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黒松(クロマツ)の育て方|植物図鑑

植物名
黒松(クロマツ)
学名
Pinus thunbergii
英名
Japanese Black Pine
和名
黒松
科名
マツ科
属名
クロマツ属
原産地
日本、朝鮮半島一帯

黒松(クロマツ)の特徴

黒松は、葉は細長く、葉や樹皮が他の松に比べて硬いところが特徴です。4月から5月ごろにかけて、黒松の新芽は出てきます。この新芽はつくしに似ています。幹肌は荒々しい感じがあるので、若木でも古木感が出やすいです。庭木に植えてある黒松は、松の葉が密集しやすくなってしまいます。 黒松は、日本全国の沿岸にはほとんど自生している常緑針葉高木であることです。海の潮風や夏の暑さにも比較的強く大気汚染や公害にも強いので、防風林や街路樹としても活用されています。また、黒松は本の盆栽の代表的な存在です。黒松は樹勢も強いので針金掛けがしやすいため、盆栽の樹形がつくりやすい樹木です。

黒松(クロマツ)の詳細情報

園芸分類 庭木、常緑
耐寒性 やや強い
耐暑性 やや強い
開花時期 5月頃

黒松の美しい樹形を維持する方法

黒松は、樹形が美しい樹木です。いつも美しい黒松の樹木を鑑賞するためには、年数回、季節ごとの剪定作業が必要になります。基本的な作業は2つあります。一つは、「芽摘み」の剪定です。新芽が出てくる4月から6月初旬に新しい芽をとる「芽摘み」作業を行います。二つ目は、「葉透かし」と「もみあげ」の剪定作業です。夏が終わり10月から1月頃にかけては、松葉の「葉透かし」剪定と葉をむしる「もみあげ」剪定の作業を行います。この基本的な2つの剪定作業を行うことで、樹形や葉のバランスがとれた美しい黒松をいつでも鑑賞することができます。特に「葉透かし」の剪定作業を通して、密集している松の葉や枝を間引くことにより、風通しも良くなり、害虫等の発生も防ぐことができます。基本的には伸びた松葉の下枝を残し、上の枝を切り詰めるようにしていくと、バランスのとれた樹形が維持しやすいです。

黒松(クロマツ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
植え替え
剪定
開花
肥料

黒松(クロマツ)の栽培環境

用土

黒松は、水はけが良い土壌環境であれば土の種類は特に問題ではないですが、硬質の赤玉、硬質の鹿沼土、腐葉土を混ぜた用土を地植えにする穴の土に混ぜて使うと良いです。

黒松(クロマツ)の育て方のポイント

水やり

庭に地植えにしてある黒松でも、植え付けてから2年位は水やりが必用です。土の表面が乾いたら水やりをします。

肥料

1月頃になったら、黒松の株の周りに浅く穴を掘り、有機質の肥料を施肥します。油粕や固形タイプの肥料でも良いです。

病害虫

黒松は、枝や松葉が黒くなる「すす病」にかかりやすいです。この病気の原因はカイガラムシアブラムシの排泄物によって発生したカビが原因です。そのため、カイガラムシやアブラムシの駆除が大事です。また、これ以外にマツノマダラカミキリ虫やマツヤドリハダニ等の害虫が付きやすいので、害虫に合った薬剤散布が必要です。

黒松(クロマツ)の詳しい育て方

選び方

黒松の苗木は、根周り、株、幹や枝ぶりがしっかりしているものを選びます。また、植え付ける場所に合わせた大きさの苗を選ぶことも大事です。

種まき

種まきは3月から6月の梅雨前まで行うことができます。発芽がしやすくなるように土の上にビニール等を被せるとよいです。

植え付け

2月から4月中旬頃が黒松の植付けの適期ですが、庭木用に根切されている株はいつでも植え付けることができます。

剪定・切り戻し

10月から3月上旬までの間に多く出ている古い葉や新しい葉を取る「葉抜き」と「もみあげ作業」を行います。同時に混んでいる枝や樹形を乱している枝も整えます。5月から6月の梅雨前までは、伸びた新芽の「芽かき」作業を行います。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

黒松は種で増やすことができます。種まきは、3月に行います。育苗ポットあるいは種まき用の箱の中に硬質の赤玉小粒入れて、2cm前後の深さの穴を開け、一粒ずつ種を入れて、上から土をかけます。最後に優しく水をかければ種まきは完了です。 黒松を種から育てる場合、発芽するまでの水やりは大切な作業です。常に土の表面が乾燥しないよう注意が必用です。透明のビニールやラップ等を上から被せると発芽しやすいです。明るくても直射日光が当たらないところに置いて管理しますが、夏の酷暑の間は風通しが良く涼しいところで管理した方が育てやすいです。 発芽した黒松から本葉が出て来たら、生長が良さそうな苗を数本選び、苗として育てます。種を蒔いてから1年くらいしたら、鉢上げして盆栽用や庭木用に分けて育てていきます。 黒松の種を蒔く時期や環境によっては上手く発芽しない場合もありますが、チャレンジすることが大事です。種から育てた黒松の苗木は接木の跡もないので、格別です。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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