夜中に食べるサンドイッチ|勝手に”ムーミン谷の料理”を作ってみた#2
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「ムーミン」の小説に出てくる美味しそうな料理を、勝手ながらイメージして楽しく作ってみよう!という企画の第2回目です。
今回は、ムーミンパパのあの名言が登場する場面に出てくるサンドイッチ。ムーミンたちが自然の中で仲良く暮らしている様子や、フィンランドの食文化を思い浮かべながら3種類のオープンサンドを作ってみました。
目次
「夜中に食べるサンドイッチは、いつだっておいしいもんだねえ」
小説「ムーミンパパ海へいく」に出てくるムーミンパパの名言ともいわれる言葉です。
小説「ムーミンパパ海へいく」より
でも、どうして夜中にサンドイッチを食べることになったのかというと……
小説「ムーミンパパ海へいく」では、ムーミン一家が灯台のある孤島に引っ越しをするのですが、ムーミンパパがとても怖い夢を見て床のまん中で目をさましたとき、ムーミンママが優しくサンドイッチを作ってくれたのです。ムーミンパパは、ベッドのはしにこしかけてサンドイッチを食べると、夢の怖さが消えていったんだそうですよ。
なので、ムーミンパパのこの名言の前には、実はムーミンママのこんな言葉があるんです。
「あなた、もうこわい夢はみそうもないこと?」
「たぶんね。夜中に食べるサンドイッチは、いつだっておいしいもんだねえ」
と、つながっているのです。
心を落ち着かせるために、ホットミルクやハーブティー、ホットワインなどではなく、サンドイッチを作るというのがムーミンの物語ならではですね。
そんなおおらかで優しいムーミンママは、夜中にどんなサンドイッチを作ったのでしょう。
ハツカダイコン 紅白
ちょうど、畑でハツカダイコンとサラダホウレンソウ、ルッコラ、ベビーリーフ、ディル、パセリが収穫できたので材料に使っていきますね~。
ハツカダイコンは、すし酢に漬けて小さくカットして、ビーツのような彩として使ってみたいと思います。
3種類のオープンサンド
フィンランドのサンドイッチといえばオープンサンドが定番で、グラブラックスという鮭の塩漬けやスモークサーモンをのせて食べるのも人気だと耳にしたので、今回はちょっとそんなことを意識して、夜中に食べるサンドイッチを作ってみました。
材料
お好みの具材をパンにのせるだけなのですが……(笑)
- お好みのパン(今回は全粒粉の薄切り) 3枚
- サラダホウレンソウ、ベビーリーフ、ルッコラ 適量
- ハツカダイコン(すし酢に漬けておいたもの) 2個くらい
- ディル、パセリ 適量
- スモークサーモン 2~3枚
- 生ハム 2~3枚
- ソーセージ 1本
- オリーブの水煮 2~3個
- クリームチーズ 適量
- バター 適量
- マヨネーズ 適量
- ケチャップ 適量
- 塩、こしょう 少々
作り方
スモークサーモンのオープンサンド
1.パンにバターをぬる。
2.ベビーリーフとスモークサーモンをのせる。
3.ディルと輪切りにしたオリーブの水煮で飾り付けをする。
生ハムのオープンサンド
1.パンにバターをぬる。
2.サラダホウレンソウと生ハム、クリームチーズをのせる。
ソーセージのオープンサンド
1.ソーセージを焼いておく。
2.パンにバターをぬる。
3.ルッコラとソーセージをのせる。
4.ハツカダイコンのすし酢漬けを小さくカットしてパセリと一緒に飾りつける。
お好みで、オリーブオイル、塩、コショウ、マヨネーズ、ケチャップ、マスタード、ケッパーなどをプラスするとさらに美味しく仕上がります。
次回は「たのしいムーミン一家」に出てくる「ピッティパンナ」を作ってみようと思います。お楽しみに!
※記事中の画像/引用文出典元:『ムーミン全集[新版]7 ムーミンパパ海へいく』著:トーベ・ヤンソン 訳:小野寺百合子 講談社