新緑の季節。爽やかな白とグリーンの切り花を生けよう!
清水ヨシミ
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桜が散る頃から町に緑が広がり、木々が美しい季節になりますね。
この時期は綺麗な葉を持つ枝ものも多いので、お気に入りを見つけて飾ってみませんか?
目次
おすすめ!爽やかな白とグリーンの植物
バイカウツギ
別名…サツマウツギ、フスマウツギ
科、属名…アジサイ科(ユキノシタ科)、バイカウツギ属
原産地…南東ヨーロッパ、小アジア
花言葉…思い出、気品
開花期…5~6月
漢字では「梅花空木」と書き、梅のような形の花と、空木(ウツギ)のように空洞な枝であることからこの名前がつきました。花はお茶のような爽やかな香りで、白い花と相まって初夏にピッタリ!庭木としても人気があります。
ビバーナム・スノーボール
和名…セイヨウテマリカンボク(西洋手毬肝木)
科、属名…スイカズラ科、ガマズミ属
原産地…ヨーロッパ、北アフリカ
花言葉…茶目っ気、誓い
開花期…5~7月
似たようなものにオオデマリという植物があります。花だけで区別するのは難しいですが、スノーボールは手のひらのようにギザギザしており、オオデマリはアジサイのような葉です。
カラー
和名…オランダカイウ(和蘭海芋)
科、属名…サトイモ科、サンテデスキア属
原産地…アフリカ
花言葉…華麗なる美、乙女のしとやかさ、清浄
開花期…4~6月
花弁のような周りの部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれるもので、中にある黄色い棒状のものが肉穂花序(にくすいかじょ)という花部分になります。
カットの仕方はそれぞれ違うんです!
バイカウツギ
枝が長いときは生けやすい長さにカットしましょう。
1つ上の写真と見比べてみて下さい。
このように枝の分かれ目の付け根から切るとそれぞれの枝を活用できますね。
今回は大きさの違うもの3本に分けられました。
分けられる本数や長さは枝によって違いますが、生ける時に工夫してみてくださいね。
切り口は縦に割るように切ります。
ビバーナム・スノーボール
ハサミかナイフで長めに縦にカットし、刃物の先などで中のワタを取り除きます。
カラー
茎が割けやすいので茎に垂直にまっすぐカットします。
もしも買ってきたものが萎れていたら?
暖かくなってくると移動中に萎れてしまうことがありますよね。
そんな時は、水揚げを行います。
逆さにして花や葉が潰れないように気をつけながら新聞紙を巻いていきます。
きつすぎて花が潰れないように、緩すぎて揺れないように、ふんわりと巻きます。
頭は飛び出さないようにしましょう。
この状態にしてカットの仕方を参考に下を切り、バケツや大きめの花瓶に深めの水を入れて新聞の部分には水がつかないようにつけておきます。
他の花も萎れていれば同様に水揚げを行いましょう。
実際に生けてみましょう
準備ができたらさっそく生けてみましょう!
花バサミ、花瓶を用意します。
長さを出して生ける場合は重めで安定感のある花瓶にしましょう。
まずは、バイカウツギを生けます。
カラーは長さに差を出して生けます。
最後に調整するので、バランスや長さが心配であれば少し長めにしておきましょう。
スノーボールの葉はできるだけ取り除きます。
生けて、全体のバランスを整えていきます。
今回はこのように生けてみました。
できるだけ毎日水を変えて切り戻しを行うと長く楽しめます。
バイカウツギなど初夏にしか出回らない枝ものや切花を使って、爽やかな白と緑のアレンジを楽しんでみましょう♪
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