ティランジア・カピタータ・ドミンゲンシスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ティランジア・カピタータ・ドミンゲンシス
学名

Tillandsia capitata ‘Domingensis’

英名
Tillandsia capitata 'Domingensis'
科名
ブロメリア科
属名
ティランジア属
原産地
ドミニカ共和国

ティランジア・カピタータ・ドミンゲンシスの特徴

カピタータ・ドミンゲンシスはドミニカ共和国の固有種で、カピタータの基本種ではないかと言われています。

カピタータ・ドミニゲンシスは真っ赤な葉が特徴で、日照が足りていれば常に紅葉しています。寒さに弱いといわれていますが、フンキアナやアンドレアナほどではありません。不定芽を多く出し、すぐにクランプになります。

ティランジア・カピタータ・ドミンゲンシスの詳細情報

園芸分類 ティランジア(エアプランツ)
耐寒性 弱い
耐暑性 普通
耐陰性 あり
花色
開花時期 不定期

ティランジア・カピタータ・ドミンゲンシスの栽培環境

日当たり・置き場所

【屋外】

屋内から屋外に出した直後に直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまいます。最初は日陰に出して徐々に日光に慣らしていくか、30%~50%の遮光をしてください。

遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。

オリーブなどの大きめの庭木を植えてある場合は、コルクに着生させたティランジアを庭木の枝に掛けることで遮光できます。しかし、時間帯によって直射日光が差し込む場合はやめてください

【屋内】

屋内で管理する場合は日光不足になり、徒長してしまうことが多いのでなるべく日光が当たる場所に移動してください。

室内でも直射日光は厳禁です。レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。日光が当てられない場合は、植物育成ライトやメタルハライドランプを導入するなどして補ってください。

用土

カピタータ・ドミンゲンシスは軽石で植え込むか、インテリバークやコルクに活着させるのがおすすめです。

ティランジア・カピタータ・ドミンゲンシスの育て方のポイント

水やり

カピタータ・ドミンゲンシスは週に2~3回を目安に水やりを行います。夏場などの暑い季節は夕方~夜の涼しい時間帯に水やりを行い、寒くなってきたら昼間の暖かい時間帯に水やりをします。

肥料

カピタータ・ドミンゲンシスは肥料がなくても育ちますが、適宜与えると生長が早くなります。生長期に10日~2週間に一度のペースで液肥を与えましょう。冬の休眠期は施肥は控えます。

病害虫

カピタータ・ドミンゲンシスはハダニに注意しましょう。各季節の終わりに薬剤を散布するとよいでしょう。

ティランジア・カピタータ・ドミンゲンシスの詳しい育て方

選び方

カピタータ・ドミンゲンシスは株がしっかりしており、病害虫の発生していないものを選びましょう。

種まき

種が採取出来次第すぐに種まきをしてください。水で戻した水苔の上や濡らしたキッチンペーパーの上に蒔いて、常に濡れている状態にすれば1~2週間程度で発芽します。

植え付け

お好みの用土に着生させてください。

剪定・切り戻し

古くなり、枯れてしまった葉を取り除いてください。

カピタータ・ドミンゲンシスは葉の色と同じ赤い花序に紫色の筒状花を咲かせます。香りはありません。

カピタータ・ドミンゲンシスは葉の色と同じ赤い花序に紫色の筒状花を咲かせます。香りはありません。

夏越し

カピタータ・ドミンゲンシスは気温が40℃以上になった場合は日陰に移動してください。30~40%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。水やりは毎日~2、3日に一度のペースで夕方~夜に行ってください。午前中に行うと暑くなり蒸れてしまいます。

冬越し

気温が10℃を切らないように室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分けと実生をすることができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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