雪割草(ユキワリソウ)の育て方や魅力をご紹介
持永久美子
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雪割草(ユキワリソウ)は春一番に雪をわって春の到来を知らせてくれる山野草。他の花に先駆けて春の到来を知らせてくれる可憐な雪割草(ユキワリソウ)の姿は妖精のようなでファンも多い山野草です。
雪割草(ユキワリソウ)の育て方やその魅力をご紹介します。
目次
雪割草(ユキワリソウ)って、どんな植物?
雪割草(ユキワリソウ)はキンポウゲ科ミスミソウ属の多年草。
雪割草(ユキワリソウ)は花の少ないこの時期に赤、白、ピンク、水色、紫など色とりどりの花色があり、二段咲きや八重咲など花形もバリエーション豊富で愛好家も多い山野草です。雪割草(ユキワリソウ)の別名はオオミスミソウ、ミスミソウ、スハマソウなど。
雪割草(ユキワリソウ)の英名はハート型の葉っぱの形から「Liver leaf(肝臓の葉)」と言われています。
2月下旬~4月、雪解けとともに開花。真冬の雪の下でも常緑でいることから雪を割って生長する草「雪割草(ユキワリソウ)」と呼ばれるようになりました。高山で咲くサクラソウ科サクラソウ属のユキワリソウとは別のもので区別する為に漢字表記されているそう。雪割草(ユキワリソウ)は新潟県では「県の草花」に指定されています。
雪割草(ユキワリソウ)の育て方・管理方法
雪割草を育てる場所や管理
雪割草(ユキワリソウ)は庭植え、鉢植えのともに自生環境と同じような落葉樹の下のような栽培環境作りを心がけましょう。雪割草(ユキワリソウ)は木漏れ日の下や明るい日陰で風通りの良い場所を好みます。夏場の直射日光は葉を痛めるので注意しましょう。
水やり
雪割草(ユキワリソウ)は斜面に自生している事が多いので多湿はNG。水はけの良い土に植えて表土が乾いてきたらたっぷりのお水を与えます。鉢植えの雪割草は秋頃から開花までの生長期には完全に土の表面が乾いてからあげましょう。
病害虫
・さび病
・白絹病
・灰色かび病
・ナメクジ
・アブラムシ
病気は放置すると葉が枯れて花が咲かなくなったり、まわりの葉にも広がるので見つけたらすぐに葉は切り取って処分しましょう。また花がらや古い葉はこまめに取り除いておくといいと思います。
▼雪割草(ユキワリソウ)の詳しい育て方はこちら
春一番! 花色・咲き方が多彩な雪割草(ユキワリソウ)の魅力
なんて可愛らしい花姿なんでしょうか。うっとりしますね。
冬の寒い季節に花付き&花持ちも良い雪割草(ユキワリソウ)は昔から愛され親しまれてきました。
雪割草(ユキワリソウ)の花びらに見えるのは実は「がく片」、がくに見える部分は茎葉になります。
雪割草(ユキワリソウ)はおしべもめしべも数が決まっているわけではなく変異しやすいので多種多様な形が生み出され、その種類の多さが人々を魅了し続けています。
お好みの雪割草(ユキワリソウ)はありましたか?
本当に作り物のような可憐な花の雪割草(ユキワリソウ)。花色・花形の種類の多さから交配に熱中する愛好家も年々増えているのも納得の魅力的な山野草ですね。日本にも各地で自生しているので雪割草(ユキワリソウ)の群生を探しに行く旅も素敵です。お店でも比較的手に入りやすいので探してみてくださいね。
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