ほおずきのドライフラワー!透かしほおずきの作り方
更新
公開

ほおずきの実を、葉脈だけの状態したものを「透かしほおずき」といいます。見た目にも涼やかなほおずきのドライフラワー、透かしほおずきを自宅で作ってみませんか。
目次
透かしほおずきの作り方
透かしほおずきとは、葉脈からオレンジ色の実が透けて見えるドライフラワー。編み込まれたレースのような軽やかさと複雑さが、神秘的で美しさです。
ほおずきは、水に浸けておくとガクの組織が腐って溶け、葉脈だけがきれいに残る特性があります。この特性を活かして、透かしほおずきを作ってみましょう。
用意するもの
- 新鮮なほおずきの実 好きなだけ
- バケツなどの容器 ほおずきの実がすべて浸かる大きさのもの
- 水 ほおずきの実がすべて浸かるだけ
透かしほおずきを作ってみよう
実際に透かしほおずきを作ってみましょう。容器にほおずきの実を入れて、すべてが水に浸るまで水を入れます。必ず実がすべて浸かるようにしましょう。空気に触れた部分が黒ずんでしまうことがあります。
1週間から10日ほどそのまま置いておきます。水の中でほおずきを腐らせます。腐った水は当然悪臭がするので、ラップなどで蓋をしておくとよいでしょう。
様子を見て水が濁っていたら、ほおずきを取り出し、そうっと流水で洗い流します。
中の果実を残して、ほとんど葉脈だけの姿になりました。残った組織は、子供用の柔らかい歯ブラシで洗い流します。
透かしほおずきの作り方のコツ
・ほおずきを水に浸けている間、水と一緒に腐らせるので、当然悪臭がします。ラップや蓋をするなどして防いでください。
・洗い流す際は、流水の勢いでほおずきの葉脈が裂けてしまうこともあります。水を張ったボウルなどに入れて歯ブラシで優しく叩くように洗い流してください。
・ほおずきがしっかり水に浸かっていなかったり、鮮度が悪いと黒いシミが残ってしまうことがあります。このシミは漂白剤に浸けることで消すことができます。漂白剤に浸けて置く時間は、お使いのものによって違いますので、様子をみながら調整してください。
透かしほおずきの出来上がり!
レースのようなほおずきのドライフラワー、透かしほおずきが出来上がりました。葉脈には最初はオレンジの色素が少し残っていますが、乾燥するにつれて自然な生成り色に変化していきます。気になる場合は漂白剤に浸けると、きれいに果実のオレンジ色を残した状態で葉脈だけが白くなります。
作りたての実は丸々とふくらんでいますが、ドライフラワーとして飾っているうちに水分が抜けて、シワシワに縮みます。縮んでも鮮やかな色を残したままなので、そのまま飾ってもよし、気になるようなら実を取り除いて、葉脈だけの透かしほおずきにリメイクしましょう。葉脈だけを使用して作る、ほおずきランプもおすすめです。
びっくりするくらい簡単な透かしほおずきの作り方を紹介しました。ちょっとミステリアスな雰囲気の透かしほおずきを、インテリアに迎えてみませんか。
▼編集部のおすすめ