クロサンドラとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- クロサンドラ
- 学名
Crossandra infundibuliformis
- 英名
- Firecracker flower、Summer Candle
- 和名
- 縁取雄蕊(ヘリトリオシベ)、漏斗花(ジョウゴバナ)
- 別名・流通名
- サマーキャンドル
- 科名
- キツネノマゴ科
- 属名
- ヘリトリオシベ属
- 原産地
- インド、スリランカ、アフリカ
クロサンドラの特徴
クロッサンドラは、鮮やかなオレンジ色の花を咲かせる熱帯原産の低木。初夏から秋までの長期間開花し、発色の良い花色は明るい雰囲気を演出してくれます。濃い緑色の光沢のある葉も美しく、室内鉢花や観葉植物として扱われることもあります。
春頃から鉢花として苗が流通し、低木といってもそれほど大きくならず、自然にこんもりとまとまるので多年草のように扱えます。どちらかというと鉢植えで育てるイメージがありますが、花にボリュームがあり丈夫で開花期間が長いことから、夏花壇の素材として一年草扱いで使われることもあります。
耐寒性がないので、鉢植えで栽培し、冬は室内で冬越しをさせると翌年も初夏から花が楽しめます。
クロサンドラの詳細情報
園芸分類 | 庭木、常緑 |
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草丈・樹高 | 30~100cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | オレンジ、黄、赤 |
開花時期 | 6月~10月 |
クロサンドラの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 |
クロサンドラの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所が適しています。極端に強い日差しだと葉焼けを起こすことがあるので注意しましょう。耐寒性はないので、冬は室内管理が適当です。
用土
水はけが良い土が適しています。
市販の草花用の培養土で栽培可能です。
クロサンドラの育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからは特に水やりの必要はありません。日照りが続き、土が極端に乾燥する場合は与えましょう。
鉢植えは、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらい与えます。
肥料
地植え
自然の循環ができている肥えた土ならば、特に与えなくても栽培可能です。生長の様子を見ながら判断しましょう。
鉢植え
長期間開花する花なので、肥料切れを起こすと花付きが悪くなります。開花期間中、緩効性肥料もしくは液体肥料を頻度を守って施します。
病害虫
目立った病害虫の害はありませんが、風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあります。
クロサンドラの詳しい育て方
選び方
4月頃から鉢物が流通します。葉の色がきれいで、つぼみの多い苗を選びましょう。耐寒性がないので、遅霜などに当たると枯れこむことがあるため、4月の夜間は室内で管理したほうがよい場合があります。
植え付け
一年草として扱う場合は、地植えでの栽培も可能です。
鉢植えは、元肥を入れて一回り大きな鉢に植え替えましょう。
剪定・切り戻し
冬越しをさせる場合は、一通り花が終わった秋に株を半分程度に切り戻します。(秋に購入してさほど伸びていないなら切り戻す必要はありません)
植え替え・鉢替え
生育旺盛で根詰まりを起こしやすいため、1年に一度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替えの適時は晩春~初夏です。
花
6月~10月の長期間開花します。種を採る目的がないなら、終わった花がらはこまめに切り取ると、次の花芽が上がりやすくなります。
夏越し
強い日差しに長時間当たると葉焼けを起こすので、遮光するか、秋になるまで半日陰程度の場所に鉢を移動します。
冬越し
耐寒性がないので、冬は日当たりの良い室内で管理します。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木と種まきで増やすことができます。