キクザキイチゲの育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- キクザキイチゲ
- 学名
Anemone pseudoaltaica
- 和名
- 菊咲一華
- 科名
- キンポウゲ科
- 属名
- アネモネ属
- 原産地
- 日本
キクザキイチゲの特徴
キクザキイチゲは、キンポウゲ科アネモネ属の多年草。早春に開花し、夏前には姿を消すスプリングエフェメラルの1つです。キクザキイチゲという名前の由来は、花がキクに似ているから、または葉がキクに似ているからといわれています。日本の近畿地方以北の山林の開けた場所や草地に自生します。
キクザキイチゲの花が咲くのは3月~4月、早い年は1月の終わりから開花していることもあります。葉はキクのような切れ込みの入った葉で、その中心から茎を伸ばして、花を咲かせます。花の直径は3~5cm、花色は白から淡い紫で、個体差があります。群生することが多く、満開の時期には、林の中でカーペットのように広がって咲いている美しい姿に出会えることがあります。
キクザキイチゲの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 10~20cm |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 弱い |
花色 | 白~淡紫 |
開花時期 | 3月~4月 |
キクザキイチゲの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え替え |
キクザキイチゲの栽培環境
日当たり・置き場所
落葉樹の足元のような、風通しの良い半日陰を好みます。
用土
排水性、保水性の良い、肥沃な土壌を好みます。
キクザキイチゲの育て方のポイント
水やり
早春から初夏までの花と葉を展開している時期が生育期です。水を切らさないように管理しましょう。夏に地上部が枯れて休眠に入ってからも、控えめに水やりを続けてください。休眠中の水やり過多は根腐れの原因となりますが、乾かしすぎも枯死の恐れがあります。
肥料
肥沃な土壌を好みます。植え付け時に元肥、生育期には緩効性肥料を施しましょう。夏の施肥は、根に負担をかけるので控えます。
病害虫
ナメクジやアブラムシの被害に注意しましょう。
キクザキイチゲの詳しい育て方
選び方
葉の色つやの良いものを選びましょう。花芽が上がっていれば、開花後すぐに花を楽しめます。
植え付け
植え付け適期は、10月です。夏や冬の植え付けは、根に負担をかけるので避けてください。植え付け後は、根と土をなじませるように、たっぷりと水やりしましょう。
植え替え・鉢替え
植え替え適期は、10月です。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。夏や冬の植え付けは、根に負担をかけるので避けてください。
花
キクザキイチゲの花は、3月~4月に開花します。春に開花し、夏前に姿を消すスプリングエフェメラルの1つです。
夏越し
夏は地上部が枯れて休眠しています。乾燥させ過ぎないように、控えめに水やりを続けてください。
冬越し
冬も地上部が枯れて休眠しています。控えめに水やりをしてください。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けで増やすことができます。