春菊(しゅんぎく・シュンギク)の育て方・栽培|植物図鑑

植物名
春菊(しゅんぎく・シュンギク)
学名

Glebionis coronaria

英名
Crown daisy
和名
シュンギク
別名・流通名
キクナ
科名
キク科
属名
シュンギク属
原産地
地中海沿岸

春菊(しゅんぎく・シュンギク)の特徴

春菊は原産地が地中海沿岸地域のキク科植物で、独特の香りがあり、鍋料理によく利用される緑黄色野菜です。

原産地のヨーロッパでは食用ではなく、主に観賞用として栽培されるほど、春に咲く黄色い花は美しく、春菊という名前がぴったりです。ほうれん草に匹敵するほど栄養価が高く、アクも少ないので加熱はもちろん生でも食べられます。

四国や九州では葉に切れ込みの少ない大葉品種、それ以外の地域では切れ込みのある中葉品種が栽培されています。関西では菊菜とも呼ばれます。

春菊は葉の切れ込みの程度によって大葉種、中葉種、小葉種に分類されます。中葉種がもっとも多く栽培されていますが、その中でもあまり分枝せず茎が伸びやすい品種と、株元からよく分枝する品種に分かれます。育てやすいものとしては、きわめ中葉春菊、菊次郎、株張り中葉春菊などがあります。

株ごと収穫せずに順次わき芽を収穫できる摘み取り型の春菊の方が、長い期間楽しめるため家庭菜園に向いています。

春菊(しゅんぎく・シュンギク)の詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 30cm
耐寒性 やや強い
耐暑性 やや弱い
耐陰性 やや強い
花色 黄色

コンパニオンプランツとしての春菊栽培

春菊はマリーゴルドなどと同じキク科の植物です。モンシロチョウやヨトウムシ、コナガを寄せつけづらいと言われています。白菜やキャベツ、チンゲンサイ、コマツナなどと混植して、害虫予防のためにも春菊を育ててみてはいかがでしょうか。

春菊の苦みを感じない食べ方

春菊は独特の香りや苦みが苦手、という人も多いですが実は苦味成分は茎にはなく、葉を加熱すると出てきます。

苦味のもとはポリフェノールの一種と考えられていて、そのポリフェノールに熱が加えられ、細胞が壊れるとどんどん苦味成分が出てきます。そのため、苦味を感じさせない調理方法はまず葉と茎をわけて、茎は柔らかくなるまで加熱し、その後葉を入れて10~20秒を目安に加熱すれば苦味成分を出さずに調理する事が出来ます。
また品種で区別すると、葉がとがったものより、丸い葉の方が苦味は少ないようです。加熱せずに生で食べれば苦味はほとんど感じないのですが、春菊は傷みやすいので家庭菜園などで自分で作って新鮮なうちにサラダで味わってみてください。

春菊の保存方法

春菊は乾燥しないように濡れた新聞紙でくるみ、ポリ袋にいれて冷蔵庫に立てておきましょう。寝かせると上に伸びようと茎が曲がり、傷みも早くなります。
さっとゆでて冷凍保存もできます。塩を入れた熱湯で30秒ほど茹で、冷水におとしてから水気を良く切ってラップに包み冷凍します。使うときは自然解凍するか、汁物などには凍ったまま鍋に入れても問題ありません。

春菊(しゅんぎく・シュンギク)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
収穫

春菊(しゅんぎく・シュンギク)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりを好みます。風通しの良い場所で育てましょう。

温度

春菊は生育適温が15~20℃と冷涼な気候を好むため春と秋が栽培適期となります。ただし春まきの春菊は生長が早く、とうだちしやすいので、まき時期、収穫時期に注意が必要です。

用土

春菊をプランターで栽培する場合は、野菜用の培養土で育てましょう。
畑栽培の場合は、堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その後堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。

春菊(しゅんぎく・シュンギク)の育て方のポイント

水やり

発芽時や生育途中で乾燥すると生育が悪くなるので、水やりはこまめに行いましょう。

肥料

本葉が3~4枚になった2回目の間引きの頃から、2週間に1回追肥をしてください。
尚、冬季期間の追肥は、温度が下がりすぎると植物が上手に肥料を吸収できず、かえって根を痛めてしまうので控えます。

病害虫

アブラムシ等が発生する事がありますが、他の野菜に比べて、病気にはあまりかかりませんが、アブラムシなどの病害虫を予防するためにも、日頃からニーム木酢液などの忌避剤を使用し、元気に春菊を育てましょう。

春菊(しゅんぎく・シュンギク)の詳しい育て方

選び方

主に種で育てます。シュンギクは、葉の切れ込みの程度によって大葉種、中葉種、小葉種に分類されます。お好みの品種の種を用意しましょう。

種まき

1cm間隔ほどにすじまきにします。春菊の種は好光性種子のため、発芽には光が必要ですので、覆土はごく薄くかけましょう。

間引き

葉が生長して、混み合ってきたら順次間引きましょう。間引き菜もサラダなどで美味しくいただけます。

摘芯(摘心)・摘果

草丈20cmの頃、株元から5~6節を残して主枝の先を摘芯します。その後、わき芽に栄養がいきわたり側枝が生長するので、次々と収穫できるようになります。

黄色い花を咲かせますが、通常は咲く前に収穫してしまいます。

収穫

春まきの場合は、とう立ちしやすいので、株ごと抜いて収穫します。
秋まきの場合は摘芯すると、その後にわき芽が伸びてきて、何度も収穫することができます。

冬越し

冬は気温が0度近くになると、シュンギクの生育が止まります。防寒のため、トンネル栽培にすることで冬越し栽培も可能です。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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