ユズリハ(楪)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ユズリハ(楪)
- 学名
Daphniphyllum macropodum
- 英名
- Daphniphyllum macropodum
- 和名
- ゆずりは
- 科名
- ユズリハ科
- 属名
- ユズリハ属
- 原産地
- 日本
ユズリハ(楪)の特徴
ユズリハは、ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木です。子孫繁栄を象徴する縁起木として、正月飾りなどで好まれます。鏡餅の下に敷くのは、このユズリハの葉です。春に、前年の葉の先に伸びた枝から新しい葉を展開させます。新しい葉が出る頃には前年の葉はだらりと垂れ下がり、新しい葉に日光を譲り渡しているように見えます。この様子から、「次の代に譲る」「代々続く」ことを連想させるとして、子孫繁栄の象徴となりました。また、新しい葉が出ると古い葉は落ちるといわれていますが、実際はすぐには落ちません。古い葉は、新しい葉の生長を見届けるように、しばらく枝に留まってから時間をかけて落葉します。これは、新しい世代を見守る親のようにも見えます。
ユズリハは、日本の東北から沖縄まで分布する常緑高木です。寺社や公園などに植えられているのを見かけます。横にも枝を広げ、非常に大きくなるためか、庭木として植えられているのはあまり見かけません。春に新芽を出した後、4月~5月頃に目立たない小さな花を咲かせ、冬に黒い実を実らせます。ユズリハは、雌雄異株なので、雌株にしか実はつきません。葉は大きく15cm~20cmほど、表面には光沢があり、裏は白っぽくくすんだグリーンです。
近縁種にヒメユズリハがあります。そちらは全体的にサイズが小さく育てやすいこともあって、見かける機会の多い樹木です。
ユズリハ(楪)の詳細情報
園芸分類 | 庭木、常緑 |
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草丈・樹高 | 10~20m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 赤褐色 |
開花時期 | 4月~5月 |
ユズリハ(楪)の種類
ヒメユズリハ
- 学名:Daphniphyllum teijsmannii
ヒメユズリハは、樹高3~10m程度とユズリハよりも小ぶりです。葉はユズリハと違って上に向かって立ち上がるように伸びています。