ナンキンハゼとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ナンキンハゼ
学名

Triadica sebifera

科名
トウダイグサ科
属名
ナンキンハゼ属
原産地
中国

ナンキンハゼの特徴

ナンキンハゼは中国が原産の落葉高木です。青葉、紅葉、実と四季折々の表情が美しい樹木で、街路樹や庭園の庭木として植栽されています。紅葉し始めるころに黒い実がはじけて白い実になり、しばらく枝に残ります。白い実だけの状態の枝ものとして流通もしており、ドライフラワーとして利用されています。

ナンキンハゼ

ナンキンハゼの紅葉は暖地でもきれいに色づくのが特徴で、関東より西の地域で多く植栽されています。とても生長が早いため、植栽スペースは広い空間が必要です。そのため一般家庭の庭より街路樹や公園などでよく見かける樹木です。

ナンキンハゼの詳細情報

園芸分類 庭木、落葉
草丈・樹高 10m~
耐寒性 普通
耐暑性 強い
花色 黄色
開花時期 6月~7月

ナンキンハゼの種類

ナンキンハゼ・スノウマウンテン

斑入りのナンキンハゼ。比較的生長がゆっくりな品種。

ナンキンハゼ・メトロキャンドル

芽立ちは赤みを帯びたクリーム色がメインの斑入りで、しだいに緑色を帯びた斑入りになり、秋には美しく紅葉する。一般に黄色系の斑は葉焼けしやすいが、夏の強い日差しにも強い品種。

ナンキンハゼの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
剪定

ナンキンハゼの栽培環境

日当たり・置き場所

ナンキンハゼは、日当たりと風通しの良い場所が適しています。高木で生長も早いので、地植えにする際は数年後のことを考えた場所に植栽し、隣の植物との間隔も広めにとっておきましょう。若木のうちは鉢でも育てることができますが、一般的には地植え向きの植物です。寒冷地での栽培は不向きです。

用土

ナンキンハゼは一般的な植物が植栽されている場所なら特に土質にこだわらず植えることができます。地植え向きの樹木ですが、鉢植えの場合は乾燥気味の土を好むので水はけの良い土に植えましょう。

ナンキンハゼの育て方のポイント

水やり

地植えのナンキンハゼは、根付いてからの水やりの必要はありません。

鉢植えのナンキンハゼは、乾燥気味を好むので、鉢の表面が乾いたらたっぷりとを目安に水やりをします。

肥料

やせ地でも育つ樹木のため、ほぼ不要です。様子を見ながら生育が悪いようなら、寒肥を与えるようにしましょう。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

ナンキンハゼの詳しい育て方

選び方

ナンキンハゼの苗木は小さめなポット苗サイズから1m以上に生長したサイズのものまでさまざまなサイズがあります。

単幹や株立ちなど樹形に個体差があります。葉っぱが生き生きとした好みの樹形のものを選びましょう。

最近は斑入りのナンキンハゼも流通しています。

植え付け

落葉期が植え付け適時です。ナンキンハゼは、生長スピードの速い高木です。植栽する場所をよく選んで植え付けてください。

仕立て方

スペースに余裕があるなら自然樹形でまとまる樹木です。

剪定・切り戻し

ナンキンハゼは植栽スペースが広い場合は自然樹形で育てられますが、あまり大きく(高く)したくない場合は、厳寒期を除く落葉期に剪定をします。

ナンキンハゼの花

雌雄同株で初夏に黄色い穂状の花が開花します。花穂の上部分には雄花が多数つき、雌花は花穂の基部に少量ついています。花によっては雄花だけに見えるようなものもあります。

収穫

ナンキンハゼは、紅葉し始めるころに黒い実がはじけて白い実になります。落葉し終わって白い実だけの状態で枝ものとして流通していて、ドライフラワーの花材として利用されています。

ナンキンハゼは紅葉し始めるころに黒い実がはじけて白い実になります。落葉し終わって白い実だけの状態で枝ものとして流通していて、ドライフラワーの花材として利用されています。

冬越し

ある程度の耐寒性はありますが、ナンキンハゼはどちらかというと暖地向きの樹木です。暖地でもきれいに紅葉します。

ナンキンハゼは春の芽吹きは比較的遅い樹木です。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ナンキンハゼはこぼれ種が発芽するほど、発芽力は強い植物です。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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