アヤメ(文目・あやめ)の育て方|植物図鑑

植物名
アヤメ(文目・あやめ)
学名

Iris sanguinea

英名
Siberian iris
和名
菖蒲、文目
科名
アヤメ科
属名
アヤメ属
原産地
日本、中国、ヨーロッパなど北半球

アヤメ(文目・あやめ)の特徴

アヤメは下に垂れている大きな外花被片と直立している内花被片をそれぞれ3個つけているため、遠くからでも一目で分かるほど特徴的な花です。花の色は紫色か白色ですが、外花被片には網目模様があり、なおかつつけ根は黄色になっています。アヤメの品種の一つであるジャーマンアイリスは、花の色が紫色や白色をはじめ数多くの色を持っており、外花被片と内花被片で色が異なっているものもあります。また花被片そのものも大き目でフリルのような形をしています。シャガという品種は、茎が分かれるため1株で小さめの花を数輪つけるのが特徴的です。

アヤメ(文目・あやめ)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 ~60cm程度
耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや弱い
花色 紫、白
開花時期 5月~6月頃

アヤメの種類・品種

アヤメの主な品種は、花の色が白色の「シロアヤメ」、園芸用として品種改良された「ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)」、やや小ぶりの花で光沢のある葉を持つ「シャガ」、アヤメの品種では珍しく湿地で生息している「ヒオウギアヤメ」が挙げられます。

 

アヤメ、ハナショウブ、カキツバタの見分け方

「いずれ菖蒲か杜若」という慣用句があります。これは、アヤメとカキツバタが似ていることから優劣が付けにくい、といった意味の言葉です。確かにアヤメとカキツバタとハナショウブは、一見同じ花に見えるくらい似ています。これらの見分け方は、まず生息地を確認します。陸地に生えているものはアヤメで、水辺や湿地に生えているものはカキツバタかハナショウブです。次に花弁のつけ根を見ます。つけ根が白色のものはカキツバタ、黄色ならハナショウブ、という風に見分けましょう。

 

動物を飼っている人は要注意!

咲いていると雅やかな雰囲気を与えてくれるアヤメですが、実はアヤメの全草にはイリジェニン、イリジン、テクトリジンといった毒成分が含まれています。もし庭に動物を飼っていましたら、誤って動物が食べないようにアヤメの周りに柵などを設置した方が良いでしょう。

アヤメ(文目・あやめ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
剪定
肥料

アヤメ(文目・あやめ)の栽培環境

用土

水はけと通気性が良い土であれば問題なく育ちます。鉢植えの場合は赤玉土と腐葉土もしくは市販の草花用培養土を使用してください。庭植えの場合は、上層の土と下層の土を入れ替える「天地返し」を行って土をよく耕し通気性を持たせ、必要に応じて腐葉土や山砂を混ぜて土作りをしましょう。

アヤメ(文目・あやめ)の育て方のポイント

水やり

鉢植えの場合は1日に1度、表土が乾いていたら水を与えてください。庭植えの場合は、様子を見て土が乾いているようでしたら水やりをします。

肥料

3月と9月に化成肥料を控えめに与えてください。肥料の量が根元が痛んだり、腐ったりする原因になります。

病害虫

ズイムシやニカメイチュウがつきやすい害虫と言われています。対策としては、枯れ葉や枯れ茎を切り取る、殺虫剤を撒くなどをしてください。

アヤメ(文目・あやめ)の詳しい育て方

選び方

葉の色が濃く、厚みのあるしっかりしたものを選びます。また葉がむだに長くなっておらず、虫がついていないことを確認してください。

植え付け

繁殖力が高いため庭植えでの栽培が一般的ですが、深めの鉢やプランターであれば鉢植えでの栽培も可能です。鉢の場合は1株、プランターの場合は3株ぐらいを目安に植え付けてください。根の頭が地上部に出るくらいに覆土してください。

剪定・切り戻し

株を傷ませてしまうため、花がしぼんでしまったら花がら摘みをやり、花が咲き終わった花茎は切り落としてください。ただし葉は切り取らないでください。

植え替え・鉢替え

鉢植えで生育している場合は、根詰まりを防ぐため毎年株分けを兼ねて植え替えをしてください。庭植えの場合は連作障害を防ぐため、2、3年に1度は植え替えをしましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

アヤメは地下で根茎を伸ばしているため、株分けで増やします。株分けをする際は、株を引き抜いた後、根付きを良くするため葉を半分ほど切り、根茎を切り分けて植えます。鉢植えで生育している場合は、根詰まりを防ぐため毎年株分けを兼ねて植え替えをしてください。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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