防草シートを張って雑草・除草対策！効果や種類について

庭のお困りごとの上位にくる雑草対策。その作業からできれば逃げたいと感じている方も多いのではないでしょうか。

今回は、雑草対策として利用されることの多い防草シートについてご紹介します。

 

目次 

■防草シートについて

■防草シートの種類

■防草シートの注意事項

■防草シートまとめ

 

防草シートについて

庭の雑草や除草作業が大変で、いっそのことコンクリート施工にしようと思っても、施工するのになかなかな金額になりますね。

そんな時に使用してみたいと考えるのが、防草シートではないでしょうか。

防草シートとは、雑草を防ぐために張るもの。

と誰でもイメージがつくものですが、本来なぜ防草シートが雑草を防ぐのかというと次の2点があげられます。

１　太陽光に当たらないようにする。

２　飛来してきた種子はシート上では発芽できない。

「なるほど、早急に我が家にも防草シートを張ろう！」と意気込んだ方、実際に防草シートを張った方で失敗例が多々あるようです。

それは、防草シートの種類や内容をよく把握する前に張ってしまったからのようです。

そんなトラブル回避のため、防草シートについて少しお勉強してみましょう。

 

防草シートの種類

防草シートの種類

様々なメーカーの様々な種類の防草シートがあるので、一見するとどれを選んだらいいのか迷ってしまいますが、家庭用として考えると大きく分けて３タイプに分けられると思います。

※材質はいずれもプラスチック容器やマスクやオムツにも使用される処分時にも安心なポリプロピレンとする。

※織り方は、強力防草シート・一般的防草シートは不織布のため始めての方でも破けにくく施工しやすいが、農業用防草シートは織込布のため端が不敷布に比べほどけやすい。

	強力防草シート	一般的防草シート	農業用防草シート
金額	６００円弱／㎡	４００円弱／㎡	３００円弱／㎡
スギナ・チガヤ・ヨシなど対応	〇	×	×
オオバコ・タンポポ・ナズナなど対応	〇	〇	×
車が通る	〇	×	×
人が通る	〇	〇	×
誰も通らない	〇	〇	〇
耐年数（紫外線以外の劣化）	〇	△	×
施工性（裁断後のほつれ）	〇	〇	×
透水性	〇	〇	〇

 

防草シートは光を遮ることにより、植物の光合成を遮断することで、草を生えにくく、又は生えないようにしていますが、防草シートを張る前に完全に雑草が除去されていないと、雑草が生えてくる可能性は残ったままです。

例えば、防ぎたい雑草がスギナ・チガヤ・ヨシなどの強力な雑草は安価な防草シートでは防げません。

このように、防草シートを選ぶ際にどんな防草シートを選ぶかが重要になってきます。

防草シートの選び方

選ぶ際に考慮に入れたいのが、どのような施工にするのかを考えましょう。

防草シートむき出し施工（紫外線による劣化あり）

防草の対象がスギナ・チガヤ・ヨシなどの場合

→強力防草シート

防草の対象がオオバコ・タンポポ・ナズナなどの場合

→強力防草シート・一般的防草シート

砂利下防草シート施工

車が通る

→強力防草シート

人が通る

→強力防草シート・一般的防草シート

誰も通らない

→すべての防草シート対応

 

▼芝生の除草について

 

防草シートの注意事項

「種類が分かったし早速我が家にも防草シートを張ろう！」とまた意気込んだ方、この段階での失敗例も多数あります。

次に、防草シートを張る前の注意事項についてご説明いたします。

事前の除草対策

・既に生えている雑草はシートを張る前に処理しましょう。

安価な防草シートでは、あっという間に雑草が防草シートを突き抜けてしまします。

たとえ高価な防草シートを使用しても、除草をしたか、していないかでは仕上がりに雲泥の差が付きます。

必ず除草してから、防草シートを張ることをおすすめします。

平らな地面を

・石や堅い異物も撤去して、凸凹な土地は整地しましょう。

芝張り同様凸凹した地面では、シート下に空間ができ雑草が生えやすい環境になります。

又、風が吹き込む恐れもありますのではがれやすくなってしまします。

モグラはいませんか？

・忌避剤などを用いてモグラが地面にいないようにしましょう。

シートの下にモグラ穴が出来ていた場合、シートに穴が開いたり、シート固定用のピンが緩んでしまったりと結局張り直しになるなんてことにもなりかねません。

モグラ用の忌避剤などで、しっかり対処しておきましょう。

 

防草シートまとめ

・雑草の種類を把握してからシートを選ぶ。

・防草シートを張る前に前処理を行いましょう。

・耐久年数を考えて防草シートの種類を選びましょう。

防草シートについてイメージができましたか？

どんなに優れた防草シートでもコンクリート・アスファルトにはかないません。

反面コンクリートは、防草シートに比べ大変高額になってしまいます。

施工前の下処理や、防草シートの種類、紫外線による劣化を防ぐことで、コンクリート・アスファルトに並ぶような防草効果を得ることが出来ますので、しっかりとした処理・施工を心がけて、防草シートに是非チャレンジしてみて下さい。

 

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