【チューリップの咲き方図鑑】フリンジ咲き
金子三保子
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チューリップは、咲き方や色にバリエーションがあって、たくさんの品種がある花。今回は、「フリンジ咲き」のチューリップをご紹介します。
目次
フリンジ咲きチューリップとは?
フリンジ咲きのチューリップは、花びらの先がギザギザしています。一般的な一重咲きのものよりボリュームがあり、一輪で飾っても見ごたえがあるチューリップです。
まだまだ品種は少ないですが、年々、品種数は増えています。赤、白、黄色、オレンジ、紫など、今ではほとんどの色のフリンジ咲きがある他、写真のように数色の色が混じり合った複色のものも。つぼみの時と開いた時の色合いに変化があって、毎日眺めていても飽きることがありません。
フリンジ咲きの花はチューリップ以外にもあります。トルコキキョウ、パンジー、シクラメンなど……。最近は、アジサイやニチニチソウにもフリンジ咲きがあります。中でもチューリップは、はさみで切れ込みを入れたようなギザギザ。フリンジ中のフリンジです。
チューリップの生け方
チューリップをはじめとした春の球根花は、みずみずしくて茎が柔らかいものが多いので、水が浸かっている部分が多いと、茎が腐って折れてしまうことがあります。
これを避けるために、花瓶には少なめの水を入れて、茎が水に浸かる部分を少なくします。ただしチューリップは、切り花になってからもとても水を吸う花です。水が少なくなりすぎないようにしてください。
花瓶の水を清潔に保つためには、こまめに水を替えるか、切り花延命剤を利用しましょう。切り花のチューリップは、新鮮なうちは茎を大幅に切り詰めない方が長持ちします。切り口が新鮮であればよいので、数ミリくらい切れば十分です。
チューリップは根から切られてからも、動くし伸びる花です!
動き方は品種によって、垂れるものもあれば、立ち上がるものもあります。生けた翌日、まったく思いもよらない向き(方向)に動いていたり……。
自由に伸びやかに動く性質のチューリップを楽しんでみてください。
チューリップ 長持ちさせるコツ:最初から茎をたくさん切らないで 置き場所:暖房が直接当たらない気温が低めの場所 花瓶の水の量:少なめ(ただし水の量は日々チェック) |
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