パセリの育て方・栽培|植物図鑑

植物名
パセリ
学名

Petroselinum crispum

英名
Parsley
科名
セリ科
属名
オランダゼリ属
原産地
地中海沿岸

パセリの特徴

パセリの原産地は地中海沿岸といわれています。パセリがヨーロッパ全土で栽培されるようになったのは17世紀頃で、日本には18世紀末にオランダ船により長崎に持ち込まれたため、オランダゼりとも呼ばれていました。

日本でパセリといえば、料理の付け合せに出てくる縮葉種(モスカールドパセリ)が一般的ですが、パセリの原型はイタリアンパセリのような平葉種です。他にも根を食用とする、根パセリもあります。

パセリの詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 20~30cm
耐寒性 やや強い
耐暑性 やや強い
花色 白色
開花時期 6~7月

パセリ栽培の歴史は古く、古代ギリシャでは紀元前 3~4 世紀頃から行われていたようです。ギリシャでは家畜の餌に、古代ギリシャ・ローマ時代には儀式用にも用いられており、華やかな席では出席者が首に新鮮なパセリの花環をかけて、その香りを楽しんだそうです。

一方でこのパセリは冥界の女王捧げられたことや、王族の亡くなった赤ん坊の下に敷かれていた(その赤ん坊の血から芽吹いたのがパセリだったという説もある)などのエピソードから、不吉な植物とされている一面もあります。

パセリが日本に普及したのは、とんかつを考案した銀座「煉瓦亭(れんがてい)」の木田元次郎(きだもとじろう)が、パセリをとんかつに添えたことが、影響しているのではないかと言われています。確かに、欧米では刻んでスープやサラダなどに入れることが多いのに対し、日本では生食や飾りが主流となっていたようです。

今ではパセリのレシピの幅も広がり、ニンニク、オリーブオイルと一緒にペースト状にして、魚介や肉料理のソースに使用したり。果物や野菜と共に、パセリの栄養素を丸ごと取り入れられるスムージーなどにも使用されます。

パセリは小さなプランター栽培にも適していますし、水耕栽培でも育てることができます。専用の水耕栽培のキットがなくても、テイクアウトのアイスコーヒーの容器や、100均グッズ、メイソンジャーなどを使ってお手製の容器で栽培することができます。皆さんも一年中、いろんな方法で収穫できるパセリを育てて、栄養豊富で、彩り豊かな食卓に是非取り入れてみて下さい。

パセリの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
収穫

パセリの栽培環境

日当たり・置き場所

明るい日陰を好みます。

温度

生育適温は15~20℃です。耐寒性・耐暑性に優れているので、1年を通して栽培可能です。

用土

プランター栽培の場合は、野菜用の培養土で育てましょう。
畑栽培の場合は、堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その後、堆肥と元肥を入れ、土になじませましょう。よく耕された湿り気のある土を好みます。

パセリの育て方のポイント

水やり

夏の強い日差しに弱く、乾燥すると下葉が黄色くなります。夏は乾燥しない水やりを心がけて下さい。
冬の水やりは、土が乾いてから与えましょう。

肥料

2回目の間引き後、追肥は月に1度与えます。パセリは1年中収穫できるために、株が疲れていたり、葉が黄色くなってきたら、追肥の回数を20日に1度の割合に増やしてみましょう。

病害虫

キアゲハは葉を食害します。葉にフンを見つけたら、必ず幼虫がいます。1枚1枚注意深く探し、幼虫を捕殺しましょう。
茎がぽっきり折れた状態を見つけたらネキリムシの仕業です。1cmほど土の中を割りばしなどで軽く掘り返しながら探します。大きいネキリムシが2匹もいれば壊滅状態まで食べられてしまいます。

パセリの詳しい育て方

選び方

初心者の場合はポット苗の方が簡単に収穫できます。苗は本葉5~6枚になった葉色の良い元気な苗を選びましょう。

種まき

パセリは2年草のため、2年たつと株が枯れてしまいます。
(※2年草とは、種まきした翌年になってから花が咲くというように、生育のサイクルが2年にわたるもの。)
春まきの4~5月と、秋まきの9~10月の2回まいておくと、新鮮な葉がいつでも収穫できます。
好光性のため土はかぶせず、1か所に3~4粒を手のひらで軽く押さえます。(風の強い場所で種が飛んでしまうような場合は軽く土をかぶせましょう)発芽までは種が飛ばないように注意しながら霧吹きで水やりします。

植え付け

苗の株間は20cm位は空けて植えましょう。苗と同じくらいの穴を掘り、ジョウロでたっぷり水を注ぎます。水がひいたら穴に苗を植えつけ、畝全体に水をかけましょう。

剪定・切り戻し

特に必要ありません。

植え替え・鉢替え

特に植え替えは必要ありません。

6~7月に小さな白い花を咲かせます。

収穫

本葉が12~13枚になったら、外葉から摘み取りましょう。このとき収穫しすぎて、株が衰えないように気を付けましょう。常に8~10枚ほど残しておくと次々と葉を増やし、1年中収穫できます。長く収穫するためにも、花芽は摘み結実しないようにしましょう。

夏越し

耐暑性に優れているので、夏越しします。

冬越し

耐寒性に優れているので、冬越しします。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種で増やします。

間引き

双葉が開いたら元気そうなものを選び2本立ちに、本葉4~5枚のころ1本立ちさせましょう。

プランターやポットにまいた方は、8~10粒まいて、双葉が出たら同じように間引き始め、本葉5~6枚で1ポット1本になるよう間引きましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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