カラテアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- カラテア
- 学名
Calathea
- 英名
- Jungle velvet
- 和名
- トラフヒメバショウ、ゴシキヤバネショウ
- 科名
- クズウコン科
- 属名
- カラテア属
- 原産地
- 熱帯アメリカ
カラテアの特徴
カラテアはクズウコン科カラテア属に分類される熱帯アメリカ原産の観葉植物の総称です。約100種あると言われており、葉の模様が美しい種類が多いです。人気なのはカラテア・マコヤナという種類で、ブラジル原産のカラテアになります。葉が薄くビロード感があり、生長が早いため新しい葉を次々と展開させます。
カラテアの近縁種にマランタ属とモノタグマ属がありますが、葉模様による区別は困難でモノタグマがカラテアとして流通していることも多いです。
カラテアの詳細情報
園芸分類 | 観葉植物 |
---|---|
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 普通 |
耐陰性 | 強い |
花色 | 種によって異なる |
カラテアの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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肥料 | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
植え付け |
カラテアの栽培環境
日当たり・置き場所
屋外
カラテアは耐陰性が強いため室内でも育てることが出来ますが、暖かい5月~10月頃は屋外でカラテアを育てた方が管理しやすく、徒長などを防ぐことが出来ます。
ただし、カラテアは直射日光に当ててしまうと葉焼けをしてしまうことがあるため、直射日光の当たらない半日陰か、50%程度の遮光ネットなどで直射日光を遮るようにしましょう。
室内
カラテアは耐陰性が強いため、室内の窓辺など明るい場所であれば育てることができます。ただし、室内だからと言ってカラテアに直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。
また、カラテアにエアコンの風などが直接当たってしまうと枯れてしまうことがあるため、エアコンの風が当たらない風通しの良い場所に置きましょう。
温度
カラテアは寒さに弱いため、冬越しに注意します。
用土
カラテアは水はけが良く保水性に富んだ土が適しています。市販の観葉植物用の土がおすすめです。自分で配合する場合は赤玉土をメインにして、鹿沼土などで排水性を調整しましょう。
カラテアの育て方のポイント
水やり
カラテアが生長している間は土の表面が乾燥したら、鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりをするようにします。真夏など乾燥が激しい場合は受け皿等を使い、腰水で管理すると良いでしょう。ただし、腰水で管理すると蒸れやすくなるため、必ず風通しの良い場所でカラテアを管理するようにします。気温が低い冬など、カラテアの生長が止まったら水やりを控え、一週間に1~2回程度水やりをするようにしましょう。また、葉水を定期的に行うことでハダニなどの発生を予防することができます。葉水をする時はカラテアの葉裏にもしっかりと水をかけましょう。
肥料
カラテアは基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が生長がはやくなります。
冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、真夏と真冬を避けた生長期に与えるようにします。
肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。 有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。
カラテアの詳しい育て方
選び方
カラテアを買う時は必ず病害虫に注意してください。ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々カラテアが弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。
また、徒長している株は弱っいることがあるため、出来るだけ葉の張りとツヤが良いカラテアを選ぶと良いでしょう。
植え付け
カラテアの植え付けは5月~7月の暖かい時期に行うのがおすすめです。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。根が出ていない場合は、根が出るまで常に土が湿っているようにしてください。
剪定・切り戻し
カラテアは生長の早いものが多く、放置していると葉が増えすぎて通気性が悪くなります。そのため、切れ味の良いハサミやナイフを使って古くなったカラテアの葉や枝(茎)を剪定し、通気性を良くしてください。剪定は生長期の後半か、生長期が終わった後に行うのがおすすめです。
植え替え・鉢替え
水やりをしても中々水が流れなくなっていたり、株が鉢一杯に増えてきたらカラテアを植え替えします。植え替えの適期は5~7月頃ですが、暖かい室内であれば時期は問いません。
カラテアを鉢から抜きだし、根が鉢一杯に回っているようであれば根鉢を少し崩してから植え替えます。根があまり張っていないようであれば根鉢を崩さずに植え替えましょう。
花
カラテアは黄色や白、青紫など様ざまな花色があり花苞の形も独特で素晴らしいです。
夏越し
カラテアは乾燥に少々弱い部分があるため、乾燥の激しい真夏などは受け皿などを使い腰水で管理すると良いでしょう。また、直射日光に当たるとすぐに葉焼けを起こしてしまうため、直射日光の当たらない半日陰や遮光ネットで50%ほど遮光した風通しの良い場所で管理すると良いでしょう。
冬越し
カラテアは寒さに弱いため肌寒いと感じる季節になったら暖かい室内に移動させましょう。生長が止まったら1週間に1~2回程度水やりをするようにします。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
カラテアは株分けで増やすことができます。