オンシジウム(オンシジューム)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
オンシジウム(オンシジューム)
学名

Oncidium

英名
Oncidium
和名
群雀蘭(むれすずめらん)
科名
ラン科
属名
オンシジウム属
原産地
中南米

オンシジウム(オンシジューム)の特徴

オンシジウムは、世界におよそ400種あるといわれるランの仲間です。花のフォルムが蝶のように見えることから、バタフライ・オーキッドとも呼ばれます。育てやすく、可憐な花が魅力の人気のあるランです。

花色は黄色の他、ピンク、赤、白、アプリコット、紫、茶、その複色などさまざまです。さらにバニラのような芳香のある品種や、小花が無数に咲く品種、近縁種との交雑種など、品種もたくさんあります。真直ぐに茎を上に伸ばすのではなく、弧を描くように曲がった茎に小花をつける姿が美しく、鉢植えだけでなく切り花でも流通しています。花もちが良く、長く楽しめるのも魅力です。

オンシジウムは通常、春から夏にかけて生長し、秋にバルブを太らせて開花します。園芸店などで通年見かけるようになりましたが、もっとも流通量が増えるのは秋から冬です。大きなサイズの鉢から、小ぶりなポット苗まであり、寄せ植えの花材としても人気があります。

オンシジウム(オンシジューム)の詳細情報

園芸分類 ラン
草丈・樹高 20~30cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐陰性 弱い
花色 黄、ピンク、赤、白、アプリコット、紫、茶、複色
開花時期 9月~1月

オンシジウム(オンシジューム)の種類

オンシジウム・ケイロホルム

黄色の小花がかわいらしい原種系のオンシジウムです。

オンシジウム・シャーリーベイビー

赤茶にも赤紫にも見える花色が魅力のオンシジウム。切り花でも人気があります。

オンシジウム・オブリザタム

黄色の花びらに赤い斑が入ったオンシジウム。花付きの良さが魅力です。

オンシジウム(オンシジューム)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
植え替え
肥料

オンシジウム(オンシジューム)の栽培環境

日当たり・置き場所

明るい室内で管理しましょう。カーテン越しの日光が当たる場所や、明るい半日陰が適しています。冷暖房の風が直接当たる場所は、株が弱ってしまうので避けるようにしましょう。

温度

5℃を下回らないようにしましょう。寒いと根が傷み、バルブにしわが寄るなど、株が弱ってしまいます。

用土

水苔を使用して植えこみます。

オンシジウム(オンシジューム)の育て方のポイント

水やり

水苔の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出てくるくらい、たっぷりと水やりします。冬は水やりを控えめにします。乾いてから1~2日空けるくらいのペースで十分です。

肥料

開花中は施肥をしません。4月~9月の生育期は希釈した液肥を10日に1回程度施します。

病害虫

風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあります。葉が重なり合っている部分や、株の裏側など、確認するようにしましょう。

オンシジウム(オンシジューム)の詳しい育て方

選び方

バルブにしわがなく、葉がみずみずしい株が良い株です。根が鉢の外へ飛び出しているものも、勢いのある良い株です。

植え付け

4月が植え付け適期です。水苔を使用して、素焼き鉢に植え付けます。

仕立て方

茎を長く伸ばして花を咲かせるランなので、適宜支柱を添えるなどして折れないようにしましょう。

剪定・切り戻し

花が終わったら、花茎の根元から切り取ります。

植え替え・鉢替え

植え替え適期は4月です。バルブが大きくなり、鉢からはみ出すようになってきたら、一回り大きな鉢に植え替えます。

寄せ植えは、花がおわったら1株ずつ1鉢に植え替えましょう。

canvaオンシジウム

オンシジウムは、秋から冬にかけて蝶のようなフォルムの花を咲かせます。

夏越し

夏は生育期です。表面が乾いたら水やりをし、室内の日当たりのカーテン越しの日光が当たる場所で管理します。

戸外に出す場合は、雨の当たらない場所で、50~60%の遮光をして管理しましょう。

冬越し

水やりを控えめにし、室内の日当たりのカーテン越しの日光が当たる場所で管理します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

バルブが増えてきたら、株分けで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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