コリゼマとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
コリゼマ
学名

Chorizema cordatum

英名
Australian flame pea、Heart-leaved flame pea
和名
柊豆(ヒイラギマメ)
別名・流通名
コリゼマ・コルダツム、ハートリーフ・フレームピー、フレームピー
科名
マメ科
属名
コリゼマ属
原産地
オーストラリア

コリゼマの特徴

コリゼマは、オーストラリア原産のマメ科の半耐寒性常緑低木です。春に花弁の上部分がオレンジ、下部分がショッキングピンクの華やかな花が株一面に開花します。ひとつひとつは小さな花ですが、発色の良い色合いは、とても目を引きます。別名のflame peaは、華やかな花色をflame(炎)と表現したのが由来です。また、葉の周囲や茎にトゲがあるため柊豆(ヒイラギマメ)という名前もあります。

低木のため、流通している時点では草花のような雰囲気ですが、株元は次第に木化してきます。半耐寒性で高温多湿に弱いので、鉢植えで管理するのが一般的です。

コリゼマにはたくさんの種類がありますが、流通しているのはコリゼマ・コルダツム(コルダータム)で、コリゼマという名で販売されています。

コリゼマの詳細情報

園芸分類 庭木、常緑
草丈・樹高 30~150cm
耐寒性 弱い
耐暑性 普通
花色 オレンジ×ピンクの複色
開花時期 4月~5月

コリゼマの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え替え

コリゼマの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しが良い場所で管理しましょう。寒さと蒸れに弱いため、鉢植え栽培が一般的です。

高温多湿に弱い性質なので、梅雨や長雨の時期は軒下などに鉢を移動させましょう。

用土

水はけが良い土が適しています。

鉢植えは、草花用の培養土で問題なく育ちます。

コリゼマの育て方のポイント

水やり

過湿を嫌いますが、極端な乾燥も苦手です。

鉢の表面の土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えましょう。

肥料

マメ科の植物のため、肥料はほとんど必要ありません。与える場合は、春と秋に控えめに施肥します。

窒素分の多い肥料を与えすぎると、葉ばかり茂り、花つきが悪くなることがあります。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

コリゼマの詳しい育て方

選び方

株元まで葉がついた、葉の色がきれいでつぼみがたくさんついた苗を選びましょう。

植え付け

鉢植え栽培が一般的です。鉢の底を見て、根が回っているようなら、一回りから二回り大きめな鉢に植え替えましょう。根をいじられるのを嫌うため、根をほぐさずそのまま植え替えます。

葉の周囲や茎にトゲがあるので、植え替えの際は手袋をすることをおすすめします。

剪定・切り戻し

花が終わったら、全体的に切り戻します。

植え替え・鉢替え

花が終わったタイミングで根が回っているようなら、根をいじらないように注意して一回り大きな鉢に植え替えましょう。

コリゼマ

4月~5月に開花します。花が一通り終わったら、全体的に切り戻します。切り戻すことにより、脇芽が出てしっかりとした株になり、来年の花数も多くなります。

夏越し

高温多湿に弱いため、梅雨や長雨の時期に枯らしてしまうことが多いようです。花が終わったら全体的に切り戻し、風通し良く蒸らさないように管理しましょう。過湿にも弱いですが、極端な乾燥も苦手です。真夏の水切れに注意します。

雨が続く時期は、鉢植えを雨が当たり続けない場所に移動するなどの工夫をしましょう。

冬越し

耐寒性はないため、霜がおりない暖地以外は室内で管理します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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