シノグロッサムの育て方|植物図鑑
- 植物名
- シノグロッサム
- 学名
Cynoglossum amabile
- 英名
- Chinese forget me not
- 和名
- シナワスレナグサ
- 科名
- ムラサキ科
- 属名
- オオルリソウ属
- 原産地
- 中国南西部
シノグロッサムの特徴
初夏に透明感のある澄んだ水色の花を咲かせるシノグロッサム。耐寒性のある1年草の草花です。和名では、シナワスレナグサという名前です。ワスレナグサと花が似ていて科も同じですが別の植物です。花の違いは、忘れな草は、花色が水色で中心が白~黄色ですが、シノグロッサムは水色の単色です。花丈もワスレナグサよりは少し高めです。シノグロッサムの葉っぱの色は、シルバーグリーン色に近い色をしています。最も流通している品種は水色ですが、ピンクや白などの花色もあります。
シノグロッサムの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 30~40㎝ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
花色 | 水色、ピンク、白 |
開花時期 | 4月中旬~7月中旬 |
シノグロッサムの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
開花 | ||||||||||||
肥料 |
シノグロッサムの栽培環境
日当たり・置き場所
シノグロッサムは日当たりがよく、風通しのよい場所が適しています。半日くらい日の当たるスペースでも栽培可能ですが、日当たりが良い方が、花付きがよくなります。地植えでも、鉢植えでも栽培可能です。
用土
あまり土質を選ばないので、草花用の培養土で問題なく育ちます。
シノグロッサムの育て方のポイント
水やり
シノグロッサムは乾燥気味の方が好きな草花です。水やりは、土の表面が渇いたらたっぷりとあげます。
「乾いたらたっぷりと」って?
乾いたら・・・最初に植えこんで水やりをした時の土の表面をよく見ておいてください。使う土の種類によりますが、黒だったり、茶色だったりと、ダーク系の色のはずです。それが乾いてくると、元の色より白っぽくなります。この状態が「乾いたら」です。
たっぷりと・・・株に、と言うよりは、土の表面に優しく何回かに分けて水をあげると、しばらくすると鉢底から水がこぼれてきます。この状態が土に水がたっぷりと浸透したサインです。
暖かくなると毎朝で大丈夫ですが、冬の水やりは特に上記を意識してみてください。土に注目していると、水をあげるタイミングがわかるようになります。
肥料
肥料は、植え付け時の元肥と、花芽が確認できてから与えるようにします。使用している肥料に書いてある頻度より、少なめに与えて様子を見ながら追肥します。窒素分の多い肥料を与えると、葉ばかりが茂って、花が少なるなるので注意しましょう。また、まだまだ花が咲く時期なのに、葉が黄色くなってきたら、肥料が足りないサインです。
病害虫
比較的、虫の害は少ない草花ですが、アブラムシがつくことがあります。アブラムシがつくのは、株が弱っている場合もありますが、窒素分の多い肥料を与えすぎるとつく場合があるので、心当たりがある場合は、肥料のあげ方を変えてみるなどの工夫をしてみましょう。
シノグロッサムの詳しい育て方
選び方
花がたくさん咲いて花丈が伸びてしまってからより、花茎が出ていない若い苗の方を選んで、早めに定植した方が長く楽しめます。葉っぱが黄色くなっていなくて、生き生きとした緑の葉っぱの苗を選びましょう。
種まき
暖地は9月~10月の秋蒔き、寒冷地は春蒔きで種を蒔きます。種には軽く土をかぶせ、水をたっぷり与えて、発芽を待ちます。発芽したら、本葉2~3枚くらいの時点で、早めに移植します。
植え付け
地植えのシノグロッサムは、霜が降りる前に早めに定植します。
剪定・切り戻し
シノグロッサムは一年草なので、切り戻し剪定は必要ありません。花が終わったら、摘み取っておいた方が、開花期間が伸びます。ひと通り、花が終わった株を切っておくと、その年の気候によっては、返り咲くことがありますが、蒸れに弱いので、梅雨に入ると終わっていく草花です。
植え替え・鉢替え
シノグロッサムは一年草なので、植え替えの必要はありません。
花
春から初夏に開花します。
夏越し
梅雨前くらいまでの開花期間なので、夏越しの必要はありません。
冬越し
寒さには強いので、特別な冬越しの作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種で増やすことができます。花が終わったら、摘み取っておいた方が、開花期間が伸びますが、種を採りたい場合は、終わった花をそのままにしておくと種がつきます。
日々の管理
シノグロッサムは蒸れに弱く、葉が茂りすぎると葉っぱが変色したりします。株元の葉が茂りすぎて蒸れた葉が変色したら、まめに取り去るようにしましょう。