ジャーマンアイリスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ジャーマンアイリス
- 学名
Iris germanica hybrid
- 英名
- German iris
- 科名
- アヤメ科
- 属名
- アヤメ属
- 原産地
- ヨーロッパ
ジャーマンアイリスの特徴
和名「ドイツアヤメ」の他、「レインボーフラワー」、「ヒゲ(ビアデッド)アイリス」といった名前でも知られています。 レインボーフラワーの名は、アイリスの中では最も豊かな色のバリエーションを誇ることからきています。ヒゲアイリスは花弁のつけねにヒゲのような毛が密生することに由来しています。 野生種が自然交配されたものに、人の手を加えてバリエーションをひろげました。現在も花弁の形状に改良が進められており、フリルやフリンジの入ったものが登場しています。香りも豊かで、さらに開花期を前後にずらしたもの、矮小種も存在します。
ジャーマンアイリスの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
---|---|
草丈・樹高 | ~1m程度 |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | やや弱い |
花色 | 紫、黄、白、オレンジ、ピンク、青、赤など様々 |
開花時期 | 5月~6月頃 |
ジャーマンアイリスの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりを好みます。日照不足は生育を悪くします。
用土
水はけが重要なので、赤玉土、腐葉土、鹿沼土を配合します。市販の「花の培養土」を使う場合も川砂やパーライトを混ぜ込むとよいでしょう。
ジャーマンアイリスの育て方のポイント
水やり
生育期は表土が乾いてからたっぷりと与えます。真夏は水切れに注意しながら、乾燥気味に管理するようにします。
肥料
春と秋の2回、骨粉や化成肥料を施肥します。夏に肥料が残っていると腐ることがあるので、春はできるだけ早めに行うのがポイントです。
病害虫
根茎の腐る軟株病にかかりやすい傾向があります。過湿が原因なので、軽度のうちは株を掘り下げて乾燥させます。重度になった株は取り除きましょう。
ジャーマンアイリスの詳しい育て方
選び方
秋植えが基本ですが、厳冬期以外はいつでも植え付けられる強健さがあります。春と秋によく出回るので傷のない太い球根を選びましょう。
種まき
ジャーマンアイリスは球根から育てます。弱アルカリ性を好むのであらかじめ用土に苦土石灰を加えておきます。
植え付け
根詰まりした状態や古い用土のままで育てると花つきが悪くなり、病気にもかかりやすくなるので、毎年よく土を落として植え替えます。
剪定・切り戻し
病気予防のため、こまめに花がらと枯れた葉を摘み取ります。株元が見えるくらいまですっきりさせるのがめやすです。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
梅雨明けから秋までの間に、株分けで増やすことができます。冬までい根を張るよう、寒冷地では早めに作業しておきます。 横向きに伸びるイモのような根茎を浅く植え付けます。根の伸びる位置を想定しながら、根茎を立てないように気をつけて植えます。葉は半分ほど切りつめておきます。