ブルーベリーの育て方・栽培|植物図鑑

植物名
ブルーベリー
学名

Vaccinium corymbosum

英名
blueberry
別名・流通名
沼酸塊、沼酢の木
科名
ツツジ科
属名
スノキ属
原産地
北アメリカ

ブルーベリーの特徴

ブルーベリーはツツジ科スノキ属に分類される北アメリカ原産の落葉低木果樹で、種類は200~300種あると言われています。低木なのでベランダや鉢植えでも育てやすい果樹のひとつです。ブルーベリーは虫が付きにくく無農薬でも栽培しやすいのでとても人気があります。

ブルーベリーは果実だけでなく、かわいらしい花や紅葉も楽しめるので、1年を通して変化も見ることができるのも魅力のひとつです。

ブルーベリーは1品種の苗木でも結実しなくはないですが、たくさん収穫したいなら同一系統の2品種を植えるとよいでしょう。

ブルーベリーの詳細情報

園芸分類 庭木、果樹
草丈・樹高 20cm~3m ローブッシュ(20㎝~40㎝)ハイブッシュ系(1.5m~3m) ラビッドアイ(1m~2m)
耐寒性 品種によって違う。 ノーザンハイブッシュ(強い)、サザンハイブッシュ(弱い)、ローブッシュ(強い)、ラビットアイ(強い)
耐暑性 品種によって違う。ノーザンハイブッシュ(弱い)、サザンハイブッシュ(強い)、ローブッシュ(弱い)、ラビットアイ(強い)
花色 白 ピンク
開花時期 4月 

ブルーベリーの種類

ブルーベリーは大きく分けると3つの種類に分かれます。お住いの地域の気温や湿度に適応する種類の中から選びましょう。

ローブッシュ

ローブッシュは北アメリカからカナダにかけて自生している野生種のブルーベリーです。背丈は20cm~40cm程で低く果実も小さめです。この品種は日本の気候では育てるのが難しく、夏の暑さが苦手で夏越しの対策や細やかな工夫が必要になってきます。基本的には日本の気候では育てるのが難しい系統です。

ラビットアイ系

蒸し暑い地域でも良く育ち、果実も甘く比較的たくさんの実を楽しめるブルーベリーの系統です。庭植え、鉢植えとも管理が楽で、北関東から九州地方まで幅広い範囲で育てる事ができます。種類も多く実りの期間も長い為、2種類以上のラビット系のブルーベリーを一緒に植えると味も良くなり7月~9月頃まで収穫を楽しめます。

ハイブッシュ系

ハイブッシュ系のブルーベリーは果実の甘みと酸味のバランスが良い種類です。ハイブッシュ系は大きく分けると2つの種類に分けられます。暖かい気候と涼しい気候で育てられる2品種があります。

北関東~以北

ノーザンハイブッシュ系

蒸し暑さには弱く、北関東より北のりんごが育つ地域など比較的涼しい地域で良く育つ系統です。果実も大粒で甘みと酸味のバランスが良く、世界的にはブルーベリーといえば、ノーザンハイブッシュ系を中心に品種改良が進められています。

関東南側~沖縄

サザンハイブッシュ系

この種類は蒸し暑い地域でも育てられるブルーベリーです。比較的暑さに強い系統で寒さや乾燥にはやや弱いのが特徴です。果実は大きめの粒もありますが、比較的小さめの粒が多く沢山の実がなります。

ブルーベリーの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
剪定
開花
収穫

ブルーベリーの栽培環境

日当たり・置き場所

ブルーベリーは屋外の日当たりの良いところで育てるのが適しています。半日陰でも育ちますが、花付きが悪くなります。なるべく日当たりのよいところに置くほうが元気な株に育ちます。

温度

ブルーベリーは品種によって異なりますが、冬には落葉する落葉樹です。暖地では特に防寒せず越冬できます。寒冷地では霜や寒風対策として、軒下や室内など風を防げる場所に置くほうがよいでしょう。

寒冷地の地植えのブルーベリーは、積雪で枝が折れないように支柱を立てて囲いをしたほうがよいでしょう。

用土

水はけの良い土壌が適しています。ブルーベリーは乾燥を嫌う為、植え付け時にはピートモスで根を包んでから植え付けます。

ブルーベリーは酸性の土壌で生育がよくなる性質があります。鉢植え用にブルーベリー専用の土も販売されています。

ブルーベリーの育て方のポイント

水やり

土の表面が乾いたら鉢の底から水が出てくるくらいたっぷりと与えます。夏場など暑い時期は土の様子をみて乾燥していたら夕方にも水やりをしましょう。ブルーベリーは乾燥が苦手です。鉢植えのブルーベリーは一度土を乾かすと復活に時間がかかりますので水切れに注意しましょう。

