保湿&雑草対策!剪定した枝をマルチングに使ってみた。
土屋 悟
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我が家の剪定道具
最後に、今回の剪定で使った道具をご紹介。
定番の「剪定バサミ」
剪定でメインに使うのは上の画像のハサミ。ホームセンターなどでよく売られている「岡恒」というメーカーのものです。特にこだわりがあってこれにしているわけではないのですが、お手頃でよく切れますし、ラフに扱っても大丈夫そうな質実剛健なたたずまいが気に入っています。
木の枝を剪定するためのハサミですが、植えつけや植え替え時に不必要な根があったときにも、これでジョキジョキ切ってしまいます。
一つあると便利な「太枝切りバサミ」
樹木の種類にもよりますが、枝の直径が2cmくらいになってくると、剪定バサミでは切りにくくなってきますので、我が家では太枝切りバサミを用意しています。
また、直径が2cmくらいの太さの枝が何本もあったりすると、剪定バサミではなかなかつらいものなので、そんな時におすすめです。
ホームセンターに行くと、色々なサイズの大きさのものが販売されています。
上の写真の右の太枝切りバサミを先に買ったのですが、ラチェット式で太い枝もよく切れるものの、大きくて重いのが気になり、左の小型のものを追加で買いました。
高い木に登って、上の方の太い枝を切るときには、小型の方が断然便利です。なぜか園芸メディアではあまり紹介されない用具ですが、刈り込みバサミよりもよっぽど使いでのある道具のように思います。
「電動ヘッジトリマー」で刈り込みの省力化
我が家の庭には生け垣はないのですが、サツキとツツジがたくさんあります。
最近は木をあまり大きくしないように、剪定時期に太い枝を抜きながら、全体を小さくする剪定をしていましたが、花後の剪定期に時間がないときなどは電動のヘッジトリマーで一気に仕上げてしまうこともあります。
ヘッジトリマーは両サイドにギザギザの刃がついた2枚のブレードを交互に動かすことで、細い枝を刈り込むことが出来る用具です。ヘッジトリマーは1万円程度で手に入れることが出来ますが、専用品は大きくて場所を取る上に、家庭用の製品はコード式の電源で、取り回しがしにくいものが多いです。
我が家では上の写真にある、ブラック&デッカーのガーデンエボという製品を使っています。これはインパクトドライバーや丸鋸、ヘッジトリマーなどのヘッドに交換することで、一つのボディでいくつもの用具が使えるというもの。専用品に比べると刃も短いし、パワーに劣りますが、我が家のサイズではこれで十分です。
伸びてしまったツゲをヘッジトリマーで剪定
剪定前
玄関前のツゲです。
大きさとしてはたいしたことはないのですが、通路に張り出してしまっているので、刈り込みつつ小さくしたいところです。
剪定後
ツゲをヘッジトリマーで刈り込んでみました。樹冠全体に5〜6回ほどトリマーを当てればこのくらいに刈り込めます。かかる時間は10秒ほどでしょうか。はみ出した枝は、剪定バサミで整えれば完成です。
ツゲは刈り込みに強い樹種なので、枝を切られたことに刺激を受けて新しい枝を出します。下の方から出る枝を残しつつ刈り込みを繰り返し、低い位置でまとまるように仕立てていこうと思います。
ちなみに、刈り込みバサミは必要?
こちらは刈り込みバサミ。一応持ってはいますが、あまり使っていません。ある程度使い慣れていないと、きれいに刈り込むのはなかなか難しいものです。一番活躍するのは、藤棚のフジの花がらを切るときかもしれません。
剪定枝のマルチングのまとめ
- 剪定枝で雑草対策ができる。
- 剪定枝で保湿効果を期待できる。
- 剪定ばさみは状況に応じて~
植物は、大きく育てるために、剪定したり間引きしたりすることがあります。処分する前に、何かに活用できないかな?と考えてみるのも植物の魅力に触れる再発見につながるかもしれないです。
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