秋の庭の草花とグリーンカーテンにおすすめの野菜・ささげ
金子三保子
このライターの記事一覧
10月は冷暖房のいらない過ごしやすい季節のはずが、今年は急に気温が下がり、12月の気温になったり、雨が1週間以上も続いたりと、季節外れの陽気が続いています。育てている植物の様子をご紹介します。
目次
■ささげ
沖縄スズメウリ
沖縄スズメウリは、暑いのが大好きな植物です。
まだ10月だというのに、冬のような気温になったとたん、葉がしんなりと生気を失ってきました。
まだまだ花や小さな実の状態のものが多いので、果たしてちゃんとした実になりますかどうか。これからの天気と気温次第です。
▼前回の記事はこちらからどうぞ
ささげ
沖縄スズメウリの葉の勢いがなくなってきたら急に現れたツル植物、ささげというインゲンに似た野菜です。
ささげはインゲンに似た野菜で、若いさやをインゲンと同じように使います。
春に種を蒔きトレリスに這わせていましたが、摘芯してもいっこうに花は咲かず、夏になったら、沖縄スズメウリの葉っぱに覆われ、私も存在自体を忘れていました。
ところが急に朝晩が冷え込んで、沖縄スズメウリの葉がしんなりしてきたら、トレリスの裏側にぶらーんと垂れ下がるささげがあるではありませんか。一瞬、長いミミズがトレリスを登ってきたのかと思ってびっくり!よくよく見たらささげでした。
本当はまっすぐ伸びるべきものなのですが、葉っぱに覆われていたせいなのか?うねってしまったものもあります。ちょっとぎょっとするグロテスクな形です。
測ってみたらなんと30cm以上ありました!
ささげの花。マメ科らしいかわいい花が咲きます。
ささげ マメ科ササゲ属
ささげは、ツルあり種とツルなし種があります。
ツルあり種は生育旺盛で、最近は夏場のグリーンカーテンとしても使われています。グリーンカーテンとして利用する場合は、ツル性の品種を選びます。
インゲンと同じ緑色のさやの品種もありますが、今回のような赤いさやの品種もあります。
使い方はインゲンと同じですが、インゲンよりはかなり長く、細長い形をしています。私の様に、気づかないで収穫しないでいると、さやが硬くなって味が落ちるので、早めに収穫するのが美味しく食べるポイントです。
ジューンベリーの木に巻き付いたささげ。見張っていないと、あちこちにつたって生長します。
グリーンカーテンにできるだけあって、生長力が旺盛です。フォルムがおもしろいので、変わったグリーンカーテンをお探しの方は、来年育ててみてはいかがでしょうか。グリーンカーテンにしたい方は、ツルあり種の品種を選んでみてください。
秋は花の色が美しい!
夏の気温が高い時期は、それぞれの植物の花色が少し変化します。変わらない植物もありますが、夏場は全体的に赤みがのるといったらよいでしょうか。それが秋になって気温が下がってくると、花本来の色に戻ります。気温が低い季節は、花色がとても美しい時期です。
四季咲き性があるということに惹かれて春に植えたゲラニウム。アズールラッシュという品種です。
コンテナに植えてみたところ、東京でも真夏も休みなく咲き続け、ちょっと感動。ただし、夏場の花色は、本来の色より少し赤めの赤紫色でした。
気温が下がってきたとたん、突然花色が変化し青紫色に戻りました。
ミニトマト
急に気温が下がってきましたが、まだまだミニトマトは粘っています。本来なら10月は晴れが多くて実がたくさん採れるのですが、今年はどうでしょうか。枯れるまで粘ります。
ある日の収穫。旬の時期より味は落ちるので、加熱用で使っています。
いかがでしたか?
せっかくのガーデニング日和の10月のはずが、ちょっと残念なお天気が続いています。これも自然だから仕方ないですが、なんとか天気が安定することを願うばかりです。
過去のgarden noteはこちらからどうぞ
次の記事
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「秋の庭の草花とグリーンカーテンにおすすめの野菜・ささげ」の記事をみんなにも教えてあげよう♪