スターチス(リモニウム・花浜匙)の育て方|植物図鑑

植物名
スターチス(リモニウム・花浜匙)
学名

Limonium sinuatum

英名
statice、sea lavender
和名
花浜匙
科名
イソマツ科
属名
リモニウム属
原産地
地中海沿岸

スターチス(リモニウム・花浜匙)の特徴

地中海原産の半耐寒性多年草ですが、園芸的には一年草として扱います。ドライフラワーになる花としてよく知られ、リモニウムと呼ばれるほか和名はスターチスやハナハマサジと呼ばれます。草丈60センチ~90センチで紫色の花のように見える部分は花弁ではなく漏斗状のがくで、本来の花は内側にあり、白または黄色で小さいため目立ちません。がくは青紫色のほか黄、桃色、白色など多様にあります。株全体に粗毛がみられ、葉は根元から羽のように切れ込みが入った形をしています。花壇植物よりも切り花としての流通量が多く、園芸品種も多く作出されています。

スターチス(リモニウム・花浜匙)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 60cm~90cm
耐寒性 やや強い
耐暑性 やや強い
花色 黄、ピンク、紫など
開花時期 5月~6月頃

スターチスをドライフラワーにする方法

スターチスはがくの部分に水分が少なくドライフラワーにしやすい植物です。小花の白い花が咲いて茎が固くなったものを選んでドライフラワーを作りましょう。茎は短くする方が乾きやすいため、まず必要な長さを残して切ります。次にできるだけ重ならないように広げてざるにのせたり、ハンガーにぶら下げて風通しの良い日陰でしっかりと乾かします。

スターチスの名前の由来

スターチスはイソマツ属の旧属名がStaticeだったため、その名が定着しています。今は属名が変更されリモニウム属です。このLimoniumはギリシア語で草原を意味するleimonが語源といわれています。また旧属名のstaticeはギリシア語のstatizo(止める)が語源となっており、スターチスが薬草として下痢止めに用いられてきたことに由来するといわれています。

スターチスの花が咲かない理由

スターチスは苗が一定の大きさに育った後に低温に合わなければ花芽ができません。秋に種をまいた後に冬に温室などで管理し、春に植え付けては花が咲きません。寒さの厳しい地域では霜よけがあると安心ですが、冬の間も外で管理し寒さにあてるのが重要です。

スターチス(リモニウム・花浜匙)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
開花
肥料

スターチス(リモニウム・花浜匙)の栽培環境

温度

発芽適温は20度前後です。

用土

水はけが良い肥沃な土を好みます。市販の花用培養土を使用するか赤玉土と腐葉土、ピートモスを混合しましょう。酸性土壌は嫌いますので苦土石灰を混ぜておきましょう。

スターチス(リモニウム・花浜匙)の育て方のポイント

水やり

水はけのよい場所で乾燥気味に管理します。一度根づいてしまえば地植えの場合はほとんど水やりの必要はありません。鉢植えの場合は表土が乾いてから水やりをしましょう。

肥料

10月~11月に緩効性化成肥料を施しましょう。肥料が多すぎると花がつきにくくなり、茎が倒れるなど乱れてしまうので少なめに施すのがポイントです。

病害虫

立ち枯れ病、褐斑病、炭疽病に注意が必要です。生育期間中は水はけと風通しを良くし、枯れ葉や花がらはこまめに取り除くようにしましょう。また雨による泥はねが原因にもなります。株の上から水をかけないように注意しましょう。害虫はアブラムシやアオムシが発生します。発生初期の段階で薬剤などで防除しましょう。
立枯れ病:初期症状は葉枯れ病とほとんど同じで、葉に円形や楕円形の赤褐色の小斑点ができ、斑点の中心部はやや淡い褐色となってくぼんでしまいます。カビが原因の病気です。株全体が萎れてしまい、根元近くからだんだんと黄色く変色してやがて腐ってしまいます。葉には紫褐色の病斑が現れて枯れ落ち、花が咲く前に蕾の状態で褐色になり枯れ死してしまいます。
褐斑病:最初褐色の小さい斑点がぽつぽつできます。某気が進行すると、同心円状に斑点が広がっていきます。被害は下葉から発生しますが、新芽に感染するとさらに被害が大きくなってしまいます。
炭そ病:炭疽病(たんそびょう)は、カビが原因となっておこる病気のこと。様々な野菜や植物の葉や果実に、黒や灰色のカビの斑点が発生し、葉には穴が開き、果実は窪みます。広がってしまうと元に戻るのは難しいので、早期発見することがカギになります。
アブラムシ:アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。

スターチス(リモニウム・花浜匙)の詳しい育て方

選び方

植え付け時に根を傷めるとその後の生育が悪くなるため、ポットの中で根が回り切っていない小さめの苗を選びましょう。

種まき

ビニールポットにまいて育苗後に定植します。覆土はうすめにバーミキュライトをかける程度にとどめましょう。根が傷むと株が弱るため、苗が小さいうちに植え付けをしてしまいましょう。

植え付け

日当たりがよく水はけのよい場所を選んで植え付けます。根が傷むと株が弱るため、根鉢は崩さないようにして植えましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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