク
ニンニクは独特の香りが魅力の根菜。生でも加熱しても香りと食感を楽しめます。乾燥させてハーブソルトを作ることができます。
タマネギ
タマネギは、生の辛みと、加熱した甘味とが独特の根菜。和洋中、どんな料理にも欠かせません。乾燥させてハーブソルトを作ることができます。
イタリアンパセリ
イタリアンパセリは、香りが魅力のハーブ。生で香りづけにしたり、サラダにして楽しめます。生でも乾燥させてもハーブソルトを作ることができます。
オレガノ
オレガノは、甘みのある香りが特徴のハーブ。肉や魚の臭み消しや、煮込み料理には欠かせません。生でも乾燥させてもハーブソルトを作ることができます。
セージ
セージは、ソーセージの語源にもなっているハーブ。食用にされるのはコモンセージという種類です。生でも乾燥させてもハーブソルトを作ることができます。
セロリ
セロリは、香りと歯ごたえが魅力の野菜。捨ててしまいがちな葉の部分を乾燥させてハーブソルトを作ることができます。
タイム
タイムは、肉や魚の臭み消しや、煮込み料理には欠かせないハーブ。生でも乾燥させてもハーブソルトを作ることができます。
パクチー
パクチーは、個性的な香りが魅力のハーブ。コリアンダーや香草という名前でも流通しています。生でも乾燥させてもハーブソルトを作ることができます。
バジル
バジルは、イタリア料理には欠かせないハーブ。食欲を刺激するような香りと育てやすさが人気です。生でも乾燥させてもハーブソルトを作ることができます。
パセリ
パセリは、こんもりと森のように茂ったグリーンがきれいなハーブ。料理の付け合わせや香りづけに使用されます。生でも乾燥させてもハーブソルトを作ることができます。
ローズマリー
ローズマリーは、煮込み料理に欠かせない香りの良いハーブ。丈夫で育てやすいことからも人気です。生でも乾燥させてもハーブソルトを作ることができます。
組み合わせが決め手！ちょっと変わったハーブソルトの作り方4種
レモンのハーブソルト
レモンピールと塩だけで作る、香りの良いハーブソルトです。オリーブオイルと混ぜればシンプルなドレッシングに、フライなどの揚げ物に添えて爽やかな香りを楽しんでも。ライムなど、他の柑橘類でも同じように作ることができます。
材料
- 岩塩など好みの塩 レモンピールと同量
- レモンピール 1個分
作り方
- レモンの果皮をおろし金などでおろし、キッチンペーパーを敷いた耐熱皿に広げて、レンジで1分ほど加熱し冷ます
- 塩はフライパンで炒って、お皿に平たく広げて冷ます
- レモンピールと塩を均一になるようよく混ぜ、密閉できる容器に入れて出来上がり
レモンピールの香りが爽やかなハーブソルトです。
ローズマリーとニンニクのハーブソルト
ローズマリーとニンニクは、肉料理の香りづけで活躍する組み合わせ。このハーブソルトがあれば、さっと一振りでシンプルな肉料理に香りと奥行きを出すことができます。
材料
- 岩塩など好みの塩 30g
- ドライローズマリー 20g
- 乾燥ニンニク 10g
作り方
- 塩はフライパンで炒って、お皿に平たく広げて冷ます
- ドライローズマリーと乾燥ニンニクは、手で揉むか、すりこ木、フードプロセッサーにかけて細かくしておく
- すべてを均一になるようよく混ぜ、密閉できる容器に入れて出来上がり
セロリとタマネギのハーブソルト
セロリの葉とタマネギを乾燥させて作るハーブソルトは、クセになるようなスパイシーな香りが魅力。スープに加えたり、野菜に振りかけたりと使用できます。
材料
- 岩塩など好みの塩 30g
- 乾燥させたセロリの葉 20g
- 乾燥させたタマネギ 10g
作り方
- 塩はフライパンで炒って、お皿に平たく広げて冷ます
- ドライハーブは手で揉むか、すりこ木、フードプロセッサーにかけて細かくしておく
