ニガヨモギ(苦蓬)の花言葉|種類、特徴、色別の花言葉 

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ニガヨモギ(苦蓬)の花言葉や種類、特徴をご紹介!ニガヨモギ(苦蓬)は、ハーブの中で一番苦いと言われています。防虫剤に用いられるほか、薬用酒や芸術家がインスピレーションを引き出すための霊酒に使われるなど、昔から独特な使われ方をしてきた植物です。

 

ニガヨモギ(苦蓬)の花言葉

「ニガヨモギ(苦蓬)」の花言葉は「平和」「冗談」。

 

ニガヨモギ(苦蓬)

科・属 キク科・ヨモギ属
和名 苦蓬
英名 Worm wood
学名 Absinthium
原産地 ヨーロッパ、北アメリカ、中央アジア~東アジア、北アフリカ
開花期 6月~8月

 

ニガヨモギ(苦蓬)の特徴

ニガヨモギ(苦蓬)はヨーロッパ原産の多年草で、夏に黄色い小さな花を下向きに咲かせます。花などから独特な香りがすることから、ヨーロッパでは防虫剤としても使われてきました。また、ニガヨモギ(苦蓬)はハーブとして活用される草の中で最も苦味を持つ事でも知られています。草丈は40cm~100cmくらいになるものもあります。

ニガヨモギ(苦蓬)の葉がヨモギの葉に似ていて、ハーブの中で最も苦いと言われることから「ニガヨモギ(苦蓬)」という名前が付けられたと言われています。英名の「worm wood(虫の木)」は、エデンの園から追放された蛇の這った後にニガヨモギ(苦蓬)が生えたという伝説に由来しているという説と、ニガヨモギ(苦蓬)が防虫剤に使われたことから呼ばれるようになったという説があります。

そもそもヨモギの名は、四方によく繁殖することから四方(よも)草、よく萌え出ることから善萌(よもき)草、お灸に使うとよく燃えることから善燃(よもき)草などの説があります。

ニガヨモギ(苦蓬)は、アブサン酒というお酒の原料として使われています。アブサン酒は、主にヨーロッパで作られている薬草系のリキュールのひとつです。ニガヨモギ(苦蓬)やアニスなど、複数のハーブやスパイスが主成分になっています。もともとは解熱、鎮痛作用のある薬用酒として作られたそうです。アブサン酒は感覚やインスピレーションを引き出す霊酒として芸術家たちに愛飲されていたと言われていますが、ニガヨモギ(苦蓬)の成分であるツヨンにはマリファナに似た幻覚作用があり、それによって精神障害を引き起こし、人生を破綻させた人も多くいたそうです。そのことが大問題となりアブサン酒は禁止されるまでに至りましたが、現在ではツヨンの残留量が基準以下のものだけが販売許可が下りているそうです。

ニガヨモギ(苦蓬)は薬草として用いられていた植物ですが、その一方、特に茎や葉に毒があり一度にたくさん摂取すると嘔吐、神経麻痺などの症状が起こると言われています。

 

ニガヨモギ(苦蓬)の種類

ヨモギ(蓬)

ヨモギ(蓬)は、ニガヨモギ(苦蓬)と同じキク科ヨモギ属の植物。本州〜沖縄の山野に自生しています。草丈は50cm〜100cmほど。地下茎を伸ばして増えます。葉のふちはギザギザしていて、葉の表面は緑色で、裏面は産毛が履いていて灰白色です。餅に混ぜて食することから、別名モチグサ(餅草)とも呼ばれます。お灸のもぐさ、漢方薬の原料にも使われます。


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