スターチス(リモニウム)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- スターチス(リモニウム)
- 学名
Limonium
- 英名
- Statice、Sea lavender
- 和名
- 花浜匙
- 別名・流通名
- リモニウム、チース
- 科名
- イソマツ科
- 属名
- イソマツ(リモニウム)属
- 原産地
- 地中海沿岸
スターチス(リモニウム)の特徴
スターチス(リモニウム)は、イソマツ科の一年草または多年草です。種類が多く、種類によって一・二年草や多年草のほか、低木になるものもあります。また、本来は多年草のものでも耐暑性がないため、一年草として扱われることもあります。
一般的には花と思われている部分は萼(がく)で、本来の花はその中に小さく存在する黄色や白の部分です。発色の良い萼は色持ちが良く、切り花として人気があり、通年流通しています。近年は育種が盛んで、紫、白、ピンク系濃淡、黄色、ベージュなど豊富なカラーバリエーションのスターチスの新品種が次々と作出されています。萼の部分は散ることなく長期間色褪せずに残るため、ドライフラワーとしても人気があります。
スターチス(リモニウム)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 60~90cm |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 弱い |
花色 | 黄、ピンク、紫、白、ベージュ、アプリコット |
開花時期 | 5月~7月 |
スターチス(リモニウム)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
開花 |
スターチス(リモニウム)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所が適しています。
用土
水はけが良い土を好みます。一般的な草花が育っている場所ならすぐに植え付け可能です。
鉢植えは、草花用の培養土で問題なく育ちます。
スターチス(リモニウム)の育て方のポイント
水やり
スターチス(リモニウム)は過湿を嫌います。乾燥気味に育てるようにしましょう。
地植えは、根付いてからは特に水やりの必要はありません。乾燥が続いた時にはたっぷりと与えるようにしましょう。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷりと水やりを行います。
肥料
自然の循環ができている土ならば、特に与えなくても開花します。
鉢植えは、秋の植え付け時の元肥以降は3月~5月に緩効性化成肥料を施しましょう。肥料が多すぎると花がつきにくくなり、茎が倒れるなど乱れてしまうので少なめに施すことを心がけましょう。
スターチス(リモニウム)の詳しい育て方
選び方
葉の色がきれいでしっかりとした苗を選びましょう。スターチスは、一年草の性質のものと宿根スターチスがあります。
種まき
育苗箱などにばらまきし、本葉2~3枚になったらポットに植え替えします。ポットにまいて、良い芽を残して育苗すると移植の手間が省けるので手軽です。覆土はうすめにかける程度にしましょう。10日前後で発芽します。
植え付け
種から育てた苗は、本葉5枚程度になったら花壇やプランターに定植します。ポット苗として購入した場合は、すぐにポットより大きな鉢に植え替えましょう。
10月~11月が植え付け時期です。霜に弱いため、本格的な寒さが来る前に植え付けを済ませます。根をいじらないようにして植え付けましょう。
植え付けが遅れた場合や寒冷地では、冬の間はポット苗の状態で管理し、霜の心配がなくなる3月~4月に植え付けます。
仕立て方
草丈が高くなる品種は、支柱を立てて倒れないように保護しましょう。
植え替え・鉢替え
一年草のスターチスは植え替えの必要はありませんが、宿根スターチスは1年に一度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
花
5月~7月に開花します。
収穫
切り花やドライフラワーとして楽しむことができます。本来の開花期は5月~7月ですが、切り花としては通年流通しています。
ドライフラワーにする場合は、満開になる前に早めに乾燥させた方が発色の良いドライフラワーに仕上がります。
夏越し
乾燥に弱いため、梅雨や長雨の時に根腐れを起こさないように注意します。鉢植えで管理している場合は、状況に合わせて鉢を移動させましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種で増やすことができます。