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アヤメとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • 5月が旬の花アヤメ
植物名
アヤメ
学名

Iris sanguinea

英名
Siberian iris
和名
菖蒲、文目
科名
アヤメ科
属名
アヤメ属
原産地
日本、中国、ヨーロッパなど北半球

アヤメの特徴

アヤメは、初夏に花を咲かせるアヤメ科アヤメ属の多年草。「いずれアヤメかカキツバタ」の慣用句で知られるように、古くから美しいもの、優れたものの象徴として愛されてきた花です。湿地に生えているようなイメージを持たれがちですが、乾いた土地で育つ花です。個人の庭、公園や庭園で艶やかに咲いているのを見かけます。見かけと裏腹に強健な植物で、数年植えっぱなしでも花を咲かせます。

アヤメは、剣のようにすっとしたフォルムの先の尖った葉を持ち、その中心から直立させるように伸びた茎の先に数個の花を咲かせます。花は一日花で、朝開花して夕方には閉じてしまいますが、すぐに次のつぼみが咲くのでゆっくりと楽しむことができます。花色は紫や青紫、白花もあります。花びらの付け根が黄色く、網目模様があるのが特徴です。

アヤメの名の由来は、剣状の葉が縦に立ち並ぶ様子を「文目(あやめ)」と見たことからという説や、花の根元の模様が網目であることからなど、諸説あります。

アヤメの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 30~60cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 紫、白
開花時期 5月~6月

アヤメの花言葉

アヤメの種類

アヤメには、チャボアヤメや三寸アヤメと呼ばれる矮性種もあります。

アヤメ、ハナショウブ、カキツバタの見分け方

 

 

アヤメの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
植え替え

アヤメの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しが良い場所を好みます。

用土

庭植えの場合は、上層の土と下層の土を入れ替える「天地返し」を行って土をよく耕し通気性を持たせ、必要に応じて腐葉土や山砂を混ぜて土作りをしましょう。

鉢植えの場合は赤玉土と腐葉土、もしくは市販の草花用培養土を使用してください。

アヤメの育て方のポイント

水やり

庭植え鉢植えともに、様子を見て土が乾いていたら水やりをします。

肥料

植え付けて2週間後くらいから、開花中は緩効性肥料を控えめに施します。

鉢植えは、花の準備に入る3月頃に施肥を行います。

植え替える予定がない場合は、花が終わった後も控えめに施肥を続けましょう。アヤメは、花後すぐに翌年の花芽の準備に入ります。葉がある間は施肥を続けることで、翌年の花芽を充実させます。

病害虫

ズイムシやニカメイチュウがつきやすい害虫と言われています。中が空っぽになっている茎に虫が潜んでいることが多いので、触ってみて中が空洞になっている茎は根元から切り取って廃棄しましょう。枯葉もこまめに取るようにしてください。

アヤメの詳しい育て方

選び方

葉の色つやが良く、しっかりと上を向いているものが良い株です。花芽が上がっていれば、購入後すぐに花を楽しめます。

植え付け

植え付け適期は、芽出し直前の2月~3月か、花後の6月~7月中旬です。日当たりの良い場所を好みますが、明るい半日陰でも育ちます。

剪定・切り戻し

花がすべて終わったら、花茎を根元から切り取ります。花茎の両側に翌年の花芽の準備ができています。新しい花芽に日を当てるためにも、咲き終わった花茎は早めに切り取るようにしましょう。

植え替え・鉢替え

芽出し直前の2月~3月か、花後の6月~7月中旬が植え替え適期です。2~3年に1度は植え替えるようにしましょう。このタイミングで、1~2つの芽を残して株分けをします。植え替え後は、株の消耗を減らすために、葉を半分ほどまで切り詰めます。

アヤメ

アヤメは、5月~6月に紫や青紫、白の可憐な花を咲かせます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分けで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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