ユウガオ(夕顔・ゆうがお)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ユウガオ(夕顔・ゆうがお)
学名

Lagenaria sincerariavar.hispida

英名
Bottle gourd
科名
ウリ科
属名
ユウガオ属
原産地
北アフリカ

ユウガオ(夕顔・ゆうがお)の特徴

北アフリカが原産の巻きひげをもつ匍匐性のつる性草本の非耐寒性一年草で、平安時代に中国から渡来しました。生育適温が18度~28度と高温の環境を好みます。スイカなどの接ぎ木苗の台木に使われることも多いです。蔓が良く伸びるため栽培には広い土地が必要です。花は雌雄同株で7月~8月頃に白色の花を日没の前後に開花し翌朝にはしおれるので夕顔の名前が付けられたと考えられます。雄花と雌花があり、果実はうり状で長さ60~90cmになり、干瓢にしたり、未熟果を煮物や汁物にして利用されます。ひょうたんは同じ種に属し、そのうちの苦みのないものが選抜されて夕顔という分類になったと考えられています。

ユウガオ(夕顔・ゆうがお)の詳細情報

園芸分類 草花
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
花色
開花時期 7月~9月頃

ユウガオ(夕顔・ゆうがお)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
肥料
開花
収穫

ユウガオ(夕顔・ゆうがお)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当りと水はけのよい場所を好みます。

温度

18℃~28℃が生育適温です。

用土

酸性土壌に弱いので植え付けの2週間前までに苦土石灰を施し、1週間前に元肥と堆肥を施してよく耕しておきます。ただし窒素肥料が多いとつるぼけになり実つきや果実の肥大が悪くなりやすいので注意します。

ユウガオ(夕顔・ゆうがお)の育て方のポイント

水やり

植え付け後は乾かさないように水やりします。また、果実の肥大中に乾燥してしまうと実が大きくならなくなるのでできるだけ乾燥をさせないようにします。

肥料

果実がピンポン玉くらいの大きさになったら化成肥料を株元に施します。果実の肥大具合を見ながら2週間後にもう一度施します。

病害虫

病害虫は比較的少ないですがアブラムシがついたり炭疽病が発生したりします。連作するとセンチュウが発生するので避けましょう。

ユウガオ(夕顔・ゆうがお)の詳しい育て方

選び方

本葉が3~4枚で全体的にがっしりとした苗を選びます。根元がぐらつくものや下葉がきいろくなったものなどは避けましょう。

種まき

寒さには弱いので25度を保つように保温し、育苗箱に2センチほどの間隔でまきます。覆土は1センチほど行います。

植え付け

日当たりのよい場所で有機質に富む水はけのよい場所を好みます。遅霜の心配がなくなった頃に株間80センチ以上の間隔で根を傷つけないように丁寧に植え付けます。地温を保つためにもポリマルチをはるのがおすすめです。

剪定・切り戻し

親づるが5節ほどのところで摘芯し子づるを伸ばし、孫づるは摘み取ります。子づるに着果したらあとは放任でかまいません。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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