月見草の育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- 月見草
- 学名
Oenothera tetraptera
- 英名
- Evening primrose
- 和名
- 月見草
- 科名
- アカバナ科
- 属名
- マツヨイグサ属
- 原産地
- メキシコ
月見草の特徴
月見草は、アカバナ科マツヨイグサ属の一年草、あるいは二年草。メキシコ原産で、日本でも自生するようになった帰化植物です。繁殖力が弱かったのか、身近な場所ではあまり野生化していません。
月見草は、夜に開花し朝には萎れる一日花です。夏の夜に色は白、花びらは4枚の花を咲かせ、朝になって萎れる頃にピンクに変化します。
文豪太宰治の「富嶽百景」に「富士には月見草がよく似合ふ」という一節があります。ただし、その後に「黄金色の月見草の花ひとつ」と書いてあることから、この月見草はマツヨイグサのことだったのではないかと推測できます。
月見草の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 20~30cm |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
花色 | 白~ピンク |
開花時期 | 6月~9月 |
月見草の種類

ヒルザキツキミソウ
学名:Oenothera speciosa
ヒルザキツキミソウは、昼間に開花する月見草の近縁種です。海岸や河原、空き地など身近な場所で見かけます。他に園芸種として流通しているもので、モモイロヒルザキツキミソウなどがあります。
月見草の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 |
月見草の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を好みます。
用土
水はけと保水性の良い土壌を好みます。
月見草の育て方のポイント
水やり
根付いてからは降雨に任せます。極端に乾燥が続くようなときは、様子を見て、水やりしましょう。
肥料
過肥を嫌うので、基本的に施肥は行いません。生育状態が悪いようであれば、様子を見て少量ずつ施します。
病害虫
アブラムシの被害にあうことがあります。見つけ次第駆除してください。
月見草の詳しい育て方
種まき
種はとりまきします。
花
月見草は、夜に白い花を咲かせ、朝には萎れていく一日花です。ただし、白い花を咲かせる月見草は、あまり見かける機会がありません。日頃目にするのは、淡いピンク色の花を咲かせるモモイロヒルザキツキミソウやその他の園芸種です。
冬越し
冬は、地上部が枯れたようになって越冬します。特に必要な冬越しの作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種まきで増やすことができます。