シレネ・ユニフローラとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- シレネ・ユニフローラ
- 学名
Silene uniflora
- 英名
- Sea Campion
- 科名
- ナデシコ科
- 属名
- シレネ属
- 原産地
- ヨーロッパ
シレネ・ユニフローラの特徴
シレネ・ユニフローラは、ヨーロッパに分布するナデシコ科の耐寒性多年草。春、伸びた茎の先に釣鐘状の可愛い花を咲かせます。沿岸部の崖や砂地などに自生していることもあり、高温多湿が苦手で乾燥気味の環境を好みます。這うように生長するので、寄せ植えやハンギングバスケット、少し高さのある花壇の縁などに植えると垂れ下がるように育って美しいです。
シレネ・ユニフローラの葉色は緑色の他、クリーム色の斑入り品種もあります。斑入り品種は花が咲かない季節も美しい葉色を楽しめるカラーリーフプランツとしても人気があります。
シレネ・ユニフローラは耐寒性があり、温暖地では戸外で冬越しできますが、夏の暑さに若干弱い性質があります。夏越しを上手に行うと周年楽しめる植物です。
シレネ・ユニフローラの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 10㎝~20㎝ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
花色 | 白、ピンク |
開花時期 | 4月~6月 |
シレネ・ユニフローラの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け・植え替え | ||||||||||||
株分け | ||||||||||||
挿し木 |
シレネ・ユニフローラの栽培環境
日当たり・置き場所
シレネ・ユニフローラは日当たりと風通しの良い場所を好みます。湿気の多いジメジメした環境では状態良く育ちません。高温多湿が苦手なため、真夏は半日陰になる涼しい場所が好ましいです。鉢植えは暑くなる前に半日陰のなるべく涼しい場所に移動させましょう。
温度
シレネ・ユニフローラの耐寒温度は-10℃くらいです。霜に当たると葉が傷むことがありますが、根が生きていれば春に再び芽吹いて生長します。
用土
シレネ・ユニフローラは水はけの良い用土を好みます。
シレネ・ユニフローラの育て方のポイント
水やり
シレネ・ユニフローラは、土が乾いたら株元にたっぷり水やりしましょう。常に土が湿っているような状態は好ましくありません。
肥料
シレネ・ユニフローラはやせ地でも育つので肥料はそれほど必要ありません。
鉢植えの場合は、秋に緩効性肥料を置き肥する程度で十分育ちます。夏に肥料分が残っていない方が好ましいです。
病害虫
シレネ・ユニフローラは、アブラムシが発生することがあります。見つけたらすぐに対処しましょう。
シレネ・ユニフローラの詳しい育て方
選び方
シレネ・ユニフローラの苗は、葉が傷ついたり株元が蒸れて枯れたりしているものは避け、生き生きとふんわり育っているものを選びましょう。
植え付け
シレネ・ユニフローラの植え付け適期は春か秋です。地植えの場合は、腐葉土や砂、軽石などを混ぜ込んで水はけの良い環境を作ってから植え付けましょう。
鉢植えのシレネ・ユニフローラは、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。さらに水はけを良くしたい場合は、市販の草花用培養土に砂や軽石などを混ぜ込む方法もあります。
剪定・切り戻し
シレネ・ユニフローラは、それほど生長が速くありません。強く刈り込むと育つのに少し時間がかかるので、剪定は伸びすぎた部分や混み合ってしまった部分を適宜カットする程度に行いましょう。
植え替え・鉢替え
地植えのシレネ・ユニフローラは、特に植え替えの必要はありません。
鉢植えのシレネ・ユニフローラは根詰まりを避けるため、2年に1回くらい春か秋に植え替えましょう。伸びすぎた根を整理して、一回り大きな鉢に新しい土を使って植え替えます。鉢を大きくしたくない場合は、株分けしてサイズを調節して同じ鉢に植え替えるのがおすすめです。
花
シレネ・ユニフローラは、春に釣鐘状の可愛い花を咲かせます。
夏越し
シレネ・ユニフローラは、高温多湿が苦手な植物です。真夏は半日陰の涼しい場所で管理すると夏を上手に越すことができます。鉢植えは半日陰のなるべく涼しい場所に移動させましょう。梅雨などに長雨に当たりそうな時も、軒下などの雨を避けられる場所に移動させます。
冬越し
シレネ・ユニフローラは、耐寒性があるので温暖地では屋外で冬越しできます。霜に当たると葉が傷むことがあるので、寒さが厳しいときは防寒対策を行うと冬も状態良く育てることができます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
シレネ・ユニフローラは、挿し木と株分けで増やすことができます。
挿し木の適期は春。茎を10㎝ほどの長さで切り取って下の方の葉を取り除いて挿し穂を作ります。水揚げをしてから挿し木用の土に挿して、発根するまで明るい日陰で水を切らさないように管理します。
株分けの適期は春か秋。ある程度株が育ってから行いましょう。