エバーフレッシュとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
エバーフレッシュ
学名

Cojoba arborea var. angustifolia

和名
アカサヤネムノキ
科名
マメ科
属名
コヨバ属
原産地
ボリビア、ブラジル

エバーフレッシュの特徴

エバーフレッシュは、ボリビア原産のマメ科コヨバ属の常緑高木です。日本では観葉植物として人気ですが、現地では30mを超すほどの高木になります。涼し気な明るいグリーンの葉と華奢な樹形が人気です。

エバーフレッシュは同じマメ科のネムノキと同じく、夜になると葉を閉じて眠ります。これを就眠(睡眠)運動と言います。この就眠運動は、夜間に葉から水分が蒸発していくのを防ぐ為だと言われています。

エバーフレッシュは、春から夏に薄黄緑色の小さな花を咲かせます。花もネムノキの花を小さくしたような、直径2~3㎝程度の花です。花後には赤いサヤの中に黒い種子の入った実を付けます。これがアカサヤネムノキという和名の由来です。

エバーフレッシュの詳細情報

園芸分類 観葉植物
草丈・樹高 1~3m程度
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 薄黄緑
開花時期 4月~9月頃

エバーフレッシュは夜に眠る

エバーフレッシュ

同じマメ科のネムノキやオジギソウにも見られる特徴ですが、エバーフレッシュは夜になると葉を閉じて眠ります。昼間は生き生きとしていた葉が、枝も少しばかり下に降ろすようにして閉じてしまいます。

これを就眠(睡眠)運動と言います。この就眠運動は、夜間に葉からの水分の蒸発を防ぐ為だと言われています。

もし、エバーフレッシュが夜でもないのに葉を閉じているようなことがあったら、水枯れの可能性があります。土が乾いていないかを確認して、水やりを行うようにしてください。

 

エバーフレッシュの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
肥料
開花

エバーフレッシュの栽培環境

日当たり・置き場所

エバーフレッシュは日当たりを好みます。ある程度の耐陰性はありますが、日照不足は枯れてしまう原因になります。日当たりの良い窓辺で管理しましょう。

エバーフレッシュは夏の気温が高い間はバルコニーなどでの管理も可能です。その場合、いきなり室内から屋外へ出すと葉焼け等のダメージの原因になります。徐々に外に出す時間を増やして慣らすようにしてください。

温度

エバーフレッシュは低温にそこまで強いという訳ではないので、霜に当たらない様に気をつけましょう。

ベランダ等で育てらているエバーフレッシュは、外の気温が肌寒くなったぐらいから室内に取り込んで下さい。気温が低くなると生長が緩慢になります。

用土

エバーフレッシュは水はけ良く保水性の高い土壌を好みます。市販の観葉植物用培養土で問題なく育ちます。

エバーフレッシュの育て方のポイント

水やり

エバーフレッシュは気温が低くなると休眠するので季節や気温(室温)によって水やりのタイミングを変える必要があります。

【気温が高いとき】
主に春~秋の生長期では土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。

【気温が低いとき】
エバーフレッシュは気温が低くなってくると生長が緩慢になってきます。そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。具体的には、土の表面が完全に乾燥してから2~3日後に水やりをしてください。

エバーフレッシュを乾燥させて樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げることができます。

水やりの回数を減らしてエバーフレッシュの葉が落ちてきたりするようならば水やりの回数を増やすなど調整してください。

【葉水】
葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。

エバーフレッシュは葉にホコリが積もりやすいので、葉水のときに濡らしたティッシュペーパーか、ハンディモップを使って拭いて下さい。

肥料

エバーフレッシュは生長気に肥料を施すとよいでしょう。緩効性の置き肥が手軽です。

液肥をエバーフレッシュの与える場合は適度な濃度に希釈して与えてください。

冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の生長期に与えるようにします。

 

病害虫

エバーフレッシュは風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあります。注意しましょう。

エバーフレッシュの詳しい育て方

選び方

エバーフレッシュは、葉が生き生きとしたグリーンで、葉の密度が濃いものを選びましょう。日照不足の株は枝が徒長しています。

種まき

種を入手したら春から初夏の暖かい時期に種まき用の土かピートモスなどにまいてください。

植え付け

エバーフレッシュの植え付けは、4月~6月の暖かい時期に行うのがおすすめです。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。根付くまでは水やりをしっかりと行いましょう。

剪定・切り戻し

エバーフレッシュは大きくなりすぎないように適宜剪定するといいでしょう。室内で育てている場合は特に、剪定して好みの樹形に整えるようにしましょう。

植え替え・鉢替え

2~3年に一度は、一回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替えは4~7月が適期です。植え替え後は鉢の下から出てくるくらい、たっぷりと水を与えます。

エバーフレッシュは、ネムノキの花に似た、直径2~3cm程度の小さな薄黄緑色の花を咲かせます。

収穫

エバーフレッシュは、開花後に赤いサヤの中に黒い種子の入った、豆の実を付けます

夏越し

エバーフレッシュは、夏期は生長期です。水を切らさないように、表土が乾いたら、たっぷりと与えます。

冬越し

エバーフレッシュは、冬は休眠期になります。常緑ですが、多少葉を落とすこともあります。耐寒性はあまり強くないので、日当たりの良い室内で管理してください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

エバーフレッシュは、5~8月に挿し木すると簡単に殖やせます。挿し木する際は、余分な場所に栄養が行き過ぎないために、葉は上の方に残して下葉をとってしまいましょう。赤玉土に挿してたっぷり水を与え日陰~半日陰で管理します。発根したら鉢に植え替えてください。花が咲いて結実したら、タネから育てることも可能です。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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