朝顔(アサガオ)の育て方|種の芽切りや摘芯で発芽率アップ!花数が増す!?
LOVEGREEN編集部
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朝顔(アサガオ)の日頃の管理
つるを伸ばし真夏の朝に凛(りん)と咲く朝顔はとても清々しいものです。そんな朝顔の開花期は3ヶ月ほどあります。元気に生育させて花を長い間楽しみましょう。
朝顔(アサガオ)の水やり
朝顔は生育初期の水やりは少なめ、花をつけだしてからは朝晩の水やりをたっぷり与えましょう。
耐暑性のある朝顔ですが、特に真夏の水やりは朝晩の涼しい時間帯に与えましょう。
朝顔(アサガオ)の肥料
朝顔は窒素肥料を与えすぎるとつるボケといって、茎葉ばかり茂り、花付きが悪くなります。元肥を入れていれば、植え付け後から2週間ほどは肥料は不要です。その後は、1週間に1度液肥を与えると良いでしょう。肥料不足の合図として、朝顔の葉が黄色くなることがあります。
朝顔(アサガオ)の花がら摘み
朝顔の花の時期は7~9月という長い期間咲いてくれます。そのため、開花初期は花がしぼんだら花がらを摘み、種を作る体力を温存させましょう。
朝顔(アサガオ)の仕立て方
続いては、技を感じる朝顔の仕立て方です。江戸の古典園芸植物を感じさせる育て方で、大人の朝顔栽培をお楽しみください。
切込み作り
子づるを三本に仕立てた方法で、花の色や草姿を美しく咲かせる手法です。
仕立て方
1. 本葉が9枚まで生長したら、その9枚目の葉を手で摘み取る。
2. 翌日以降の晴れた日に本葉6枚目までを残して摘心します。
次に双葉、1枚目、2枚目の子づるを摘み取ります。肥料も施しましょう。
3. 3~5枚目から出る子づるが生長してきたら、各子づるの葉の1枚目についた蕾は摘み取り、2枚目と3枚目についた蕾を咲かせます。4枚目以降は摘心しましょう。
蕾に栄養を与えるために、リン酸、カリを多く含む肥料を施しましょう。
数咲き作り
6号鉢に朝顔を植え付け、5輪以上もの花を同時に咲かせる仕立て方です。
仕立て方
1. 本葉が8~9枚まで生長したら、本葉6枚目までを残して摘心します。3~5枚目から出る子づるだけを伸ばします。
2. 一番小さい子づるが10cmほどまで生長したら、各子づるの2枚目と3枚目の間で摘心します。肥料も施しましょう。
3. 各子づるから孫づるが生長し、孫づるに蕾がついてきたら、蕾を2~3個残し孫づるの先を切ります。
伸びたつるが放射状になるように、針金などを使用して土に固定しましょう。蕾に栄養を与えるために、リン酸、カリを多く含む肥料を施しましょう。
行灯作り
鉢植えに植えた朝顔を3本の支柱に巻きつけていく仕立て方です。一般的には子づる仕立てが多いようです。
本づる仕立て…本づるをそのまま伸ばす。
子づる仕立て…本づるを摘心して子づるを伸ばす。
孫づる仕立て…本づると子づるを摘心して孫づるを伸ばす。
仕立て方
1. 本葉が9~10枚まで生長したら、つるの先を摘み取ります。本葉6枚目までを残して摘心します。3~5枚目から出る子づるだけを伸ばします。
2. 翌日以降の晴れた日に本葉7枚目までを残して摘心します。
次に双葉、1枚目、2枚目、7枚目の子づるを摘み取ります。肥料も施しましょう。
3. 子づるが10cmくらいまで生長したら、親づるの7枚目の葉を摘み取ります。子づるの中から、太くて蕾のつきが良いものを1本だけ残し、翌日以降の晴れた日にそれ以外の子づるを切り取ります。
蕾に栄養を与えるために、リン酸、カリを多く含む肥料を施しましょう。
4. つるが30cmほど伸びたら支柱を3本立て、針金などで輪を3段ほど作りましょう。
5. 支柱の1段目の輪に、2/3ほど巻きつけたら、2段目のつるをはわせます。3段目の輪にをつるを少しはわせたらつるを切り取ります。
いかがでしたか?
毎年7月初めに開かれる東京都台東区入谷の朝顔市は、夏の風物詩です。夜遅くまで朝顔を求めて賑わう様子は、日本の夏を感じノスタルジックな気持ちにもなります。
みなさんも朝顔を育てて、日本の夏を感じてみてくださいね。
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