シマトネリコの育て方|植物図鑑

植物名
シマトネリコ
学名
Fraxinus griffithii
英名
Griffith’s ash
科名
モクセイ科
属名
トネリコ属
原産地
台湾、中国、インド、フィリピン、沖縄

シマトネリコの特徴

「シマトネリコ」の「トネリコ」は、「戸に塗る木」が語源です。不思議な語源ですが、ちゃんと意味があります。昔はトネリコの樹皮につくイボタロウムシの分泌する蝋物質を敷居などの溝に塗って、戸のすべりを良くしたことから、こう名づけられました。「シマトネリコ」は「沖縄などの島に自生するトネリコ」ということです。

シマトネリコの詳細情報

園芸分類 観葉植物
草丈・樹高 庭植えにすると6~15m
耐寒性 やや弱いが強い種類もある
耐暑性 強い
花色
開花時期 6月~7月

シマトネリコの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
剪定
肥料
開花

シマトネリコの栽培環境

日当たり・置き場所

日光
【屋外】
春~秋にかけて屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、30%~50%の遮光をしてください。
遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。

【屋内】
耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、日光が当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。
室内だからと言って直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。

【置き場所】
乾燥に強く、耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら大丈夫です。 ただし、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。
最低気温が-3℃以上の地域ならば庭植えにすることもできます。

温度

-3℃まで耐えられます。夏の暑さにも大変強い植物です。

用土

カポックは水を好みますが、水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。
そのため、出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。
自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドし、生育環境に合わせて微調整してください。
また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。

シマトネリコの育て方のポイント

水やり

シマトネリコは観葉植物の中でも耐寒性が高いので、土の表面が乾燥したらたっぷりと水をやってください。
冬場に生長がストップしたら水やりの回数を減らし、土の表面が乾燥してから2~3日経った後に水やりをしてください。

【葉水】
葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。
特に冬場の葉水は重要です。

肥料

基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が成長がはやくなります。
冬場の成長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の成長期に与えるようにします。
肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

病害虫

ハダニ
黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。葉の裏側に潜み吸汁します。ハダニに吸汁された箇所は白い斑点状になるのですぐ分かります。そのまま放置しておくと最悪の場合枯れてしまいます。

アブラムシ】アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、
早めに対処しないと手遅れになる場合があります。
アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスがシマトネリコの中に侵入し、病気を発症させます。
また、発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。

カイガラムシ
3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。
カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。

ナメクジ
葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。
外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。
大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。
少し食害された程度なら生長に問題はありませんが、子株の場合は葉の大半を食害されたり、生長点を食害されると枯れてしまう可能性があります。

ダンゴムシ
柔らかい花芽や新葉、発芽したての株を食害します。ナメクジより食害される可能性は低いですが、外で管理しており地面の近くにを置いている場合は注意が必要です。

【バッタ】
イナゴなどのバッタは葉の硬さに関係なく食害します。また、食害する量も多いので気付かないでいると手遅れになっていることがあります。
割り箸などで見つけ次第捕殺してください。防虫ネットも有効です。

シマトネリコの詳しい育て方

選び方

シマトネリコを買う時は必ず病害虫に注意してください。
ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々カポックが弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。
病害虫以外ではとにかく葉の色が濃くて美しいものをチョイスしてください。シマトネリコの命はその光沢のある美しい葉です。苗によっては葉の色が黄色っぽくなっているものもあります。深緑で葉がつやつやしているものを選びましょう。

種まき

種を収穫したら種まき用の土かピートモスに種まきをして、涼しく風通しの良いところに置いて下さい。
発芽するまでは土が常に湿っている状態にしてください。

植え付け

植え付けは5月~7月の時期に行ってください。
根が出ていない場合は、根が出るまで常に土が湿っているようにしてください。

剪定・切り戻し

生育旺盛で、庭植えにすると6~15mにもなるので、鉢植えで楽しむ場合は剪定が不可欠。剪定の適期は春~秋まで可能です。
あまりにも、葉っぱの量が多いと風通しが悪く、病害虫にもかかりやすいので上に伸びる枝を切って、剪定しコンパクトに整えましょう。

植え替え・鉢替え

シマトネリコは成長がはやいので、植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになってしまい根詰まりを起こしてしまいます。
そのため、環境にもよりますが1~2年に1度1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。
水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。
植え替え時期は5~7月頃が最適です。

5~6月頃大きな花序に小さい花を多数つけます。シマトネリコは金木犀と同じくモクセイ科に分類されており、シマトネリコの花も芳香性がありとても良い香りがします。

収穫

種を収穫できます。

夏越し

屋外で、気温が40℃以上になった場合は日陰に移動してください。30~50%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。
水やりは土の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。
午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。 活力剤を1000倍に希釈して水やりの2~3回に一度のペースで行うと夏バテを防止できます。

冬越し

気温が0℃近くになったら生長が緩慢になるので、水やりを土が乾燥してから2~3日後に減らします。
気温が-3℃を切ると枯れてきてしまうので、切らないように室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。
ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。
霜が降りなければ庭植えでも大丈夫です。庭植えの場合は水やりの必要はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

初夏に花が咲いた場合は、その後、鞘状の実がつきます。初秋に茶色く熟しますので、それを翌年の4~5月に種まきすれば、殖やすことができます。
また、挿し木も可能ですが、根がつきにくいので、ある程度たくさん挿し木するほうが成功率は高くなるでしょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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