クサギ（臭木）とは？育て方・栽培方法｜植物図鑑

クサギ（臭木）の特徴

クサギ（臭木）はクマツヅラ科の落葉小高木です。生長すると3～5ｍ程度になります。日本全国北海道から沖縄までの山野に自生しています。日向でも育ちますが、藪や林などの半日陰を好みます。

葉を摘むと独特の悪臭がする為、クサギ（臭木）と呼ばれるようになったと言います。夏7～8月に白い花を枝の先にまとまって咲かせます。秋に熟す果実は青黒く光沢があり、果実の周りの赤く星形のガクとのコントラストが美しく、宝石のようです。

近縁種でアマクサギがありますが、こちらは葉にほとんど毛がなく葉の悪臭も少ないとされています。

時期	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月
開花
結実

クサギ（臭木）は日向から半日陰で育ちます。上の方の枝葉には日が当たり、株元は日陰になるような場所を好みます。

あまり土壌は選びません。鉢植えのクサギ（臭木）は市販の培養土で問題なく育ちます。

地植えのクサギ（臭木）は、根付いてからは特に水やりの必要はありません。鉢植えのクサギ（臭木）は表土が乾燥したらたっぷりと水やりをします。

植え付け時にしっかりと腐葉土を混ぜておけば、特に追肥の必要はありません。花付きが悪くなってきたと感じたら、有機肥料を適宜与えます。

特に目立った病害虫の被害はありません。

枝が徒長していない、しっかりした株を選びましょう。

クサギ（臭木）の植え付けは、真夏と真冬を避けた春か秋の暖かい日に行います。

クサギ（臭木）は自然樹形が美しいので特に仕立てる必要はありません。枝が広がって暴れてきたと感じたら適宜剪定します。

クサギ（臭木）は枝を横に広げるように生長します。暴れるような樹形ではありませんが、生長の早い樹木です。庭の中で大きくなり過ぎたと感じたら、適宜剪定をします。

クサギ（臭木）の植え替えは植え付けと同じく、真夏と真冬を避けた春か秋の暖かい日に行います。

クサギ（臭木）は7～8月に、白く花芯が特徴的な花を咲かせます。

クサギ（臭木）は10月頃、宝石のような美しい実を付けます。切った枝を花瓶に生けて楽しむことも出来ます。

クサギ（臭木）にとって夏は生育期です。特に必要な夏越しの作業はありません。天候により乾燥が続くような時は、表土が乾いたらたっぷりと水やりをします。

クサギ（臭木）は落葉樹です。冬は落葉して越冬するので、特に必要な冬越しの作業はありません。

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