くわい(クワイ・慈姑)の育て方・栽培|植物図鑑

植物名
くわい(クワイ・慈姑)
学名

Sagittaria trifolia

英名
Threeleaf Arrowhead
和名
クワイ
別名・流通名
ゴワイ
科名
オモダカ科
属名
オモダカ属
原産地
中国

くわい(クワイ・慈姑)の特徴

くわいは勢いよく「芽が出る」ということから、縁起物としてお正月料理に使われます。

くわいは世界の温帯から熱帯にかけて自生していますが、欧米では主に観賞用で、野菜として栽培しているのは日本と原産地である中国のみです。

水生植物で多年生のくわいは、レンコンのように沼地のような常時水の中にいるような環境を好みます。草丈は100cm前後にまで生育し、葉は矢じりのような形で、長さ30cm位の光沢のある葉です。

塊茎(かいけい)といって、ジャガイモなどのように、地下茎の一部が塊(かたまり)のようになった種球から芽をだします。気温が上がる頃に、生育が早まり茎葉が生長します。その後、地中でランナーが伸び、また塊茎を作るというサイクルを繰り返します。

くわいの花は、白い3枚の花弁からなり、一つの茎に雌花と雄花の両方が咲く雌雄異花です。

くわいの品種は、日本国内で主に栽培されている「青クワイ」、中国の品種「白クワイ」、大阪府吹田で古くから栽培されている「吹田クワイ」があります。

くわい(クワイ・慈姑)の詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 100cm前後
耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや強い
耐陰性 弱い
花色 白色
開花時期 8~9月

くわいの主な産地は、埼玉県(草加市など)と広島県(福山市)です。

日本へは平安初期に中国から伝わり、食用として食べられるようになったのは、江戸時代になってからといわれています。

くわいの語源は諸説ありますが、葉の形状が鍬(くわ)に似ていることから、「くわいも」が転化したともいわれています。

漢字では、「しゅうとめをいつくしむ」と書いて「慈姑(くわい)」。一つの塊茎から、たくさんのくわいがつくその姿が、子供を慈しみつつ、母乳を与える母(姑)のように見えることからこの字が使われているようです。また、古典落語の百川に出てくる「慈姑金団(くわいのきんとん)」は、のみこみの悪い人や事をさす意味です。

くわい(クワイ・慈姑)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
収穫

くわい(クワイ・慈姑)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好みます。風通しの良い場所で育てましょう。

温度

生育温度は20~30℃です。

用土

土質は保水性、保肥性のある粘質土壌を好みますが、しっかり水分さえ含ませれば、野菜用の培養土でも育つようです。

くわい(クワイ・慈姑)の育て方のポイント

水やり

常に水分が不足しないように管理しましょう。

肥料

8月下旬以降のくわいのランナーが伸び、先端に塊茎がつくころ追肥を施します。

病害虫

他の野菜に比べて、病害虫の被害は少ないようです。

くわい(クワイ・慈姑)の詳しい育て方

選び方

病気や傷のない塊茎(かいけい)を選びましょう。

植え付け

畝間70~80cm、株間20~30cm位の間隔を取り、くわいの芽の先が地表に出ないように注意しながら浅く植え付けます。
プランター栽培の方は、土の深さが少なくとも20cm以上あるプランターに植え付けましょう。

花は白色で3枚の花弁があります。同一株内に雌花と雄花が咲く雌雄異花(しゆういか)です。

収穫

12月下旬から翌年の3月頃までの間に収穫しましょう。
この時、くわいを傷つけないように注意しましょう。
収穫したくわいは、種球とすることができます。冷蔵庫で保管して、6~7月の植え付けに備えましょう。

くわいの葉かき

葉が茂りすぎると、塊茎へ十分な栄養が行き渡らなくなるため、葉かきを行います。

葉かきは、8月に入ると数回、葉の数を6~7枚程度にします。

くわいの根まわし

9月の初旬頃、株の周り30cm、深さ20cmを目安に、伸びすぎた地下茎を切り取ります。そうすることで、収穫時のくわいの大きさが揃います。

カラ刈り

茎葉が半分くらい枯れた頃、地上部を刈り取ります。この作業の目的は、くわいの渋抜きなり、収穫時のくわいの品質を向上させます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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