狭いスペースでもできる!麻袋を使ったジャガイモ栽培~芽かき~
LOVEGREEN編集部
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ベランダ菜園に興味はあるけど、なかなか手を付けられないという声をききます。
あまり手のかからない麻袋のジャガイモ栽培をご紹介!
ジャガイモの芽かき
前回ジャガイモの発芽報告をしましたが、みなさんのジャガイモは発芽しましたか?
なぜ芽かきをするのか?
ジャガイモは根菜類ではありますが、じつは地下茎の先端が肥大したものがジャガイモになります。1個の種イモから出た芽が何本も生長すると茎もたくさん生長し、その分地下茎の数も多くなります。つまり、地下茎の先端が肥大化して出来るジャガイモの個数は増えるため、その分小さなジャガイモがたくさん収穫になるということです。
そのため、いつもお料理で使っているような大きさのジャガイモにするために、発芽したジャガイモの芽を適度にかくこと(取り除くこと)で大きなジャガイモに育てることが出来るというわけです。
芽かきの際の準備
〜材料〜
・培養土
・肥料(今回は使用しやすいペレット状に加工された有機肥料を使用しています)
芽かきの方法
茎の本数が少なければ少ないほど大きいジャガイモが収穫できることと、茎が風などで折れてしまうリスクを考えると、今回バルコニーで行う麻袋での栽培では芽を2本程残して育てる方法をとりたいと思います。
元気そうな芽を2本選びます。この2本は今後育てていきます。
芽かき(取り除く芽)の対象となる茎の下の方をしっかりとつまみます。取り除く際に他の芽も抜けてしまわないように種イモをしっかり反対の手で押さえます。
種イモから抜き取るようなイメージで取り除く芽を回しながら抜き取ります。この時急いで無理に抜き取ると種イモや他の茎にダメージを与えてしまいます。焦らずじっくり芽かきをしましょう。
1回目の追肥
種イモの栄養分で生長した芽や茎からそろそろ根が出て、自分自身の力で栄養を得ることが出来ます。芽かきと土寄せのタイミングで追肥もしてあげましょう。
1回目の土寄よせ
先ほどジャガイモは地下茎が肥大したものということをお話ししましたが、ジャガイモが光に当たると緑色になることが「ジャガイモ=地下茎」という証拠となります。ちなみに、サツマイモは根が肥大したものですので土から出てしまっても緑色にはなりません。
ジャガイモが緑色になるとソラニンといって毒性の物質になってしまいます。そこでジャガイモを緑色にさせないために土寄せをしてあげる必要があります。麻袋で育てる場合は、土寄せというよりも「土入れ」といったところでしょうか。
水やり
ジャガイモの根が育ってきたので、雨が当たらない場所で栽培している場合は適度な水やりを心がけましょう。比較的乾燥気味の環境を好むため、土が乾いたら与えてあげましょう。
いかがでしたか?
ジャガイモの芽かきが終わったら、これからがジャガイモを育てる本番です。じっくり葉と茎に栄養が行き渡り、ジャガイモを作る下地を作ります。
ここからは他のお野菜と比べて放置気味でかまいません。目安として、1週間に1度は水が足りなくなっていないか、種イモが土から出ていないか確認しながら育てていきましょう。
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