肥料

3月~の春の植えつけの時に規定量施します。三要素(チッ素・リン酸・カリ)を同量の緩効性肥料、固形肥料など規定量を施しましょう。

樹と果実の生長を促すために、開花時期にも追肥を施してもよいでしょう。また、秋10~11月くらいにも追肥を施しましょう。

病害虫

ブルーベリーは比較的害虫は発生しにくい果樹です。新芽にアブラムシが発生するこがあります。

又、根にコガネムシの幼虫が食害することがありますので、成虫が発生時期に株に防虫ネットをかぶせ産卵を防ぎましょう。

ブルーベリーの詳しい育て方

選び方

枝が太く、葉の艶が良いものを選びましょう。また育てる地域の気候によって品種を選びます。

関東以北 ノーザンハイブッシュ系

関東以南 サザンハイブッシュ系、ラビットアイ系

北海道 ノーザンハイブッシュ系 ローブッシュ系

ブルーベリーは確実に実つきをよくするためには、同一系統の中から2品種以上を近くで育てるのがポイントです。購入するときは「この品種が何系統のブルーベリーなのか」を調べてから購入するようにしましょう。

植え付け

ブルーベリーは3月初旬の新芽が動く前までの真冬を除く11月~3月頃の芽が動き出す前の落葉期が植え付けの適時です。

剪定・切り戻し

ブルーベリーの剪定は12月~2月の落葉中の休眠期に剪定をします。

ブルーベリーの剪定は枯れた枝、風通しを良くする為、クロスした枝、土から新しく出てきたシュートを剪定します。その他の枝の先ばかり剪定すると花付きが悪くなる為、枝は1/3位の位置を剪定します。

剪定の目安は植え付けから3年~4年後です。そのころになると樹全体が徒長した枝や枯れた枝などで混みあってくるので、不要な枝を整理しながら剪定します。

植え替え・鉢替え

鉢植えのブルーベリーは2~3年に一回は植え替えをしましょう。

ブルーベリーの植え替えは鉢底に固まった土などを取り除き根鉢を崩します。根っこを傷つけないように優しく行い、酸性の用土に植え替えます。

ブルーベリーの花は4月頃、釣鐘状の白、又はピンク色の花を咲かせます。

ブルーベリーの花は4月頃、釣鐘状の白、又はピンク色の花を咲かせます。

収穫

ブルーベリーは初夏~秋に収穫ができます。最初はグリーンの実が徐々にブルーに色づいていきます。最近はグリーンの実の枝は生花としても流通しています。

ブルーベリーは初夏~秋に収穫ができます。最初はグリーンの実が徐々にブルーに色づいていきます。最近はグリーンの実の枝は生花としても流通しています。

ブルーベリーの実はいっぺんに色づくわけではなく時間をかけて徐々に色づいていきます。青く色づいたものから収穫しましょう。収穫が早いと酸味が強いですが、食べごろのブルーベリーは生で食べても甘みを感じます。

ブルーベリーの実はいっぺんに色づくわけではなく時間をかけて徐々に色づいていきます。青く色づいたものから収穫しましょう。収穫が早いと酸味が強いですが、食べごろのブルーベリーは生で食べても甘みを感じます。

夏越し

ブルーベリーは特別な夏越しの必要はありません。

冬越し

ブルーベリーは特別な冬越しの必要はありませんが、積雪エリアでは雪によって枝が折れることを防ぐため雪囲いをした方がよいでしょう。

ブルーベリーは落葉樹です。落葉樹の中では比較的落葉するのが遅い樹木で、東京だと新年を越しても赤く色づいた紅葉の葉が枝についていることもあります。

ブルーベリーは落葉樹です。落葉樹の中では比較的落葉するのが遅い樹木で、東京だと新年を越しても赤く色づいた紅葉の葉が枝についていることもあります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ブルーベリーは、挿し木で増やすことができます。冬の剪定した枝を使ってもよいでしょう。土にピートモスを混ぜたものを用意し湿らせておきます。生長した部分をカットし、長いものは5~10cmくらいに切り分けます。水を吸い上げしやすくするため、挿し木の切り口は斜めにカットしましょう。数時間水に漬けてから土に挿します。発根するまで半日陰で管理します。約1~2カ月くらいで発根します。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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