ベロニカ・オックスフォードブルーとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • 開花期は3~6月、青い小さな可愛い花が咲くベロニカ・オックスフォードブルー。しかも、多年草で寒い時期には葉が赤茶色に紅葉します。お庭のグランドカバーとしてもおすすめなベロニカ・オックスフォードブルーをご紹介します。
植物名
ベロニカ・オックスフォードブルー
学名

Veronica peduncularis ‘Oxford Blue

英名
Oxford Blue
科名
オオバコ科
属名
ベロニカ属
原産地
ヨーロッパ

ベロニカ・オックスフォードブルーの特徴

ベロニカ・オックスフォードブルーは、ヨーロッパ原産のオオバコ科の宿根草。ベロニカは、上に伸びる立性と這うように広がる這性がありますが、オックスフォードブルーは這性の性質です。その性質からグランドカバーや花壇の縁取りとして使われています。

グランドカバー・ベロニカオックスフォードブルー

4月から5月にかけて小さな青い花が地面一面に開花し、満開時はブルーのカーペットのようになります。写真のようにたくさんの花を咲かせるには、日当たりが良い環境に植えましょう。ひと苗植えれば植えっぱなしで次第に広がり、手をかけなくても育つ管理のしやすい草花のひとつです。

ベロニカ・オックスフォードブルーの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 10cm~
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色
開花時期 4月~5月

ベロニカ・オックスフォードブルーの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け

ベロニカ・オックスフォードブルーの栽培環境

日当たり・置き場所

ベロニカ・オックスフォードブルーは、春から初夏と秋から冬は日当たりが良く、真夏は半日陰程度になる風通しの良い環境が適しています。

半日陰程度までなら栽培可能ですが、日当たりは花付きに影響します。地面一面にびっしりと咲かせたいなら日当たりの良い場所を選びましょう。半日陰に植えると花がまばらになります。

用土

水はけの良い土が適しています。雨が降ったあとにぬかるむような場所への植え付けは避けましょう。

鉢植えは、草花用の培養土で栽培可能です。

ベロニカ・オックスフォードブルーの育て方のポイント

日常の管理

ベロニカ・オックスフォードブルーは、根付けば手間いらずで植えっぱなしで管理でき、増えすぎて整理したい場合も引き抜くのにさほど力がいらないので管理がとても楽な宿根草です。

日当たりが良い場所に植えると次第に這いながら広がっていきます。

水やり

夏の高温多湿には弱いので、株が蒸れないように注意します。

地植えは、根付いてからの水やりは必要なく、降雨に任せます。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。

肥料

過肥の必要はありません。春と秋に緩効性肥料を株元に控えめに与える程度で十分です。

ただし、自然の循環ができていて、周囲の草花が問題なく開花している土なら与えなくても栽培可能です。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

ベロニカ・オックスフォードブルーの詳しい育て方

選び方

ベロニカ・オックスフォードブルーの苗は、2月ごろから初夏まで流通します。葉の色がきれいな株元にも葉がついた苗を選びましょう。

植え付け

春と秋がベロニカ・オックスフォードブルーの植え付け適期です。横に広がるので、複数の株を植える場合は株間は30cm以上あけましょう。

仕立て方

ベロニカ・オックスフォードブルーは這うように広がるのでグランドカバーとして利用できます。花壇のフロント、鉢の縁どり、ハンギングなどにも適しています。

剪定・切り戻し

花の後に早めに切り戻しておくと、再度花が咲く場合があります。

植え替え・鉢替え

鉢植えは、根が回ったら一回り大きめな鉢に植え替えるか株分けを行います。

4月~5月、地面一面にブルーの小花が開花します。

冬越し

耐寒性が強いため特別な対策の必要はありませんが、地面が凍結する場所ではマルチングをするとよいでしょう。

秋冬のベロニカ・オックスフォードブルーは、葉の色が銅葉になります。伸びすぎた場合は刈り込んでおきましょう。早春になると葉の色は緑に戻り、新芽が芽吹きます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分けと挿し芽で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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