- すべてを均一になるようよく混ぜ、密閉できる容器に入れて出来上がり
セロリの葉とタマネギの乾燥方法
- セロリの葉は茎からちぎっておく
- タマネギは2～3mmにスライス
- 耐熱皿に平たく並べて、ラップなしで電子レンジで600wで1分30秒温める（足りなければ様子をみて10秒ずつ追加）
- 取り出して室温で冷まして出来上がり
きのこのハーブソルト
きのこの香りが移ったハーブソルトは、コクがあっていろんな料理で活躍します。
材料
- 岩塩など好みの塩 30g
- 乾燥きのこ 30g
作り方
- 塩はフライパンで炒って、お皿に平たく広げて冷ます
- 乾燥きのこは手で揉むか、すりこ木、フードプロセッサーにかけて細かくしておく
- すべてを均一になるようよく混ぜ、密閉できる容器に入れて出来上がり
ハーブソルトを使ったレシピ
ハーブソルトでチキンのグリル
- 鶏骨付きもも肉 1本
- ハーブソルト 一つまみ
- キノコ 食べたいだけ
- ニンニク 1片
- コショウ 少々
- オリーブオイル 大さじ1
作り方
- 鶏肉は数か所フォークで穴を空け、ハーブソルト、コショウをすり込み、常温で30分くらい置いておく
- ニンニクは半分に切って芯を取り、包丁の腹で潰す
- フライパンにオリーブオイル、ニンニクを入れて弱火でオイルに香りを移すように温める
- ニンニクがきつね色になったら取り出す
- 鶏肉を皮の方から入れ弱火から中火にし、蓋をして蒸し焼きにする（蓋がなければアルミホイルで代用可）
- キノコも一緒に入れてオイルに香りを移すように焼くと、さらにおいしくなる
- 途中で様子を見てきれいな焼き色がついていたらひっくり返し、両面を同じようにじっくり蒸し焼きにする
- 焼きあがったらお皿に盛り、出来上がり
ハーブソルトでしっかり下味を付けるので、グリルするだけで贅沢な味に。色のきれいな野菜を添えれば、簡単なのに手が込んでいるように見える一皿になります。
イワシのハーブソルトグリル
材料
- イワシ 3～4尾
- ハーブソルト 一つまみ
- ニンニク 1片
- オリーブオイル 大さじ1
作り方
- イワシはよく洗って水気を拭き取っておく
- ニンニクは芯を取ってみじん切り
- イワシにハーブソルトをまぶしてキッチンペーパーで包み5分程置く
- フライパンにオリーブオイル、ニンニクを入れて弱火でオイルに香りを移すように温める
- イワシを入れて蓋をし、中火でじっくりと焼く
- ひっくり返して弱火から中火で中まで火を通し、お皿に盛り付けたら出来上がり
イワシにしっかりとハーブソルトの香りが移るので食べ応えのある一皿になります。フライパンに残ったオイルでジャガイモをグリルすればおいしい付け合わせができます。
ハーブソルトのシンプルドレッシング
材料
- オリーブオイル 大さじ2
- ハーブソルト 小さじ½
- 砂糖 少々
- 白ワインビネガー（レモン果汁もおすすめ） 大さじ1
- コショウ 少々
作り方
- 白ワインビネガーに、ハーブソルトと砂糖を加え、泡立て器でよく混ぜる
- かき混ぜながら、オリーブオイル少しずつ足していく
- すべてがよく混ざり、乳化して白っぽくなったら出来上がり
どんなサラダにも合う、シンプルなドレッシングです。
ハーブソルトは好きなハーブやスパイスと塩を混ぜるだけの簡単な調味料。ドライハーブで作れば長期保存が可能です。料理にちょっと加えるだけで、ひと手間かけたような味わいを楽しめます。隠し味まで自家製だなんてとっても贅沢。自宅でたくさん収穫できたハーブを乾燥させてハーブソルトにしてみるのも素敵です。ハーブソルトを作って、常備して、ちょっと豊かな暮らしをしてみませんか。
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