アニソドンテア・マルバストロイデスとは？育て方・栽培方法｜植物図鑑

アニソドンテア・マルバストロイデスの特徴

ムクゲやフヨウを小さくしたような草花、アニソドンテア・マルバストロイデスは、南アフリカ原産の常緑低木です。花は繊細な見た目と違って、性質はとても丈夫で、耐寒性、耐暑性ともにあります。

アニソドンテア・マルバストロイデスの一番特筆すべき特徴としては、花の期間が長いことです。その年の気象にもよりますが、半年以上連続して開花することもあります。真夏にも真冬にも花が咲く、珍しいタイプの花木です。

アニソドンテア・マルバストロイデスは、日当たりのよい場所に植え付けるか、鉢を置きます。-8℃～-10℃くらいまで耐寒性があるので、暖地や平野部なら地植えで育てることができます。

草花用の培養土で問題なく育ちます。

アニソドンテア・マルバストロイデスは、大変丈夫な花木です。きちんと水やりをしていれば、次から次へと花が開花します。

土の表面が乾いたらたっぷりとを目安に水やりをします。

春と秋に緩効性肥料を株元にあげる程度で十分育ちますが、開花期間が長い花なので、適度に肥料は必要です。
花の色、葉っぱの色が悪い、花つきが悪いなどの現象がみられる場合は、肥料が切れている可能性があります。

特に目立った病害虫の害はありません。

花姿がよく、葉っぱが黄色くなっていない株を選びましょう。

アニソドンテア・マルバストロイデスの最大樹高は2mくらいなので、地植えにする場合は花壇の後方が適しています。たくさんの茎が次から次へと出てきます。扇のように茎が広がり横幅が出てくるので、隣の植物との間隔は空けた方がよいでしょう。

剪定すると、そこから分枝して生長します。アニソドンテア・マルバストロイデスは、花が周年咲くので適度に間引きながら好きな姿に仕立てることができます。

混みあった枝は根元から剪定します。

花が終わるとポロリと落ちるので、いわゆる花がら摘みはしなくても大丈夫です。アニソドンテア・マルバストロイデスは、一年のうち半分以上、花が咲き続けている開花期間が長い花です。

アニソドンテア・マルバストロイデスは、一日花ではないので切り花にもできます。

アニソドンテア・マルバストロイデスは、耐暑性があるので特別な夏越しの必要はありません。

アニソドンテア・マルバストロイデスは、-10度程度までの耐寒性があります。平野部では特別な冬越しの必要はありませんが、-10度以下になる寒冷地では、冬場は夜間に取り込み、昼間だけ日光に当てるなどの工夫が必要です。

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