ズッキーニをベランダ菜園で収穫!育て方とプランター栽培のコツ

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ズッキーニの摘花・摘果

ズッキーニの雌花と雄花

ズッキーニの花は、雌花と雄花がしっかり分かれています。この二つが同じ開花時期を迎え、受粉することでズッキーニの実が出来ます。

 

雌花  ズッキーニの赤ちゃんのような花が雌花です。

雌花

ズッキーニの赤ちゃんのような花が雌花です。

 

雄花  茎からすっと伸びた、少し大きめの花を咲かせるのが雄花です。

雄花

茎からすっと伸びた、少し大きめの花を咲かせるのが雄花です。

摘花・摘果

せっかく綺麗に咲いたズッキーニの雌花ですが、小さい苗の状態でズッキーニの実をつけてしまうと、苗が体力を消費してしまい生長に遅れが出てしまいます。そのため一番に咲いた雌花(一番花)を取り除きます。これを摘花といいます。

もし、雌花が実になってしまっても大丈夫。一番最初になった実を一番果といって、大きくしないうちに取り除くことを摘果といいます。

ズッキーニの苗もまだ小さいですし、今回の雌花は摘花します。

ズッキーニの苗もまだ小さいですし、今回の雌花は摘花します。

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ズッキーニの受粉

「植物が花を咲かせ、実がなる」ということは、自然の贈り物によるものです。

キュウリのように受粉せずに実をつける単為結果性(たんいけっかせい)の野菜もありますが、一般的に「実がなる」という現象は、雌しべに雄しべの花粉がつき、受粉することで実ができます

この自然に受粉させてくれる働きをしてくれるのが「虫」の存在です。代表的な虫は、皆さんがよくご存じの蜂です。

皆さんのベランダ菜園には、花粉を運んでくれる虫はやってきますか?

ズッキーニの雌花です。もう実がなったような見た目なので、ぬかよろこびしそうですが、じつはまだ実がなったとはいえません。

ズッキーニの雌花です。もう実がなったような見た目なので、ぬかよろこびしそうですが、じつはまだ実がなったとはいえません。

 

このズッキーニの雄花の花粉を、さきほどの雌花につけることが必要不可欠になります。

このズッキーニの雄花の花粉を、さきほどの雌花につけることが必要不可欠になります。

 

上の画像を見て下さい。まだこんなに小さいのに、もうすでにズッキーニのお尻の部分が腐っています。  残念ながら受粉失敗です。次の機会に期待しましょう!

上の画像を見て下さい。まだこんなに小さいのに、もうすでにズッキーニのお尻の部分が腐っています。

残念ながら受粉失敗です次の機会に期待しましょう!

ズッキーニの人工授粉

人工授粉にチャレンジしましょう。

蜂や蝶などの虫の力を借りて受粉したいところですが、来てくれないのならしょうがない…

確実に着果させるために、どんどん人工授粉にチャレンジしましょう!

人工授粉の条件

晴れた日を選んで、その日に咲いた新鮮な雄花を選び、できるだけ同じ日に咲いた雌花と9~10時までには授粉させましょう

人工授粉の手順

②雄花の花びらをめくり、花粉を付けやすいように花びらを剥きます。

雄花を切り取り、花粉を付けやすいように花びらを剥きます

 

③雌しべにそっと雄しべの花粉をこすり付ければ人工授粉は完成です。

雌しべにそっと雄しべの花粉をこすり付ければ人工授粉は完成です。

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ズッキーニの収穫

ズッキーニは、開花後1週間ほどで長さ20~30cm前後に生長し、収穫することができます。受粉と人工授粉の困難を乗り越えて、無事に大きく実ったズッキーニは子供のように愛おしい♪  ちなみに、 丸ズッキーニは開花後3~5日で6~7cmほどで収穫になります。  品種によって収穫のサイズが異なりますので、品種の確認を忘れずにしてくださいね。

ズッキーニは、開花後1週間ほどで長さ20~30cm前後に生長し、収穫することができます。受粉と人工授粉の困難を乗り越えて、無事に大きく実ったズッキーニは子供のように愛おしい♪

ちなみに、 丸ズッキーニは開花後3~5日で6~7cmほどで収穫になります。

品種によって収穫のサイズが異なりますので、品種の確認を忘れずにしてくださいね。

収穫後のお手入れ

ズッキーニの枝はヘビのようにグングン伸びていくので、葉を密集させないように適宜葉を切り落としていく「整枝」という作業があります。

整枝(せいし)

整枝(せいし)  古い葉や病葉は除去すると、採光性がアップし、風通しが良くなります。  収穫したズッキーニより下葉は、全て摘み取ってしまいましょう。

古い葉や病葉は除去すると、採光性がアップし、風通しが良くなります。

収穫したズッキーニより下葉は、全て摘み取ってしまいましょう。

支柱・誘引

ズッキーニの株は、茎葉を横に広げながら上へと伸びていくために、風で倒れたり、実がついて重くなり、途中で折れてしまうことがあります。

ズッキーニの株は、茎葉を横に広げながら上へと伸びていくために、風で倒れたり、実がついて重くなり、途中で折れてしまうことがあります。

 

太くて強度のある支柱を一本、株元に垂直に立てて茎を安定させます。  支柱は根を傷めないように、しっかりと地中に突き刺しましょう。

太くて強度のある支柱を一本、株元に垂直に立てて茎を安定させます。

支柱は根を傷めないように、しっかりと地中に突き刺しましょう。

ズッキーニの保存方法

乾燥や低温に弱く、そのまま冷蔵庫で保存すると鮮度が落ちやすくなります。新聞紙やラップなどで包み、直接冷気が当たらないように注意してあげましょう。  長くは保存できませんので、数日中に食べ切りましょう。スライスして冷凍保存もできますが食感が軟らかくなります。出来るだけ早く食べることをお勧めします。

乾燥や低温に弱く、そのまま冷蔵庫で保存すると鮮度が落ちやすくなります。新聞紙やラップなどで包み、直接冷気が当たらないように注意してあげましょう。

長くは保存できませんので、数日中に食べ切りましょう。スライスして冷凍保存もできますが食感が軟らかくなります。出来るだけ早く食べることをお勧めします。

花ズッキーニ

花が咲く前の花が付いた状態や、実が生長する前に収穫する花ズッキーニは、店頭ではなかなか見かけることができません。雄花は花だけで、雌花は小さな実の先に黄色い花がついています。  花の部分にチーズや挽肉などを詰めて揚げ物にするのが人気の食べ方です。

花が咲く前の花が付いた状態や、実が生長する前に収穫する花ズッキーニは、店頭ではなかなか見かけることができません。雄花は花だけで、雌花は小さな実の先に黄色い花がついています。

花の部分にチーズや挽肉などを詰めて揚げ物にするのが人気の食べ方です。

ここで注意したいことがあります。

花ズッキーニが異様に苦い!

ククルビタシン

ズッキーニやキュウリなどのウリ科の植物には、ククルビタシンといわれる苦味成分が含まれています。

通常花ズッキーニは何の問題もなく食べることができますが、極まれにククルビタシンの含有量が多い花ズッキーニがあり、食べたとき苦味で違和感を感じます。この苦い花ズッキーニを無理に食べると、下痢やおう吐、腹痛を起こすことがあります。
苦味を感じるような場合は、加熱してもククルビタシンを防ぐことはできませんので、残念ですが食べずに捨てましょう。

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\ズッキーニの抜き取りをチェック/

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