マツヨイグサの花言葉|花の特徴、名前や花言葉の由来、種類
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マツヨイグサの花言葉や花の特徴、花言葉の由来をご紹介!マツヨイグサは、宵を待って黄色い花を咲かせます。文学作品に登場するなど、古くから親しまれてきました。
目次
マツヨイグサの花言葉
マツヨイグサの花言葉は「ほのかな恋」「移り気」
マツヨイグサとは|花の特徴や花言葉の由来、文学作品
マツヨイグサは、アカバナ科マツヨイグサ属の多年草。宵(日暮れ)を待って開花するので「待宵草」というのが和名の由来です。夜に明るい黄色の花を咲かせ、翌朝にはオレンジ色に色を変えて萎れていく一日花です。
マツヨイグサの特徴は、草丈30cm~1m程度、花径は3~4cm、色は黄色、花びらは4枚です。南アメリカ原産で、江戸時代に日本に渡来し、各地で自生するようになった帰化植物です。他に近縁種のオオマツヨイグサ、メマツヨイグサ、コマツヨイグサなども自生しています。
マツヨイグサの英名は Evening primrose 。Evening は夕方や夜を意味し、primrose はサクラソウ(桜草)を意味します。マツヨイグサが夜に咲くこと、サクラソウに似ていることに由来します。
マツヨイグサの花言葉の由来
マツヨイグサが宵闇の中でひっそりと咲く姿から「ほのかな恋」「移り気」という花言葉がつけられたといわれています。
マツヨイグサが登場する文学作品
マツヨイグサは、別名として「月見草」と呼ばれることもあります。
文豪太宰治の「富嶽百景」に「富士には月見草がよく似合ふ」という一節があります。ただし、その後に「黄金色の月見草の花ひとつ」と書いてあることから、この月見草はマツヨイグサのことだったのではないかと推測できます。
また、竹久夢二の「宵待草」という詩は、宵待草(ヨイマチグサ)という植物は存在しないため、マツヨイグサのことだったのではないかといわれています。
マツヨイグサの種類
オオマツヨイグサ
- 学名:Oenothera glazioviana
大きな葉を広げ、6~8cm程の大きな黄色い花を咲かせます。6月~9月頃。
メマツヨイグサ
- 学名:Oenothera biennis
オオマツヨイグサに似た先端の尖った葉を茂らせ、2~4cmほどの小さめの黄色い花を咲かせます。花期は6月~10月頃。
ユウゲショウ
- 学名:Oenothera rosea
淡紅色の花を咲かせます。花期は5月~9月頃。
ツキミソウ
- 学名:Oenothera tetraptera
夕方から白い花を咲かせ、朝には花びらのふちから段々とピンク色に変わっていきます。花期は5月~9月頃。
ヒルザキツキミソウ
- 学名:Oenothera speciosa
名前の通り、昼間でも花が咲いているツキミソウ(月見草)です。花期は5月~7月頃。
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