クルクマの花や種類、球根からの育て方やウコンとの関係
山田智美
このライターの記事一覧
クルクマの可憐なお花は、初夏から夏にかけて咲きます。クルクマのお花の種類、球根からの育て方についてご紹介します。また、お花を楽しむクルクマとターメリックとの関係についてもご紹介します。
目次
クルクマの基本情報
クルクマ
- 科名:ショウガ科
- 属名:クルクマ属
- 学名:Curcuma alismatifolia(クルクマ・シャローム)
Curcuma petiolata(クルクマ・ペティオラータ)
Curcuma longa(ターメリック) - 英名:Siam tulip(サイアムチューリップ),Turmeric(ターメリック)
- 分類:非耐寒性多年草
- 原産地:インドともタイとも言われている
- 花期:7~9月
- 花色:ピンク、白、グリーン
クルクマの種類を紹介!
クルクマにはたくさんの種類があります。英名がSiam tulip(サイアムチューリップ)であるように、クルクマの花にはチューリップや蓮の花を思わせるような可憐さがあります。花を観賞するクルクマから食用のクルクマまで、大まかなクルクマの種類を紹介します。
Curcuma alismatifolia(クルクマ・シャローム)
クルクマの中でも花を観賞する品種です。学名はCurcuma alismatifoliaですが、日本ではクルクマ・シャロームと呼ばれています。色は白やピンク、花が大きく花びらの先が尖っているので存在感があります。葉は大きく明るいグリーンなので、花の明るいピンク色とグリーンの色合わせが見事です。切花でも鉢植えでも流通しています。
Curcuma petiolata(クルクマ・ペティオラータ)
クルクマ・ペティオラータは、クルクマ・シャロームに比べて花びらが肉厚で、花びらの先端は丸みを帯びています。光沢があるプラスティックのような質感が可愛らしいクルクマです。花色も花びらの先端に行くにつれて色が濃くなっていくものが多く、自然なグラデーションもその魅力です。矮性種もあるのでクルクマでありながら、小花のような可愛らしさも楽しめます。切花でも鉢植えでも流通しています。
Curcuma longa(ターメリック)
クルクマ・ロンガは、いわゆるターメリックのことです。ターメリックとはカレーに使用することで有名なスパイスです。さらにターメリックとはウコンのことでもあります。クルクマの根はショウガのような塊根です。これをすり潰して粉末にしたり、すりおろしたりして食用にしているのが、ウコンでありターメリックです。ウコン(ターメリック)の主成分はクルクミンと言われるものです。
クルクマとウコンの関係
クルクマの球根は塊茎と言って、地下茎の肥大したものです。球根と聞いてチューリップの球根のような形を想像していると、クルクマの球根はちょっと違和感を感じてしまうかもしれませんね。この塊茎は球根のなかの1種類になります。ショウガの仲間だから、と思うとこの形にも納得できます。
ターメリック(ウコン)の形はちょっとショウガに似ています。この塊茎がカレーに入っているターメリック(ウコン)になります。ターメリック(ウコン)とはクルクマの塊茎のことを指す言葉です。
実際にバリ島を旅行した際に、市場でターメリックを購入しようとしたら「クルクマ」と書かれた袋を出されて少し困惑した記憶があります。
\次ページはクルクマのお花と育て方について!/
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「クルクマの花や種類、球根からの育て方やウコンとの関係」の記事をみんなにも教えてあげよう♪